J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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選手等による復興支援活動

2012-07-23 00:27:55 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 事例紹介コラムです。
 昨年、当ブログでは3月11日から東日本大震災の発生を機に、「東日本大震災」カテゴリを作り、レポしてきました。先日、J2熊本が先週の九州北部豪雨を受け、クラブとして復旧活動を実施されました。今回から「東日本大震災等災害関連」とカテゴリ名を変更して、紹介していこうと思います。こういう活動はクラブによって温度差(当ブログを観ている方はよくご存じ)が非常に大きいですが、熊本さんは公共財として、Jクラブとしての意識がとても高い事がよくわかりました。以下、抜粋して紹介。
      
 7月18日は2部練習の午後のトレーニングを急遽中止。白川の氾濫によって浸水した熊本市北区の龍田地区へ出向き、ボランティアで汚泥かき出し作業を実施。
 参加者は池谷社長以下、高木監督、コーチ、選手ら45名。この日は20名・20名・5名の3班に分かれて3軒の住宅へ移動。
 取材を兼ねて同行した住宅は川が目の前に流れる立地で、庭先から玄関、門柱のあたりと、高さにして地面から140cmほどまで水が来た様子。スコップでかき出した泥は阿蘇の火山灰を含んでいることもあって非常に重く、バケツや一輪車を使って運び出した選手たちも相当こたえた様子。
 作業は午後2時から約2時間、20名で生垣部分や玄関前、さらに庭の一部の泥出しを行い、確かにずいぶんと除去できたのだが、元通りにはまだまだ遠い状態。
 「想像していた以上にひどくて、人手が足りないと感じました。胸が痛みましたけど、手伝わせてもらうことで家の方の笑顔が見られたのは良かったです。それでも地道な作業が必要だと思うし、1人でも多くの人がボランティア活動してもらえたら」と南選手のコメント。
 また、地元出身の矢野選手は、「最初は僕らが2時間くらい手伝って状況が変わるのかなと思ってたんですけど、作業としてもハードで2時間くらいが精一杯。多くの人が少しずつでもやっていかないといけないなと感じます」とコメント。
J's GOAL該当記事: http://www.jsgoal.jp/special/2012j2/diary/article/00140803.html?type=1&year=2012&month=07&day=19

 また、明日20日には、クラブスタッフが「阿蘇市災害復旧支援活動」として、被害の大きかった県北部の阿蘇地域に出向く予定。継続事業チーム関係者以外の参加・協力も呼びかけているそうです。クラブ公式HPに募集詳細が載っています。以下、抜粋して紹介。
 
 集中豪雨による浸水被害を受けた住居等への復旧活動の一環として、20日(金)に㈱アスリートクラブ熊本スタッフが、阿蘇市災害復旧活動を実施。クラブスタッフと一緒に参加できる人を募集。参加希望者は下記の阿蘇市災害ボランティアセンターへのボランティアの参加受付が必要。
・日 時: 7月20日(金)8時30分
・集 合: 旧役犬原小学校(ボランティアセンター)
・内 容: 屋内及び敷地内の泥だし作業、家具の移動・濡れた畳み上げ、屋敷拭き掃除
・参加予定: J2熊本クラブスタッフなど
・募集範囲: 全国(高校生以上)
・用意物 : 
 ボランティア活動できる汚れても良い服(長袖、長ズボン)、長靴(必需品)、飲み物、お弁当
 タオル、帽子、防塵マスク、厚手のゴム手袋、園芸用スコップ
※ボランティア活動保険は、事前に各自加入。
J2熊本公式HP:http://roasso-k.com/news_view.htm?id=201207&news_id=2336

 もし、こうした復興支援活動やチャリティーに関心の低い方がおられたら、九州まで参加というのは簡単には言えませんが、よく活動レポを観て欲しいと思います。東北の震災、原発事故、九州の大雨災害は、「よそで遭った、うちには直接関係ない事」ではなく、同じ日本人として考えなければならない事だと思います。「復興募金よりも自分とこへの寄付が大事」「地域の賑わいよりも、うちの儲けが大事」という姿勢・気持ちがもしあれば、実はジワジワとクラブイメージが変わっていっていると思います。

 アウェー松本戦へ行ってきました。その模様は明日。

コメント
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