蟹・道楽日記

まこヲタ蟹の右往左往を綴る日記

美瑛今更紀行その2

2007-09-06 22:18:47 | ロケ地
留辺蕊神社を後に、車はいよいよ「丘の町美瑛」の心臓部に入る。
神社に来る際に目標とした「西美の杜美術館」は、元々は閉校になった
西美小学校である。この西美小学校では、ふるさとPVにおける石黒さん
親子のブランコのシーンが撮影されている。
他にも美沢小学校では同PVの保田親子のシーンを撮影。
先ほど立ち寄った美馬牛小も合わせて、要するに美瑛のふるさとPV撮影
地を巡るヲタツアーは、実質的に小学校巡りとなっているのだ。

しかし我々が今向かっている小学校は、ふるさとのPVには出てこない。
いよいよここからが今日の本題。
「『BSまるごと大全集100%モーニング娘。高橋・小川牧場体験』
のロケ地を巡るツアー」
なのだ。

だいたい、美瑛旅行をネタにしたヲタのブログは沢山あるが、このNHKの
神番組について触れる人はほとんどいない。
たまに文中で「そういや小川と高橋も来た事があったね」程度で済まされて
しまうのである。そうですか、5期はそんな扱いですか。
それなら我々が行って、ちゃんと書かなければならない。

訪れるべきはまこ愛が牧場体験をした「岩田牧場」と、同じく番組に登場した
「美田小学校」である。小学校は地図に出ているし、牧場も近くにあるだろう。
これらの場所へ行き、外から写真を撮って(もちろん牧場内部に入るには
許可がいるし、お願いすること事態迷惑だろう)終りだろうが、それだけでは
あまり面白くないと思う。

そこで「『小川麻琴100%』のロケ地を探そう!」という
もう一つのテーマを用意しておいた。
小川ヲタで小川麻琴100%を最近見てないという人は、もう一度見て欲しい。
きっとニンマリせずにはいられない。


「おーいここだよぉ」と間抜けに登場するシーン。
そう!この場所を探そうというのだ。


「アフォの子」というキャラを確立したインタビュー。
後ろの丘に木が1本立っている。これが目印になるかもしれない。


見えにくいが、麻琴の後ろに車が走っている。丘から下ってくる道路。
これも目印になる。


食卓に乗せる蓋を説明する麻琴。ここで右の手摺に注目。
丸い照明器具が付いている。つまりここはどこかのテラスか展望台。
あるいは遊歩道のような場所ではないか?

これだけの材料でロケ地が分るかどうか?
こういうテーマを持たせるとロケ地巡りは面白くなってくる。
(他の人が訪れた場所をただなぞるだけじゃ、正直物足りないからね)
そこで走りながら、丘の上に1本立つ木を探すようにしていた。
しかし北区さんが「あそこにもあるよ」「ここにもあるよ」と指を指す。

「丘の上にポツンと1本樹が生えてる」という光景は、美瑛では
ごくありふれた光景だ。さすがにハードルは高い。
しらみつぶしに見ていく時間は無いので、とりあえず当初の目的地の
美田小学校へ向かって行った。

あと少しで美田小ということろで目の前に「岩田牧場」の看板が見えた。
あわてて車を止める。


岩田牧場さんの看板。
その前の道路が、番組の冒頭でまこ愛が手を繋いでいた道路だ。




岩田牧場に手を繋いで現れるまこ愛。
このシーンこそ、まこ愛のベストショットだろう。


おみやげに牛乳を貰って帰っていくまこ愛。

この先に、美田小学校がある。

北海道の酪農が厳しいと聞いていたので、岩田牧場がなくなっていたら
どうしよう?と心配していたが無事に現在も続いているようだ。
奥のほうではトラクタが作業をしているようだった。

それでは美田小学校へ行こう。もうすぐそばのはずだ。
車を走らせて数秒後に、美田小学校の校舎が見えた。

近い!

岩田牧場と美田小って、お隣だったんだね。
歩いても2分くらいだろう。北海道みたいに隣の家まで数百メートルなんて
のが普通の地域で、この学校の近さは凄い。岩田さんのお子さんは、
休み時間に家に帰れたのではないか・・・・

美田小まで歩く2人
当然、このシーンは牧場から車で移動して、撮影用に学校の近くから
歩き出したと考えていたが、この距離だと二人とも牧場から直接歩いて
やってきたのだろう。手を繋いで。

後ろに見えている牧場施設が岩田牧場だ。


美田小前の無料野菜販売所を見物するまこ愛。
ズッキーニやプチトマトを売っていた。


現在その販売所は跡形も無く撤去されている。

先ほどから美田小と書いていたが、正確には「旧美田小」である。
この小学校は平成17年3月をもって、閉校となったのである。
西美小学校は美術館になったが、この学校については特に施設が
利用されている様子は見えない。


先ほどから美田小と書いていたが、正確には「旧美田小」である。
この小学校は平成17年3月をもって、閉校となったのである。
西美小学校は美術館になったが、この学校については特に施設が
利用されている様子は見えない。

玄関の中にあった「さようなら美田小学校」というパネルによると、
この学校が開校は明治42年だという。1909年だからほぼ100年前だ。
その頃からこの辺の開拓が進んでいたということだろう。
先程訪れた留辺蕊神社を始め、古い小さな神社が沢山あるこの町は
古い歴史が残っているのだ。

まこ愛が子供たちと遊んだ体育館。
学校の建物はまだ新しい。


「ねばり強くがんばる子」の標語もポツンと残っていた。



子供たちの作った農園を見学するまこ愛
この農園では、生徒と先生方がトマトやズッキーニを作っていた。


現在の様子。
急速に自然に戻りつつある。



太陽がかなり傾いてきた。次は再び「ふるさと」PVロケ地である
「親子の木」である。この木はふるさとPVの象徴的シーンを撮影
している場所だ。
「親子の木」は名所なのであちこちに案内標識が出ている。それを
たよりに進んでいくと見つかった。

夕方時で逆光になってしまって見にくいが、2本の木の間に
小さな木が1本立っている。ちょうど親子が子供を真ん中に
並んでいるように見える。だから「親子の木」なのである。

この親子の木の下まで農道が伸びている。しかし車での進入は
農作業に支障が出るので止めて欲しいと看板が出ている。
仕方ないので近くに車を止めて、歩いていくことにした。


親子の木まで伸びる狭い農道

すぐ近くに見えている親子の木だが、歩いていくと結構距離があった。
数百メートル歩いてようやく到着。ここがふるさとの聖地。


右側にゴチャゴチャとあるのが親子の木である。
重なっているので3本の木であるとは分りにくい。
奥に移っている1本の木は、また別の木である。親子の木から
少し離れて立っている。

「ふるさと」撮影時は道路は未舗装だったが、その後早い時期に
舗装されてしまい、撮影当時を再現することは出来なくなって
ヲタには不評のようだ。まあ地元の人には知ったこっちゃ無い話。

歩いて車に戻る。
歩くのが面倒くさいなと思っていたのだが、この歩いた時が
一番北海道の大地を感じた時間だった。土の匂いがするし
風を感じるし、何より周囲の風景が素晴らしい


「空が近いね」と北区さんが言ってた。
本当にそうだと思う。手が届きそうな青空。