J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

真の県民クラブへ2

2008-12-10 00:25:36 | ファジアーノ岡山
 昨日の山陽新聞にいい記事が載っていました。
 「課題山積 鍵は地域力」という事で、来期のJ元年に向けたファジの課題を独自な視点で挙げられています。簡単に紹介します。
 
         
 予算と成績は比例するため、収入源としてスポンサー料とともに入場料の獲得に力を注いでいく必要があります。今季の入場者数は1試合平均でJFL3位の3,665人だが、J2平均の約7,000人は及ばない。
 集客アップにはリピーターが鍵を握ると考え、雨天などでも足を運びやすい桃スタ周辺や、練習拠点となる灘崎町総合公園多目的広場サッカー場近辺を中心に、体制が整い次第、担当社員を張り付けて町内会や婦人会を通じて一層のファン掘り起こしを図るとしています。

 また、Jリーグ経営諮問委員の方は「Jリーグクラブを作るのは比較的簡単だが、できた後が大変」と指摘されています。記事では最後に都道府県別対抗戦とも言われるJリーグ。ファジの浮沈は、岡山の地域力をいかに引き出し、結集できるかに懸かっていると締めくくっておられます。
 なかなか読み応えのある記事で、スポンサー様でもある山陽新聞社の強いメッセージを感じました。

 当ブログでは「真の県民クラブ」という表現で、クラブ作りの理想像を個人的に描いています。今まで携わってきた経験スタッフだけでなく、Jのフィールドでは今までは横で静観していた方々にも、協力を仰がれたらいいのにと思ってしまいます。特に行政。財政的な支援を期待するのは現実的に酷ですが、例えば県から市町村へファンクラブへの加入促進運動を展開してもらうなど。
 2年前だったかに、県から行政に関係する各方面へ「シーガルズを応援する会」への入会案内が幅広く流れていたのを思い出します。今もそうですが、県庁へ行っても振興局へ行っても、市役所へ行ってもどこにも「シーガルズを応援する会」ポスターを貼っているのを見て、「うらやましいなぁ」と思っていました。
 前にも紹介しましたが、富山は積極的な市町村デーを催されていましたね。

 当ブログを見ていただいているある方から、メッセージをいただきました。
「これからは、何よりもコンスタントな観客数(有料の)がまず評価されますので、『来場促進運動』大いにがんばってください」

 あくまで個人的な思いですが、来季の入場者数の不安材料があります。次の3点です。
①土曜日開催の増加(日曜と半分くらいですが、最終節などは全部土曜)
  ・・・観客に加えて、運営ボランティアなども仕事で欠席の人が出てきますね。
②入場料の値上げ
  ・・・当然、全席1,000円という訳にはいかないでしょう。
③燃え尽き症候群
  ・・・今まではJ昇格を目指して突っ走って来たのが、目標が薄れてしまった。
    実際にJ2に昇格して減った例もあったそうです。

 先日の忘年会で、無作為にファジについて聞いてみました。「J2に昇格した」事を知っていた人は、思ったよりは多くてホッとしました。が、「入場券で2千円(例えばの金額です)払って観に行ってくれますか?」と聞くと、反応いろいろです。「有名な選手がいないサッカーの試合に、2千円払って観に行く価値があるのか?」と逆に質問されてしまいました。

 自分でも例えば、いくら面白いからと言われても、全く馴染みのないJ2の他県他都市の試合を2千円払って行くか? と言われたら微妙です。また、去年だったか桃アリにbjリーグを観戦しましたが、特に馴染みの選手もいない香川のチームを応援しにリピーターとなれるかと聞かれたら、これまた微妙です。
 これと似たような心理作用が、今まで桃スタにファジを観に行った事がない「ビギナー」の方々に当てはまるのでは?と、個人的に思います。

 1回観に行ってくれても、次もまた観に行ってくれるかとなれば、また微妙な話になってきます。仕事柄、商売はいかにリピーターを作っていくかという話を耳にタコができるくらいに聞いたし、してきましたが、全く同じ話です。
 この話に今度は「Jリーグの試合を観るワクワク感」と「有名チームや有名選手が見られる期待」というプラス要因があり、それと先ほどのマイナス要因とのバランスによる結果がどう出るかだと思います。

 私は所詮草の根レベルでしか行動はできませんが、真の県民クラブにしていくために、県民1人1人で友人知人を誘い合わせて、桃スタへ連れて行かねばなりませんね。
 そして、ファンがまわりにできたら、地域のファンクラブや職場のファンクラブを作っていきましょう。Jリーグには「イレブンミリオン」という壮大な事業目標がありますが、最近は不況のために選手の大量解雇や、予算の削減というマイナスニュースをよく聞きます。草の根レベルから「来場促進運動」頑張りましょう!
 私も来季は少しでも、「連れて行ってくれたら一緒に行くよ」という友人知人の手を引いて、桃スタロードを歩こうと思っています。
Jリーグ「イレブンミリオン」プロジェクトHP:http://www.j-league.or.jp/aboutj/plan100year/index_02.html 
コメント
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