新勝庵

元サラリーマン、映画・読書・芸術好き。
おんとし 92歳 です。

缶ビール

2011-04-10 18:47:04 | うんちく・小ネタ

ビールは瓶!然も麒麟でなくっちゃ。

三菱系の社員は麒麟以外は呑まなかった。バーや 飲み屋に行っても胸の

Photo_2  バッジを見ればバーテンは黙って麒麟を出した。それは麒麟ビールが

三菱系列だから ・・・ でもそれは昔の話しで、今はどうかなー??

当時の麒麟は宣伝は一切しなかったが、シエアーは75%を切ったことがな

かった。 でも今やその神話は完全に崩れ、ビールの戦国時代になった。

そのきっかけを作ったのは「アサヒ」が “ ドライ ” を発売してからだったと思う。

それと、ビールは瓶でなくっちゃ!のこだわりも完全に無くなって、今はスーパー

やコンビニには瓶ビールは置いてなくて、「アルミ缶」が主流で然も銘柄・種類

がメチャクチャに多い。

リタイヤして、こだわりを捨て慣れると、缶ビールが一番軽便で飲みやすく

便利が良く銘柄は何でもいい・・・・アルコールも4%から7%アップした。

Photo_3

ビール缶を潰して、あれこれ並べ変えて、構図を作って「油絵」に画いて、

それを素材にして「木版画」にしたもの(手間が掛る!)

初期の頃昭和60年代・・・「太平洋美術会」に入選した頃の作品。

Photo_4

「木版画」・・「失われた日々」・・60 ㎝ × 70 ㎝

平成5年始めての受賞作「太平洋美術会奨励賞」東京都立美術館ホール

で受賞式・・二階の大食堂でレセプションがあった時、本部版画部部長から

「大学生が来るかと思った」と言われた!・・思い出の作品。

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「太平洋美術会」は平成8年にグランプリを取り、正会員にまでなったが、

体力の限界を感じ今は退会して、専ら体力を使わず頭を使う「パソコン」に

凝っている。

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パソコン画 ・・・ ビール缶の持つ味わいは今も同じ・・・

3

 ― 日野葦平の ビールの歌 ―

ビールこそよろしきものか白き泡   かみつつあれば世界はいらず

エジプトのナイルのほとりピラミッド  築ける昔にビールは生まれぬ 

コボコボと鳴れるビールのこの音に  我一生をあやまると知る

  以下・・長いから省略する・・・

注)日野葦平は若松の人で、若松駅前に「日野葦平記念館」がある

「糞尿譚」で芥川賞を取った・・「麦と兵隊」「花と兵隊」・・兵隊物シリーズ

で有名!主に戦中に活躍した人。