日本代表のこと・・・384

　ＴＶ観戦レポです。
　今日も留守録観戦です。今大会は今のところ、すべて生では観てません。正確にはちょっと違うのですが、それはまた後日。Ｅ－１サッカー選手権女子の第３戦で優勝決定戦になりました。今日の相手の北朝鮮はＦＩＦＡランク10位に対して日本は８位と一応格上です。現在、東アジアＥ－１選手権２連覇中です。手強い相手です。同じ勝ち点６でも得失点差で日本が１点少ないので、点を取って勝たないと優勝できません。先発では現時点の最強メンバーなのかな。サイドから早くボールを放り込むのが北朝鮮の戦術です。日本は中国戦から先発メンバー５人を変えて臨んでいます。
　　　
　キックオフ。日本のメンバー23人の平均年齢は25.3歳に対し、北朝鮮は21.0歳で、若くエネルギッシュなチームに攻守に圧倒されます。それにしても21歳というのは若いです。想定内とはいえ、北朝鮮のプレスは相当強いです。男子の韓国のように、日本にとって堅いカベのような存在。最近、北朝鮮を超えたのは'04年アテネ五輪予選最終予選で３－０で勝って出場権を獲得した試合ですか。今まで歯が立たなかった北朝鮮を破って、アジアの盟主を奪った試合でした。
　日本はしっかりセカンドボールが拾えています。北朝鮮の大応援団がやってきています。北朝鮮は直近で２回優勝していますが、日本はその前で２回優勝しており、ガチで競り合っています。相手が超攻撃的で来るので、今日の日本は攻撃的な戦いをやっているように見えます。前半を見る限り、がっぷり四つの攻防で、どっこいどっこいという印象でした。心なしか今までの日本の試合の中で一番ボールのスピードが早い気がします。スコアレスで前半終了。
　　　
　そして後半スタート。選手交代は無し。ふと、黄金時代のなでしこの選手を思い出します。大儀見選手（今は永里選手か）の絶対的決定力を思い出しますね。やはり今の岩淵選手や田中選手とは格が違いました。宮間選手とのコンビネーションも完璧でしたね。大儀見選手は今どうされているのかなぁ。宮間選手も。福元選手もＩＮＡＣさんで出場３試合ですか・・・　ここで岩淵選手に替わって中島選手投入。今大会１ゴール１アシストのベテラン選手。
　北朝鮮は総攻撃を仕掛けてきます。後半20分、北朝鮮がＰＡ外から遠目からのミドルを打って、ネットを揺らしてしまう。日本痛恨の失点・・・　０－１。得点者は今大会４ゴール目のキム選手。勝つためにはあと２点が必要となりました。

　得点を狙うために中島選手をどう使うかで模索しているようです。日本はこの試合シュート自体が少ないです。シュートを打たなければ得点は増えません。ボール保持率は６対４で日本の方が多いのに。左サイドから崩され、ゴール前真ん中でさばかれ、右側からシュートを決められる。日本痛恨の失点・・・　０－２。２点目は良くないですね。ここで高木選手に替わって菅沢選手を投入。初出場だとか。日本は３バックにして前掛かりの布陣。ここで籾木選手に代わって中里選手投入。身長が140ｃｍ代で小柄の選手です。最後までなかなかマイボールにできません。ここでホイッスル。

 北朝鮮は３連覇。今大会、優勝賞品が政治的配慮でもらえない覇者です。日本は力負けですね。ゲキサカによると、ゴール裏のサポーターの不満が爆発し、試合後に協会への不満をぶちまける怒号が引き上げる選手達に浴びせられたとありました。日本協会の田嶋会長も「世界に離される一方になる」とコメントしていて、昨日の試合は日本女子サッカー界にとって、大きな痛手の様子。
　Ｗ杯で再び雄姿を見せる前に、まずはアジアで北朝鮮の存在を超えなければなりません。黄金時代を思い出して、早く蘇生して欲しいです。早くも来年春からＷ杯予選が始まってしまいますが。日本女子サッカーはまだまだ冬の時代です。若手とベテランの融合ができていません。明日の男子、頑張ってもらいましょう。