J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

日本代表のこと・・・91

2009-08-09 00:50:29 | サッカー(日本代表、W杯等)
 水原国際ユース大会が終了しました。U-20の4カ国代表で争われたこの大会で、若い岡田ジャパンは韓国に1-2で敗れ、通算1勝2敗の勝ち点3で3位に終わっています。ちなみに優勝は3連勝の韓国。日本は南アフリカには勝ちましたが、エジプトに負けています。
 韓国には、この世代でも勝てません。去年の秋のアジアユース準々決勝で、0-3の大敗した相手。U-20W杯出場権を8大会ぶりに逃す屈辱に合わされた相手なので、雪辱を果たすべきが、見事返り討ち。一体・・・トホホ
            
 最近、当ブログで取り上げるフットボールウィークリーで、加部究氏とセルジオさんのコラムで、代表監督論を述べていました。抜粋して紹介。

【加部究コラム】「助っ人監督のメリット」
 先日、日本サッカー協会の犬飼会長と原技術委員長にインタビューをした。外国人監督を雇わない理由について、犬飼会長は「ヒディンクは短期で結果を出すが、何ももたらしていない」と指摘し、原氏は「その前に、しっかりと個を育てない限り勝てない」と話していた。
 ヒディンクのようなスーパー助っ人的な監督を連れて来て結果を出しても、日本サッカーの底上げには繋がらないという考え方です。

 確かに底上げに近道はない。地道に育成から見直すべきだというなら、それは正論である。むしろ代表監督に高給取りの指導者を据えるより、優秀な育成統括責任者を外国から招聘し、啓蒙を図った方が得策だ。
 また過去にも、日本代表強化のために外国から指導者を招いても、一見効果が長続きしなかった例がある。古くはクラマー氏。メキシコ五輪で銅メダルを獲得したが、その主力メンバーが高齢化すると長い低迷に陥った。
 トルシエも日本をベスト16に導いたが、彼の代表監督在職中、瞬く間に広まった3バックも、今ではほとんど見られなくなった。同じように、韓国のヒディンクもしかり。

 だが当時主力だった元韓国代表選手達は今、指導者に転身し、ヒディングのエキスを若い選手たち、あるいは子供たちに還元している。また何より世界でベスト4という快挙は、多くのファンを魅きつけている。
 クラマー氏も、日本サッカーに文明開化をもたらしている。代表強化だけでなく、指導者養成、日本リーグ創設やスタジアム整備の提唱……、そんな第一期ブームの渦中で育った人たちが、現在ピッチ上だけでなく、企業、メディアなど様々な分野に散ってサッカーを支えている。
 一方、トルシエも、フラット3の議論等で、無数のファンが戦術に興味を持ち、サッカーの見方が深まったという側面もある。ナショナルチームが興味を集め、その周辺で活発な論議が繰り広げられるというのは、普及面でも多大な効果があり、それは有形無形の財産をもたらしたと言える。

  日本人に適したサッカーをするために、スタッフまで日本人に拘る必要はない。外から眺めた方が、的確に特質を見抜くというのは、よくある話である。ただし彼らに文化の構築まで期待するのは、高望みが過ぎると思う。

該当HP:http://footballweekly.jp/archives/874884.html

 こちらの岡田ジャパンも頭痛・・・当ブログとしては、日本人監督信奉論は論外。外国人監督は新しい刺激・文化を与える存在として好ましく、日本人というなら、一番の理想は指導者の「欧州組」を作る事。例えばレアルのコーチを長年やれば、おのずから素晴らしい指導者になるのでは。岡田監督に期待するなら、5年くらい欧州へ修行に行ってもらってはいかがかと。

【セルジオ越後コラム】総監督? 監督? 好き放題のU-20人事
 先週末から今週にかけて、立て続けにU-20日本代表の遠征チームが発表された。このチームは'12年のロンドン五輪を目指すチームだが、今年エジプトで行われるU-20W杯への出場権を逃している。つまり現時点では具体的な目標を失っているわけだ。でも、そこでどんな強化指針を持って取り組んでいくか、協会がしっかりとしたビジョンを持ってやっていかなければならないのだけど、協会の指針のなさが、実はスタッフ人事を見ていてもよくわかる。

 2つの大会のメンバー表を見ると、それぞれスタッフが違う。韓国へ行くチームは、岡田武史監督を筆頭に、コーチが大木武、大熊清、小倉勉、加藤好男と、完全にA代表スタッフで固めている。一方のスペイン遠征チームは、総監督が岡田で、監督に西村昭宏、コーチは相馬直樹と慶越雄二となっている。
 はて、このチームの監督は、コーチは、いったい誰なんだ? 西村監督はどういうスタンスで仕事をするのかな? これは、実に新しくておもしろい試みだね。どういう意図でこういう編成になっているのか、まったく理解できないけれど、なんだか協会内の仲間内で好き放題回しているだけ、というような印象を拭えないね。その時期ヒマな人、手を挙げてってな感じだよ。

 仮に大会で内容的にもボロ負けしたとしても、責任は誰が取るんだろう。その所在もはっきりさせていないよね。 こんな状態では、国際大会に参加することに意義がある、経験になるといった大義名分を掲げて、まさに、参加するだけで終わってしまう気がするよ。そこに果たして意味があるのかな?
 こうなったら、A代表も同じようにすればいいのに。遠征や大会を、それぞれ違うスタッフで行って、一番結果を出したスタッフ陣でW杯に出るんだ。そしたらW杯の監督は誰になるだろうね。まったく、これが冗談になっていないのがつらいところだよ。
該当HP:http://footballweekly.jp/archives/880179.html

 相変わらず辛口です。このU-20は次の五輪代表、W杯代表を目指すべく重要な世代です。「谷間」と言われていますが、今の流れでいいのでしょうか。14日からはスペインの大会に参加しますが、頑張って欲しいです。

 昨日びっくりしたニュースを聞きました。J1神戸の社長が、「降格すればフロントにも責任? それは当たり前。うまくいかなければ辞める。その覚悟がなければ勝負できない」と、J2に降格したら退任する覚悟とか。「当たり前」と口にして、残留争いへ自らの退路を断つ構えを見せたという事ですが、降格があるJ1のフロントは、首をかけて戦っているんだなぁ、厳しいなぁと改めて思いました。
 昨日も閲覧多かったです。勝利の味は濃いですね。閲覧数:931PV、訪問者数:417IP
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする