una buona osteria.

美味しいこと、楽しいこと、好きなこと、いろいろ書きます♪

11月の課題と枕詞

2013年11月17日 | お習字のこと
あしひきの・・・って枕詞だそーです(笑)
やますそを長く引く、とか、足を引いてあえぎつつ登るという語義があって、かかる語は、山、峰。
かな書道、11月の課題は、新古今和歌集 秋歌上 398
あしひきの 山路の苔の露の上に 寝覚め夜深き 月をみるかな
歌意は、山の路で苔に露が降りている上で眠っていると、ふと目覚め、夜が深くなったことを感じさせる月の光を見ることであるよ。
左がお手本で、右が練習したものです。

あしひきの


先月の展覧会用の練習のたまものなのか、近頃は、お手本を見て数枚書いたら、最初、なんだかよく分からなかった文字が浮かんで見えるようになってきた!
少しは成長したのかなー。
今日、お稽古の後、ずいぶん良くなって来たよ、これからもっと良くなるから大丈夫、って先生から言葉を頂きました。
やった-。

お茶会と二次会へ

2013年11月17日 | お茶のこと
毎年平日に執り行われることが多い、鶴岡八幡宮御献茶式とお茶会、今年は土曜日に行われるとのことで、はじめて足を運ばせていただきました。

鶴岡八幡宮


とはいえ、風邪で木曜日と金曜日会社を休んでいたkao、S先生や社中のみなさんとの9時の鎌倉駅での待ち合わせを、受付のお時間に変更させていただいて11時過ぎに鶴岡八幡宮に到着しました。
午前中はお天気もよく、受付までまだ時間があったので、大石段を登って本宮にお参りしました。

鶴岡八幡宮本殿


最初のお席は、点心のお席。秋の実り、秋の彩りですねぇ~。

点心


この後は、薄茶席を2席、どちらも素晴らしいお道具の数々を拝見させていただき、最後は鎌倉支部の学校茶道のみなさんの立礼席。初々しいですねぇ~。
少し前から雨がぱらぱら落ちて来ました。汗をかいて外に出たので、少し寒気が・・・早々に、八幡さまをあとに帰路につきたいところですが、19時から横浜でKくんの二次会に出席するミッションが。
まだ15時・・・どうしよう。紅谷さんでクルミっこを買って、そうだ、大佛茶廊さんに行ってみよう♪

大佛茶廊


こちらのお店の営業は、土日祝日の正午前より日没までとのこと。
ちょうど、お客さまが誰もいらっしゃらなかったので、どこでもお好きなお席をどうぞとご案内いただき、こちらのお部屋の、

大佛茶廊お部屋


お庭に面したお席に。

庭に面したお席


美鈴さんの上生菓子を戴きたいところでしたが、すでに薄茶席で戴いていたので焼き菓子のついたコーヒーを、お庭を眺めながらのんびり味わわせていただきました。

コーヒー


kaoがお席に着いてすぐ、お客さまも増え始め、書き物をされている方もいらっしゃいました。
時間には少し早かったけれど、外に出て、横浜へ。
二次会は、とっても楽しく、Kくんの会社以外でもとってもいい奴加減を感じて、末永く楽しい日々が続きますように、って願わずにいられませんでした。おめでとう。

Kくんおめでとう



kaoはこの後風邪が悪化して、翌週も会社をお休みしてしまいました。しょぼーん。

ものがなしい、ものなのですね

2013年11月10日 | お習字のこと
10月最後の書道教室の日、うっかり10月の課題が終わっていなかったのに、普通の練習の百人一首の歌を先に練習しちゃった。
先生に、9月と10月の提出を勘違いして、10月はもう提出しましたーなんてうそついちゃったりして。
その百人一首はこちら。

月みれば



古今和歌集 巻第4 秋歌上 193
大江千里(おおえちさと)の、月みれば ちぢにものこそかなしけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
歌意は、月を見ていると、いろいろともの悲しく感じられる。なにも私ひとりだけに来た秋ではないのだけれど。
そういえば、秋って、楽しかったまぶしい夏が終わって、なんだかもの悲しいものだったんですよねぇ~。
kaoにとっては、美味しいもの沢山の秋、芸術の秋、読書の秋、着物の秋、紅葉の秋・・・で、心躍っちゃう秋だけどなぁ~。

ぶらりつたやさんぽ

2013年11月09日 | 美味しいこと
とある日曜日、ひさびさぶらり代官山さんぽ♪
梨花さんのお店でウィンドウショッピング♪

梨花のお店


2階のカフェレストランでテイクアウトしたのは、ラッシー♪おいしぃ~。

ラッシー


梨花さんのお店の後は、辺見えみりちゃんのお店へ(笑)
どっちも、混雑しているなぁ~。
そして、やっと初来店、代官山 蔦屋書店♪

代官山


あーここ、近所にあったら毎週末、朝から夜まで入り浸ってしまいそう。
いろんなジャンルのマニアックな本が、マニアックにおしゃれにディスプレーされていて・・・ここに住みたい(笑)
で、もう1カ所、訪れたかったのが、代官山 蔦屋書店と同じDAIKANYAMA T-SUTEの敷地内、GARDENにあるIVY PLACE

IVY


お昼少し過ぎに到着したら、当然のことながら行列ができていて、2時間待ちというので電話番号を伝えて、予約の番号を受け取ってからいろいろ散策。
お腹空きすぎて、途中、パン屋さんでクロワッサン食べちゃったりして(笑)
そろそろ散策も飽きたなーというところで、ちょうどお電話いただき、この入口から入って、

入口


お席に通していただきました。
インゲンのジェノベーゼのリゾットと、

ジェノベーゼのリゾット


ホタテのソテー、アスパラガスのグリルとマッシュポテト レモンクリームソースと、

ホタテのソテー


そして、クラシックミルクバターパンケーキ

パンケーキ


おいしかったー。
この後、代官山アドレスに入っているお店で、ニットを1枚買って帰って来ました♪
大満足の三連休真ん中の日曜日でした。

つぼつぼとぜんざい

2013年11月09日 | お茶のこと
これもまた、1ヶ月程前のことですが、10月の懐石料理のお教室です。

10月の山里


10月は、口切茶事の懐石料理教室です。
名残茶事のお献立では、夏のものを食材に取り入れましたが、口切茶事になると夏の食材や10月に使ったまつたけや青背魚は使わず、冬にかけての食材である銀杏、海老芋、蕪、しめじ、鮃、伊勢海老、甘鯛、真名鰹、牡蠣、蛤などを取り入れます。

菊団子の入った味噌汁、向付は鯛の昆布〆、そしておめでたい時につけるつぼつぼに、柿なます

折敷


味噌汁の中の菊団子、つやつやもちもち、キレイ。

菊団子


鯛の昆布〆は、柵取り、皮をひいて、薄造りにして、昆布で挟んで、盛りつける、までを実習しました。

向付


柿のなます、おいしぃ。

つぼつぼ


つぼつぼに入った紅白なますは、おめでたい席や、はじめてのお茶事に招かれた方のお席に付けられますが、宗旦が初午(はつうま)の日に伏見稲荷で売られていた壺型の土器(かわらけ)を見て考えついたと伺いました。
当時、口をつぼめてとがらせることをつぼ口、つぼつぼ口と言っていたそうで、その口の形と、宗旦が気に入った壷型の土器の口の形が似ているのでそこから名付けられた・・・そうです。
さらに、茶事にはじめて客を招くことを初招き(はつまねき)、つぼつぼは初午の日に売られていたので初午(はつうま)、それをかけて、席開きやはじめて招いたお客さまのお席につぼつぼを添えるようになったのだとか。
先日伺った月釜のお席では、炉縁の塗りにつぼつぼの蒔絵が施されていました。お正客の方のご質問ではじめて気がつきました。なるほどねぇ~。
しかも、三千家でそれぞれ使うつぼつぼの絵柄が異なるんですって。お家に帰ってきてから検索してみると、ほんとだ、つぼつぼの配置が少しずつ異なるのですね。
こういうことを知ることができるのが、お茶の魅力ですかねぇ~。物知りおばあさんを目指しますっ(笑)

煮物椀は、冬のおめでたい食材である伊勢海老を使って

伊勢海老


伊勢海老、蕪の銀杏のすり流し。美しいなぁ~。

銀杏のすり流し



焼物は、真名鰹を使って

真魚鰹


真名鰹の味噌漬です。

真名鰹のみそ漬け



強肴は、蛸の柔煮、海老芋、菊菜

強肴



八寸は、牡蠣旨煮、百合根

八寸



香の物は、沢庵、塩押茄子、赤蕪

香の物



床のお軸は、「万重関鎖一時開」
重たい鎖があるきっかけでぱっと開ける・・・悟りを表現しているそうです。「開」を炉開きの開と開眼するの開で、炉開きの時に掛けられることがあるお軸なのだそうです。

万重関鎖一時開


また、懐石料理を試食させていただいた後の薄茶のお席です。口切茶事のお教室に合わせて、炉のしつらえにして下さいました。ありがとうございます。

薄茶のお席



お菓子は粟ぜんざい♪
粟は、蒸した後についていないので、もっちりしている粟ではなくて、うーん、クスクスのような感じ。新鮮っ。
そして、黒文字と赤杉が添えてあります。

粟ぜんざい


隣のお席の方に、どうして黒文字とお箸が?どうやって戴けば・・・と質問をいただき・・・はい、お箸で戴くように黒文字と赤杉で戴けばいいのだと思いますよ。と、こういうところで、はっきり言えないこの自信のなさ(笑)
さらに、どうしてかは、聞かないで下さいね♪と満面の笑顔っ。
黒文字1本では戴きにくいお菓子の場合には、赤杉のお箸を用意する、というのは教えていただいたのですが・・・。
本来は赤杉の箸は、使い終わったら折ってお返しします。
そういえば、何年か前のお稽古の時、縁高の中には何が入っていたのかな。かっさが、黒文字と赤杉を人数分用意して乗せて下さっていたのに、ん?何このお箸・・・黒文字が足りなかったのかしら、って、赤杉を水屋の棚にしまっちゃったことがあったっけ・・・。

お菓子といえばもう一つ。講義と実習の間のおやつの時間に出していただいたのは、スイートポテト。上下に焼き色がついていて、香ばしくって、なのにしっとりしていて、おいしかったー。

スイートポテト



今回も、大変ためになった、口切茶事の懐石料理教室でした。