J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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カリスマの存在92 【J特】

2011-07-30 00:40:33 | カリスマの存在

 またまた黄色い記事ですいません。動画を見ていたら、ちょっといいシーンがあったので、紹介してみようかと思いました。大津選手が、ドイツのボルシアMGへ移籍が決まり、先日国立で開催された鹿島戦で、終了後にセレモニーがあったのですが、なかなかいいシーンでした。なかなかああいうシーンは作れないだろなと思いました。ようつべ動画(1つ目)で少し紹介。8:10くらいからご覧ください。その2

   
 試合後、ゴル裏へ大津が行き、トラメガで一通りの挨拶。涙も出て、感動の旅立ちシーンでした。これはどこのクラブでもある風景。黄色いチームは違います。
 そこから、みゃ長さんから「上がれ!」と声がかかり、サポーター席へ向かう。少し段差がありますが、みゃ長さんと、もう一人のサポーターが手を引っ張り、よいしょとサポーター席に入る。そして、お立ち台がありますが、何と脚立?じゃないかな。立つ空間が狭そうでしたが、それはそれで味があっていいなぁと。サポーターからTシャツを手渡される。手作りのオリジナルTシャツで背中には大きく「大津祐樹を止めないで」の文字。これはチャントの文句で、原曲は郷ひろみの「お嫁サンバ」です。オーロラビジョンにその模様が映ったのか、笑いが起こる。そして、みゃ長さんから再びトラメガを渡される。

 再び挨拶。「最後に歌(チャント)が聞きたいんです」と言うと、「自分で歌うの?」と。横でサポーターが「自分で、『大津祐樹を止めないで』(イントロ部分)でいこう」とアドバイス。大津選手が慣れた口ぶりで「大津祐樹を止めないで~」と歌うと、サポーターのチャントの大合唱。こういうシーンは日立台が多いのですが、今回は国立。1万人まではいないでしょうが、5千人以上の大合唱。同じ大人数でも、単に大勢入っているというものでなく、みんながちゃんと大きい声でチャントを歌える。これってスゴいと思います。画像では、後ろのオーロラヴィジョンのその模様が映されていて、なおさらそのスゴさが強調されます。

 締めの言葉で「柏ー!ガチ最高ー!」と叫ぶ。サポーターも大歓声で応える。いいシーンでした。ピッチに降りた時にサポーターから、(たぶん)大津選手を描いたゲーフラをプレゼント。それを国旗のように背中に羽織って少しその場を歩く。そのまま、ベンチ方面へ足を向けると、そこには選手達の姿。
 北嶋選手から黄色い花束贈呈。大谷選手会長から、選手のサインが入ったユニフォーム、自分で来ていたのを脱いで笑顔で渡す。とここまでは1つ目の動画(スカパーかな)でした。

 2つ目の動画発見。その続きがありました(笑)。大谷がユニフォームを渡して、「じゃ!」と選手がみんな引き上げていく(笑)。「おいおい!これで終わりなの!?」的に大津が突っ込んで追っかける。これは選手で申し合わせていたボケなのかな(笑)。TJとか真顔で「じゃ、頑張れよ。バイバイ!」的に。
 北嶋が「胴上げしてやろうぜ」、大津が「お願いしますよ~」というやり取りを想像。みんなが駆け寄って胴上げ。でも、最後は地面に落としたようにも見えます(笑)。大津が頭を掻いて立ち上がったんで・・・
 
 面白かったですね。さすが選手もお笑い系。この日一連のセレモニーを楽しめたサポーター達も幸せですね。黄色いチームでは、日立台で選手がサポーターに挨拶をする時は、サポーター席というのをよく見かけます。選手だけではありません。あのネルシーニョ監督もJ1昇格を決めた去年の試合で、サポーター席に入って挨拶をしています。
 ネクタイ締めてメインスタンドを向いて、堅い挨拶というシーンはありがちですが、こちらはゴル裏の前でサポーターに向けて挨拶、そこまでも他のチームならあるでしょう。でも黄色いチームは、サポーター席に立っての挨拶。これは他のチームではありえないシーンでしょう。これが普通にできる黄色い人達は素晴らしいと思うし、同じノリでできる黄色い選手達も素晴らしいと思います。しかもお笑い系で。

 また、選手とサポーターの距離の近さも感じました。この息がぴったりな感じは普段もある程度交流できていないと、ここまで噛み合わないと思います。どこだったか、「プライベートでサポーターと接することは認めない」と思われるクラブを見かけました。確かにある程度必要なルールなのかもしれませんが、ファン・サポーターとのふれあいがないのは、選手もファン・サポーターから「力」をもらえないし、ファン(行政も)から「何様だ」と陰口を叩かれると思います。ネットだったか、そういうところは「選手を街に出さないのは、自分の悪口を言われるから?」という声も聞いた事があります。具体的な状況はよくわかりませんが、この動画を観ると「こうあるべきだ」と実感します。
 以前にアカデミーとトップの垣根がない「幸せな関係」と紹介しましたが、ファン・サポーターと選手との距離が近い「幸せな関係」であると思います。

 更に、大津の移籍記者会見がまた面白い。確か2人くらい他の選手が同席し、ボケと突っ込みのお笑い会見だったと聞いています。大津選手頑張って欲しいと思います。以前のニュースで、向こうの監督に「プレーを観たが、必要な選手とは思えない」とコメントされて帰国し、今シーズンは国内残留確定と報道されていたので、今回再度移籍が決まったニュースを聞いて、正直クラブ間だけでの合意と心配していますが、監督が変わるかもしれないし、ホントどうなるかはわかりません。
 ドイツで雑音を跳ね飛ばして、活躍して周りを見返して欲しいと思います。くれぐれも「やはり帰国」という事にならないように。頑張ってください。

 サポティスタの記事で、「大津の国立での最後の挨拶の様子をYouTubeにアップしたところ、『そのチャントをボルシアパークで歌って大津を歓迎したいので教えてほしい』とボルシアMGのサポーターからメッセージが。はたして、ドイツのサポーターにお嫁サンバは伝わるのか」とありました。ドイツサポーターがお嫁サンバのメロディを歌ったらタマげるだろな。想像は膨らむ。

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