今日は9月23日 ・・・ お彼岸の中日 ・・・
うんじゅう年前、川の土手の曼珠沙華の根を少し掘り起こし、
持って帰って庭の片隅に植えたものが、随分ふえて丁度今
が真っ盛り!
私が植えたのは赤だったが、なぜか近年は白が増えた。
まあそれはそれで美しい。
曼珠沙華(彼岸花)と云えば、あの有名な、少しうす気味悪い
白秋の曼珠沙華(彼岸花)の詩を思いだす。
GONSHAN (ゴンシャン) GONSHAN 、何処へゆく
赤い御墓の曼珠沙華(ひがんばな)
曼珠沙華、
けふも手折りに来たわいな。
GONSHAN GONSHAN 何本か。
地には七本、 血のやうに、
血のやうに、
ちょうど、あの子の年の数(かず)
GONSHAN GONSHAN 気をつけな・
ひとつ摘んでも、 日は真昼、
日は真昼、
ひとつあとからまたひらく。
GONSHAN GONSHAN 何故(なし)泣くろ。
何時(いつ)まで取っても、曼珠沙華。
曼珠沙華、
恐(こわ)しや 赤しや、まだ七つ、
註) 柳川の方言、 “ ごんしやん " とは、良家の娘の事。
ーー 意味が謎めいてよく分からない? ーー
○ 良家の娘が身ごもって、堕胎して発狂し。 七年たって
も、まださまよっている ?・・・ 大正時代のこと(私が子供の
頃も、キチガイ(発狂)さんはよく見かけた)
○ 白秋が良家の奥さんと不倫関係になり、こっそり堕胎して
あれかや七年たつ(生きていれば七才) ・・とか?
いろいろあるが、よくは分からない ・・・・・・・
この詩に山田耕筰が曲をつけた。
http://www.youtube.com/watch?v=iPTlZpceSoU