新勝庵

元サラリーマン、映画・読書・芸術好き。
おんとし 92歳 です。

曼珠沙華

2014-09-22 19:10:20 | うんちく・小ネタ

今日は9月23日 ・・・ お彼岸の中日 ・・・

うんじゅう年前、川の土手の曼珠沙華の根を少し掘り起こし、

持って帰って庭の片隅に植えたものが、随分ふえて丁度今

が真っ盛り!

4

私が植えたのは赤だったが、なぜか近年は白が増えた。

 

まあそれはそれで美しい。

5

曼珠沙華(彼岸花)と云えば、あの有名な、少しうす気味悪い

 

白秋の曼珠沙華(彼岸花)の詩を思いだす。

1

GONSHAN (ゴンシャン) GONSHAN 、何処へゆく

 

赤い御墓の曼珠沙華(ひがんばな)

 

曼珠沙華、

 

けふも手折りに来たわいな。

 

 

GONSHAN GONSHAN 何本か。

 

地には七本、 血のやうに、

 

血のやうに、

 

ちょうど、あの子の年の数(かず)

 

 

GONSHAN GONSHAN 気をつけな・

 

ひとつ摘んでも、 日は真昼、

 

日は真昼、

 

ひとつあとからまたひらく。

 

 

GONSHAN GONSHAN 何故(なし)泣くろ。

 

何時(いつ)まで取っても、曼珠沙華。

 

曼珠沙華、

 

恐(こわ)しや 赤しや、まだ七つ、

3

註) 柳川の方言、 “ ごんしやん " とは、良家の娘の事。

 

ーー 意味が謎めいてよく分からない? ーー

 

○ 良家の娘が身ごもって、堕胎して発狂し。 七年たって

 

も、まださまよっている ?・・・ 大正時代のこと(私が子供の

 

頃も、キチガイ(発狂)さんはよく見かけた)

 

○ 白秋が良家の奥さんと不倫関係になり、こっそり堕胎して

 

あれかや七年たつ(生きていれば七才) ・・とか?

 

いろいろあるが、よくは分からない ・・・・・・・

Photo

この詩に山田耕筰が曲をつけた。

 

http://www.youtube.com/watch?v=iPTlZpceSoU