期待したNHKのハイビジョンドラマ「蒼穹の昴」が始まった。
全25回の内、まだ6回目が終わった処だが、期待通りに(私は)大変面白い。
原作は浅田次郎だが、監督も俳優も撮影も殆ど中国だから、時代考証も
いいし、セットも素晴らしい!
とりわけ、主役の西大后を演ずる“田中裕子”の演技は素晴らしい!
せりふは全部中国語で「田中裕子は全部くちパク」だが、そうは思われぬ
程タイミング?が合っていて不自然さを全く感じさせない。
清朝末期国難を背負って、若い皇帝を支え、非情な程冷たく威厳に満ちた
ところや
権謀術数に明け暮れる日々・・・孤独に苦しみながら政治に辣腕を振るう
反面、時には女らしさの本性を見せる。
今まで伝えられ(かたちずくられ)てきた「悪女西大后」と違った西大后の姿
が描かれている「見方を変えたこれが浅田次郎の作の特徴!」
清王朝(満州族)の王族・貴族・役人達のコスチュームや起居振る舞い
煌びやかで珍しいくて美しい。
嘗て、故宮(紫禁城)を見物したことがあったが、紫禁城内のセットは実に
良く出来ていて、ハリウッド並み・・・兎に角毎週楽しみ!・・・
※ でも、不思議なのは、僅か数千万人の北の満州蛮族に、文化と歴史
の誇り高いあの漢民族が数百年(≒300)に亘り征服され(辮髪に耐え)
・・・清王朝に屈服されてきたのか?。 然も六代目の「乾隆帝」の時代
は中国有史以来最高の国土の広さだった。 今の中国はそそれを基準に
領土を主張していると思うが・・・果たして・・・箍が効くか???
※ 話が主題から外れましたが・・・兎に角中国物は面白い!!!。
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