今年の新春歌舞伎は、歌舞伎座が改築中のため、新橋演舞
場で「め組の喧嘩」が上演されている。
ふとしたことから、江戸火消し「め組」の鳶と、場所中の相撲取
りの喧嘩がはじまり、お互い意地の張り合から ・・ 江戸を沸
かせた大喧嘩となった。 命知らずの火消と力自慢の力士達
の舞台いっぱいの喧嘩の大立ち回りが見せ場 ・・・ 。
これは文化二年(1805年)に、実際にあった事件を河竹黙阿
弥が芝居にしたものらしい、 歌舞伎の定番。
尾上菊五郎演じる、め組の頭〝辰五郎”の引くに引けねえ
男伊達 ・・・
火事以外では打ってはならない「禁制の半鐘」を打ち鳴らし
気勢を挙げて繰り出す、鳶口を持った、め組の火消し達 ・・
大喧嘩は押したり 引いたり でなかなか決着が付かず、次第
に規模は大きくなる ・・・・ 何とか奉行所の仲裁で引き分け
か ・・・
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これは、昨年11月パソコンクラブの作品展に出展した、
私の「パソコン画作品」です。 (A3伸び 329×483㎜)
ある雑誌に載っていた、錦絵の写真を元に、私が少しアレン
ジ、オーバーにして描き「め組の喧嘩」と勝手に題名を付けて
出展したものです。
そしたら、正月にこの芝居があった(TVで見た)全幕とおしで
見たのは初めてだが、 芝居では刀を抜く場面はなかった!