先日、民生委員の方が訪ねて来られて、米寿おめでとうのお
祝い金を戴いた。
多年にわたり、社会に尽くして来られ ・・・ と言われるとすこし
いや大いに恥ずかしい限りで、ただひたすらに生きてきて、
気が付いたら88歳(正式には来年1月)になっていたと言うに過ぎな
い。
大正14年に生まれ、小学生から「忠君愛国」一色の教育を受
け、軍事教練の5年間の後満19才で一年繰り上げの徴兵検
査。 見事 甲種合格でただちに福岡の連隊に入営
入隊時の写真。戦況の芳しからざる様子は既に分かっていたか
ら99パーセント生きては帰れないと覚悟は決めていた。
♪ 歓呼の声に送られて ・・・・・ ♯
それから 「朝鮮龍山」での約一年間の軍隊生活。随分しごか
れ、つらい思いもした。 だが何回かの動員(戦地ゆき)にも免
れ、 まあ色々あったが無事帰って来られた。
運が良かった!としか言いようがない。 後で知った事だが動
員された同年兵の多くは、台湾沖で輸送船ごと潜水艦にやられ
て死んだ者がおおいとか。
我々世代は、誰しもそうではないか?と思っているが、1945(昭
和20)年を境に太い線で劃されている。
昭和21年が人生の一歳で、あとは余生(拾った人生) ・・・
つまり来年は余生68年目。
ぶらりと出かけた町の祭りで街頭似顔絵描きに描いてもらった
もの。 うーん! よく似ている。
俳優の「大滝秀治」が亡くなった、同年齢だそうだ。
TVで言っていたが、なかなかの読書家だったが、最後は赤塚
不二夫のコミックが好きで 「これでいいのだ」 が口癖だった
とか!
私も天才バカボンの赤塚大博士?の名言 “ これでいいのだ
” が大すき ・・・ そして付け加えると “ なるようにしかなら
ないのだ ”