3日の山陽新聞に「実践! 地域の再生 1.プロスポーツによる振興」というタイトルで、J1新潟の紹介記事がありました。なかなか読み応えのある内容で、とても勉強になりました。以下、抜粋して紹介。
人口約240万人。スポーツ後進県と言われた新潟で生まれたJ1新潟は、地域密着型の市民チームとして成長。「一度スタジアムに行くと一体感に感激し、リピーターが広がった。親子、祖父母意と孫などが一緒に応援する姿が目立ち、そのうちチームはかすがいという言葉も聞かれるようになった」とクラブ事業部長のコメント。
スポンサーは焼く180社。一つの大企業を抱えるのではなく、多くの企業が出資。後援会は県内に41ケ所。他に首都圏など県外に3ケ所。個人会員8,977人。法人会員1,027社。
アルビレックスチアリーダーズの存在が大きい。オーデションで選ばれた女性らによる日本初のプロリーダーチーム。このチアリーダーズは、「アルビレックス」の名前を持つ他の競技チームすべてを応援する総合型クラブの象徴。
池田会長のコメントもありました。
日本にはプロ野球があるので、大きな企業の出資によるものがプロという概念があるが、地域のみんなで総合型スポーツクラブを作り、その頂点がプロチームという欧州型を目指した。
新潟には大企業がないので、欧州のように広く薄い資金援助で支える方法を取った。W杯後も地域おこしに役立つと思い、チーム存続を図った。やはり広く薄くしかないと思い、県内ほぼすべての市町村に後援会を置き、年間個人1万円、法人3万円を集めて支える態勢を作った。
サポーターのすそ野拡大が必要で、町内会に無料招待券を配布し、毎回ほぼ満席になるようにした。見た人は今度はチケットを購入して観戦したり、後援会入会も増えて、良い循環ができた。
チームが強くならないと盛り上がらないと言われるが、そうではない。自分たちのファミリーであり、自分たちが育てるいう思いがチームを支えている。家族のコミュニケーションの手段としても活用され、勝てばどこかの家で酒盛りが始まる。それは地域のコミュニティーにもつながる。
新潟の成功は、地域における精神的な核の誕生につながり、失われたコミュニティーが復活したと考えている。
また、最後に傍士理事のコメントもありました。
・地元企業が総出で支援をしている
・サッカーだけでなく、他の競技も含めた”オール新潟”として盛り上げている
・地域の人たちが自分たちのチームという意識を共有できる
これらが地域力となって、他の分野にも生かされている。
いろいろと学ぶキーワードもありました。「リピーター」「県内ほぼ全市町村の後援会」「すそ野拡大(草の根運動)」「ファミリー」「地域力」という、当サイトで何度も出た言葉の他に、「チームはかすがい」や「オール新潟」という新しいキーワードも教えていただきました。
一時期は順位で下の辺りにいたJ1新潟も、今や首位をうかがう位置にあり、ACL出場も見えてきました。全くうらやましい限りなり。
アルビレックス新潟公式HP:http://www.albirex.co.jp/
新潟関連⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081009
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071224
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060722
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060309
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051229
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050919
人口約240万人。スポーツ後進県と言われた新潟で生まれたJ1新潟は、地域密着型の市民チームとして成長。「一度スタジアムに行くと一体感に感激し、リピーターが広がった。親子、祖父母意と孫などが一緒に応援する姿が目立ち、そのうちチームはかすがいという言葉も聞かれるようになった」とクラブ事業部長のコメント。
スポンサーは焼く180社。一つの大企業を抱えるのではなく、多くの企業が出資。後援会は県内に41ケ所。他に首都圏など県外に3ケ所。個人会員8,977人。法人会員1,027社。
アルビレックスチアリーダーズの存在が大きい。オーデションで選ばれた女性らによる日本初のプロリーダーチーム。このチアリーダーズは、「アルビレックス」の名前を持つ他の競技チームすべてを応援する総合型クラブの象徴。
池田会長のコメントもありました。
日本にはプロ野球があるので、大きな企業の出資によるものがプロという概念があるが、地域のみんなで総合型スポーツクラブを作り、その頂点がプロチームという欧州型を目指した。
新潟には大企業がないので、欧州のように広く薄い資金援助で支える方法を取った。W杯後も地域おこしに役立つと思い、チーム存続を図った。やはり広く薄くしかないと思い、県内ほぼすべての市町村に後援会を置き、年間個人1万円、法人3万円を集めて支える態勢を作った。
サポーターのすそ野拡大が必要で、町内会に無料招待券を配布し、毎回ほぼ満席になるようにした。見た人は今度はチケットを購入して観戦したり、後援会入会も増えて、良い循環ができた。
チームが強くならないと盛り上がらないと言われるが、そうではない。自分たちのファミリーであり、自分たちが育てるいう思いがチームを支えている。家族のコミュニケーションの手段としても活用され、勝てばどこかの家で酒盛りが始まる。それは地域のコミュニティーにもつながる。
新潟の成功は、地域における精神的な核の誕生につながり、失われたコミュニティーが復活したと考えている。
また、最後に傍士理事のコメントもありました。
・地元企業が総出で支援をしている
・サッカーだけでなく、他の競技も含めた”オール新潟”として盛り上げている
・地域の人たちが自分たちのチームという意識を共有できる
これらが地域力となって、他の分野にも生かされている。
いろいろと学ぶキーワードもありました。「リピーター」「県内ほぼ全市町村の後援会」「すそ野拡大(草の根運動)」「ファミリー」「地域力」という、当サイトで何度も出た言葉の他に、「チームはかすがい」や「オール新潟」という新しいキーワードも教えていただきました。
一時期は順位で下の辺りにいたJ1新潟も、今や首位をうかがう位置にあり、ACL出場も見えてきました。全くうらやましい限りなり。
アルビレックス新潟公式HP:http://www.albirex.co.jp/
新潟関連⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081009
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071224
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060722
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060309
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051229
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050919