迷建築「ノアの箱家」

ひょんなことからNOAに選ばれし者として迷建築「ノアの箱家」に住むことになったKOKKOの笑ってあきれる自宅建築奮戦記

牡鹿、バスと遭遇する

2010-10-08 20:38:48 | 高槻の観光案内

動物ウォッチング

帰宅途中、乗っていたバスが急にスピード低下、しまいには停止した。

フロントガラス越しに前を見ると、立派な牡鹿が一頭、雨の降る道路の中央で立ち往生している。

対向車線上にはもう一台バス。高槻行きのバスだ。

中央砕石近辺の山の斜面では牡鹿をよく見かけるが、道路まで降りていているのを見かけるのは珍しい。

道路際を歩いているのはほとんど雌鹿かバンビだ。

運転手は鹿が危険物に直進してくるのをよく知っている。

2台のバスは鹿がどいてくれるのを待つようにしていた。

しまいに痺れを切らしたこちらのバスの運転手は、車線を越えて右に車体を大きく振った。

が、鹿はまたもやバスの前に。左に車体を振ると鹿も左に。

同じ場所でジグザグジグザグ。

対向車のライトに照らされる牡鹿のシルエットの美しいこと。雄雄しいこと。

やがて、牡鹿は、採石場横のタイヤ置き場へ移動。

いつ飛び出してくるか分からないので、二台のバスはのろのろ、のろのろ・・・。無事、通過した。

 

この近辺では、先月にも雌鹿が轢死していた。(正確には衝突死)

頻繁に起きる鹿との衝突事故。

獣道を車道が横切る形になっているからだろう。

いたち・狸・狐が死んでいることは頻繁。気の毒な事態ではある。

 

原地区ではツキノワグマが出て、子ども達が集団下校するという事件が数年前にあった。

福井→朽木(滋賀)→美山(京都)→丹波(兵庫)→中国山地(岡山)にまで移動していくツキノワグマがいるらしいが、樫田は行政上は大阪府ではあるが、地理的には丹波地区に属するので、熊の移動ルートに入るからだろう。

同様に、愛知県で捨てられたアライグマが帰化繁殖、西進、樫田・原などの高槻北部が大阪府最初の生息地となった。

アライグマは可愛い顔に似合わず、凶暴で鋭い歯で噛み付くので危険だ。

樫田の老人ホームの駐車場裏手の山にも大量に住んでいて道路際まで親子で出てくるが、市では捕獲用の檻を無料配布している。

ここも獣道で、いろんな動物がよく歩いているのを見かける。

 とにかく、いつ獣と出会うか分からないので、夜道を歩くのは危険だ。

イノシシとの遭遇が怖い。

囲炉裏茶屋の山から下にかけての道も獣道で、鹿や猪とよく出会う。

和里庵の坂道から私の部屋の前を通って駐車場に至り、そこから下の道路へと降りていく雄の猪の成獣がいるが、幸い私はまだ鹿としか出会っていない。

とにかく、夜は危ない。

犬の放し飼いは当たり前だし、連中は私の飼っているミニウサギのチョコちゃんを寄ってたかって籠ごと引きずっていこうとしていた。

多勢に無勢。恐ろしい光景だった。

犬も野生の獣だと感じる樫田である。