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日本代表のこと・・・287

2015-04-17 00:02:49 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 3月の強化試合が終わって試合が無く、ネタ枯れの時期のはずが、ハリル監督の周辺は相変わらずにぎやかです。まずはロシアW杯アジア2次予選の対戦相手が発表されました。
 そして、J1・J2実行委員会で日本代表監督として初めて出席し、いろいろと記録に残る発言をされたようです。注目すべき内容だったので、抜粋して紹介させていただきます。
         
【宇佐美選手へのダメ出し】
 14日に開催された、J1、J2実行委員会で各クラブの代表に対し1時間にわたってJリーグ勢の課題、改善項目を主張。3月の親善試合で招集した29選手の体脂肪率が記載された資料を示し、合格は11%未満の選手、11%台は黄、12%以上の選手は赤くマーキング。「赤い印の国内組はフィジカルの準備ができていない」と厳しい口調。
 「例えば宇佐美。物凄く能力はあり、かなり期待もしている」と抜群のセンスを絶賛する一方で、「たくさん変えないといけない。それをやれば欧州のどこでもプレーできる」と説明。示した資料によれば、宇佐美の体脂肪率はワースト3位の14.1%。12%以上だとケガが増えるとして、期待が大きいからこそ改善を要求。
 国内組の体脂肪率が高い傾向は顕著。8人の赤印で海外組は川島と吉田のみ。ワースト1位は興梠の16.4%、2位は太田の15.2%。各実行委員に対し「クラブでしっかりトレーニングを」と伝達。監督は3月の強化2試合もデータ化し、チュニジア戦での全員の総走行距離は115km、ウズベキスタン戦は117kmという結果。海外組の人数は1戦目が4人、2戦目は7人。体脂肪率の傾向と総走行距離はリンクしているな傾向。
 他にも「速いけどプレースピードは速くない」「球際に強い選手はいない」などJ幹部には耳の痛い内容の連続。更には「日本には疲労回復の文化がないので、日本協会会長に施設建設を要求した」と、要求は多岐に渡っている。
【Jリーグや元代表監督にダメ出し】
 視察したJリーグの戦術面についても指摘。「横パスやバックパスが多い」「速い攻撃は遅攻より3倍効果的」と改善点を指摘。ザックジャパンのコロンビア戦については「攻撃をしながらも守備を組織することが大切。私は全くやったことのない戦術で、『私たちを殴ってくれ』と言っているようなもの」と厳しい指摘。
【審判にもダメ出し】
 Jリーグのレフェリーに対し、少し相手に触れただけですぐに笛を吹くと疑問を呈し、選手が球際に強くなるには、審判も欧州基準への変化が必要と主張。
スポニチアネックス該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/04/15/kiji/K20150415010170790.html
サンスポ該当記事:http://www.sanspo.com/soccer/news/20150415/jpn15041505060001-n1.html

【明くる15日の釈明】
 ハリル監督は15日の取材で、3月の合宿時に測定した選手の体脂肪率の数値が流出した事を反省。スピーチした際に掲げたリストから詳細なデータで、本来は代表スタッフのみが知る機密情報で、選手も他の選手の数値までは知らされていなかったという事で「私の責任」と釈明。
 また、そのスピーチで体脂肪率15.2%として公表された太田選手が、実際には9.4%程度であると発表。その使用されたリストの数値は簡易測定の値であったことが判明。実は、3月の代表合宿で行ったのは、体重計のような機械に乗る簡易計測。体格、体質によって大きな誤差が出るとか。
サンスポ該当記事:http://www.sanspo.com/soccer/news/20150416/jpn15041605030001-n2.html
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150415-OHT1T50248.html

 舌禍によるちょっとしたトラブルになりましたが、それもハリル監督の「レベルアップして欲しい」という強い優しさからくるものだと思います。宇佐美選手の否定記事は無く、本当の様子ですが、次の招集の時はきっと体を絞ってやって来る事でしょう。期待が大きいから具体的に名前を挙げたようにも思えます。これからもどんどんこういう話題を提供して欲しいですね。

コメント
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