蟹・道楽日記

まこヲタ蟹の右往左往を綴る日記

2008年5月3日~祝祭音楽劇トゥーランドット~に行ってきた

2008-05-06 10:49:58 | Weblog


大阪で祝祭音楽劇トゥーランドットを見てきた。

ずっと赤坂でやっていたのでそっちで見れば良いのだが
(そもそも赤坂のACTシアターの杮落とし作品だし)、
平日は時間がとれないし休日はチケットがとれない。
結局見ることの無いまま東京公演が終わってしまった。
そこで梅田芸術劇場での大阪公演を見ることにした。
手に入れたのは1階の18列目の席。

本当は開演の30分前には入場して座席でゆっくりと
幕が上がるのを待ちたいところ。ところがGWならではの
ハプニング。
まず新幹線の指定席が取れず自由席に乗るしかない。
東京駅はそういう境遇の人で溢れかえっており、一部の
のぞみ号は乗車率200%だったらしい。
ホームに人が多すぎて列車に乗ることも出来ない様だ。
長時間行列して”次の次の次の次”くらいののぞみ号に
なんとか乗り込むことが出来た。まだ間に合うはず。

ところが新大阪で東海道線に乗り継ぐと電車が動かない。
なんと尼崎で線路から煙が上がったとかで運転見合わせ。
あわてて地下鉄乗り場まで走って御堂筋線で梅田を目指す。
梅田到着は開演15分前。ヤバイ。

ところで梅田芸術劇場への行き方が分からない。
阪急梅田駅の方だよね、と大体は分かるものの巨大迷路の
ような梅田ターミナルの中でどっちへ向かえばいいのか
分からず右往左往。
なぜか駅構内の案内図には芸術劇場が載ってない。
真夏のような暑さの中、携帯のGPSナビを頼りになんとか
芸術劇場に駆け込んだのは13:01。ああ1分遅刻。



入口で「お急ぎください」と案内される。
まだ開演してないようだ。
スーツ姿の女性スタッフに案内されて自分の席に座る。
開演直前に汗だくの男が駆け込んできて周囲の客はさぞ
ウザかっただろう。申し訳ない。本当に申し訳ない。

息を整える間もなくオーケストラが演奏を始めた。
開演だ。
すぐ横の通路を3人組が歩いていく。

遅れてきたお客さんかな?と思ったらその3人こそが
岸谷五郎、安倍なつみ、小林勝也であった。旅人の3人が
謎の女皇帝トゥーランドットが納める国ににたどり着く
ところから物語は始まる。

内容についてはネタバレになるので書かない。
トゥーランドットについてだが、もう説明の必要が無い
くらい「荒川静香」「トリノ五輪」のイメージが付いてる。
”イナバウアー”というキャラクターが登場するお芝居だと
思っている人もいるとかいないとか。
要するにプッチーニのオペラとして世界的に有名。
オペラなんて見たこともない俺であるが、プッチーニの
名前はさすがに知ってる。「トスカ」とか「蝶々夫人」
という作品名も聞いたことはある(見たことは無いけどね)。

今回のトゥーランドットはプッチーニのオペラを上演
するのではなく、オリジナルのものだ。

演出は宮本亜門。音楽は全て久石譲の書下ろし。
なんか凄い名前が並んでいる。
さらに衣装は「乱」でアカデミー賞(衣装デザイン)を
受賞したワダエミが担当。もちろん全て一流の職人による
手作りで、主役のトゥーランドットが着るブルーの衣装は
制作費数百万円。
なっちの着る衣装も職人が何ヶ月もかけて製作したとか、
プログラムの解説を読むだけで眩暈がしてくるくらい
巨額の制作費をつぎ込んだ公演なのだ。
なんと劇場の係員の女性にも衣装を着せているのだ。

ステージのセットは巨大な階段が中心。宝塚よりもスケール
のでかい階段だそうで、このステージを走り回る出演者は
総勢60人。人数だけなら横浜アリーナのハロコン負けない
のだろうが、もちろんこちらの出演者は普段ミュージカル
などに出演しているプロの方々。通路を歌いながら走って
くるときは凄い迫力。本当に大きな声で歌いながら客席の
間を駆け抜けていく。歌なんて上手くて当たり前って感じ。
全員が出てくるアンサンブルとかもう口をぽかんと開けて
感心するしかない。

今回の舞台が発表された時に周囲のハロプロファンが心配
していたのは「なっちがそんな舞台に出ていいの?」と
いうことであった。
ところが赤坂で初日を迎えて以降、なっちの評判は上がる
ばかりである。各方面で好評なんだそうだ。
また福田花音の絶賛振りはちょっと異常だ。


そんなわけで期待の高まるなっちを見た感想は一言

「こりゃすごい!」

主人公カラフ(岸谷五郎)の召使いで、カラフを愛し、
カラフのために戦うリューを演じているのだがもう凄い
勢いでリューになりきってる。
いままでもなっちの舞台を何本か見てるけど、なっちの
芝居はいつも「なっち臭」っていうか、キャラクターで
ある以前になっちであるっていう雰囲気になるわけだ。
いい意味でも悪い意味でも。

それが今回のリューでは全然なっちっぽくない。
カラフを守るために必死で戦うリューは、旅人である事
を表現するためメイクなども汚しが入っている。
その汚れた顔で目を爛々と光らせ、兵士に抵抗したり
石を使って鉄扉を破ろうとする迫力と凄み。
知らないまま見ていたらリューを演じてるのがなっちだと
気づかないままかもしれない。
それでも美しき宦官ミン(早乙女太一)を励ます部分とか
になるとちょと「あ、なっちだ」と思える部分も見せる。

そして歌。これもまた上手い。
いつもと違ってかなりミュージカルっぽい歌い方だから
結構訓練したんだろうと思う。

そんなわけで休憩時間や終焉後は回りのおばちゃんたち
の間で なっち大絶賛大会 である。
「なっちすごいねー」とか「なっちがよかったね」とか。


ちなみに観客の70%は女性だったと思う。

とにかく梅田芸術劇場はさすがに一流劇場であり、
絨毯はフカフカ。高い天井にはシャンデリアが吊られ、
劇場そのものが豪華絢爛。
あちこちに着物姿の女性がいる。着物で観劇とはリアル
なセレブ階級なんだろうね。
お客さんには芝居やミュージカルのファンが沢山いる
ようだが、それ以外だと中村獅童さんや早乙女太一君
(若手の女形俳優でまだ16歳!)のファンも多そう。
関連の商品も売られている。

われらがハロプロ軍となるとかなり少数派。それでも
ヲタは見て分かるけどね。ヲタにとってはアウェイな
現場だけど、黙ってお芝居見るだけならあまり関係は
ないだろう。
でもネットで見るとヲタT着てくるヲタがいるとか?
そういうのは良くないね。TPOをわきまえないと。
とにかくすばらしい舞台なんだからそれなりの心構え
が必要だと思う。トゥーランドットを見た後ベリキュー
合同コンに行くとか、言語道断!

さてこのお芝居を人に勧められるかどうかだけど、
たしかに、「?」な部分もあることはある。
まず脚本だがあまり凝ってはいない。あっと驚く展開も
ないし感動して泣ける部分も特に無いかな。
トゥーランドットについてはあまり共感できなかった。
トゥーランドット役のアーメイの片言の日本語も違和感
が強い。(庶民階級とは言語が違うという設定にすれば
良かったんじゃないか?)
ラストも「うーん、それでよかったののかなぁ・・・」
と何となく煮え切らない感じがした。
まあそんな不満が出るのは仕方が無い。人によって
受け止め方もさまざまだろうし。

ただ間違いなくこの舞台は凄い。
日本で上演される舞台のなかでも何年に一度っていう
レベルじゃない?
なっちを見ると蕁麻疹が出るとか言うんじゃなければ
もう今からでも絶対見たほうがいい。

普段から劇団四季とか見てる人ならいいけど、舞台なんて
モーニング娘のミュージカルと劇ハロくらいしか見てない
という人は一度トゥーランドットを体験すべき。
チケ代もS席だと13000円くらいするが内容を考えると
高くはないしむしろハロプロより良心的かもしれない。

東京公演は終わってしまったが大阪(5/9まで)、名古屋
(5/13~5/22)でやってるのでまだ間に合うよ!(笑)

2008年5月3~4日~Berryz工房&℃-ute 仲良しバトルコンサートツアー2008春~

2008-05-05 14:50:11 | Weblog
ベリキュー合同コンサートの最終節である大阪公演に行ってきた。
大阪厚生年金会館で2日間3公演が行われる。
チケットは争奪戦だったようだが、今回その3公演全てのチケットを
譲ってもらえた。そんなわけで急遽大阪へ向かう。

チケットを譲ってもらった時に全て糞席と聞かされていたのだが、
3日の公演は1階席の後ろから2列目。
4日の昼は2階席。4日の夜は3階席の最後列と、
まさにその通りであった。でもこの会場は後ろ側の傾斜が凄く急で
ステージは見やすかった。特に3階最後列はビルの上から見下ろして
いるような俯瞰の図である。双眼鏡でメンバーを観察する。

横浜との違いは、岡井ちゃんがすっごい可愛いいとか千奈美の前髪が
ダサイとか栞菜がMCで噛んでしまったときに「スイマセン」とすごい小声で
怯えたように謝るのが印象的だったとか色々あるのだが、本編は基本的に
横浜アリーナと一緒である。
あ、ボーノの曲が新曲に変わっていたのも変更点かな。
VBをソロで歌う菅谷がかなり持ち直してきた。キー変えたのかも。

横浜アリーナのツインステージと花道というステージ構成から普通の
ホールになったことで当然メンバーの動きとかは変わるがそれも
予想の範囲内。

横浜では「テンション上げ子」こと梅田えりかがセンターで歌う時
メンバーが外周花道に散らばっていて客がみんなそっちを向いて
梅田さんを誰も見ないという悲劇があったが、今回は普通に梅田
中心にみんなでステージにいるのでそんなことはない。
ただこのとき一部のメンバーはステージから左右の壁にそって
ヒゲのように突き出している花道にも進出して踊っている。
おかげでこの花道近くの観客はそれこそ触れそうな距離でメンバー
を見れて凄くおいしい。上から見ていてうらやましい限り。

その「テンション上げ子」の登場についてはドッキリが導入された。
テンション上げ子は清水さんの「テンション高いね」という言葉を
℃-uteのメンバーが「それ言っちゃダメ!」と止めるのをきっかけに
「ちょっとまちなさーい!」「今、テンション高いって言ったわね!」
とステージの後ろから登場する。これが横浜のパターン。
大阪では3日は左側の花道から登場。「私はアンオフィシャルなのよ」
4日昼は右側の花道「もっと驚きなさいよ!」「あっちで着替えて
こっちまで走ってくるの大変なのよ!!」
4日夜はステージの裏からセットを乗り越えて登場。「もうここしか
残ってなかったのよ、もっと驚きなさい!」
と、3回とも登場場所と台詞を変えていた。

この後、上げ子が「暑いわね、タオル持ってきてよ!」と清水に命令。
℃-uteメンバーが「大丈夫かな?使ってないタオルならいいけど・・・」
と心配するそばから清水が「私の使ったタオルでよければ・・・」と
『使ったタオル』を持ってきてしまう。
上げ子が「『使ったタオル』?いいわね、テンション上がるわね!」
と反応して客席と一緒になって「使ったタオル!使ったタオル!」と
連呼する。この「使ったタオル」こと「タタン・タ・タンタン」という
サンバのリズムからサンバ調の曲である「That's the POWER」に入る
という℃-uteのネタなのである(見たことの無い人のために解説)

ところが4日の昼公演では清水が綺麗にたたまれたタオルを持ってきて
「はい、使ってないタオル!」。
これは完全にドッキリだったようで、上げ子も絶句して固まってしまう。
「困ってるようだから私がつかうね」と矢島がタオルで汗を拭いて、
「はい使ってないタオルだよ」とやさしく手渡してあげた。
さらに4日夜公演で清水が持ってきたのは同じく使ってないタオルだが
ただのタオルではなく梅田えりかのマイクロファイバータオル。
「私この人すき!」「かわいい!」などとみんながおだてるので
上げ子は完全に梅田えりかに戻ってしまった。
結局また矢島が汗を拭くのだが、ファイバータオルの梅田の顔の部分に
チュウをするように汗を吹くと、客席のヲタから「1万円!」などと
コールが飛ぶ。さすがに矢島も反応しないが。

アンコールでは寸劇が行われる。「ミュージックバキューマードエーム」
にベリーズ仮面とキューティーレンジャーが戦いを挑む。
ドエームは地球のヒット曲をすべて吸い込み、音楽という娯楽をなくす
というキャラ。その設定からJASRACか?と話題にもなった悪役だ。
ベリーズ仮面とキューティーレンジャーは歌で対抗しようとするがすでに
両方のヒット曲はドエームに吸い込まれてて歌えない。
そこで「まだ未登録の」14人で歌うテーマ曲を歌うことでドエームを
やっつけるのだ。横浜アリーナではわりと淡々と進んでいた寸劇。
ベリーズレッドこと茉麻がホワイト(桃子)オレンジ(雅)のことを
忘れてしまい「リーダー失格」と責められる。
℃-uteは、キューティーレッド(栞菜)がリーダーを名乗るもその後に
登場する他のメンバーも「リーダーのキューティー○○!」と名乗り
全員が自分がリーダーと主張する。
ネタとしてはそれくらいで、前にも書いたけど06年春の娘。コンの
「レインボー7」の寸劇に似ている。

それが名古屋からリニューアル。自己紹介くらいしか喋らなかった
ドエームがいわば「天の声」になり、毎回違うメンバーを指名して
クイズを出したり無茶振りや暴露ネタでメンバーを弄るコーナーに
なったのだ。娘。コンで言えば04年の「チャーミーズエンジェル」。
あれは天の声が紺野だったのでネタとしては面白くなかった。
紺野はツッコミキャラじゃないし先輩を弄れるはずないし。
でもドエームは大人だしメンバーを日ごろ世話している立場の人らしく
かなり面白くなったのでこの寸劇についてレポしていこう。

別に寸劇はコンサートのメインではないが、前にも書いたとおり
俺はハロプロコンサートの寸劇は凄く好きである。
メンバーのリアクションとかハプニングとか凄く面白いもんね。
おとめ組のツアーだっていまだに
∬´▽`)<ボクおがわえもん!
が印象に残っているのだ。
そんなわけで寸劇だけのレポを下記に
もちろんここで書くのはある程度省略、脚色があるので本当に詳しく
知りたいのならネットで「音源」でも落して聴いて欲しい。
「そんな風には言ってなかった」などというツッコミは無しで。

3日。
ハプニングとしては千奈美が台詞を噛んでしまった。
そのあと千奈美がドエームを叱る部分でドエームが
「噛んだ奴に言われたかねーよ!」とキレて千奈美言い返せず。
本日の弄られ役はベリーズグリーン(熊井)が指名された。
このときドエームがメンバーの色を間違えてしまい
千奈美が「色を間違えるな!」と逆襲。

グリーン(熊井)への質問。
(ドエム)<お前、大阪好き?
(熊井)<大好きです。
(ドエム)<どのくらい好き?
(熊井)<うーん、こんくらい(ジェスチャー)
     体ではあらわせられられない?あらわされない?あらわせられられない・・・
熊井ちゃんはかつて
「学校帰れない状態です。あ、学校から家に帰れない状態です」
という名言を残している。言葉を正確に言わないと気がすまない
マジメな性格の子なのである。

(ドエム)<そんなグリーンに質問。大阪府知事の名前は?
(熊井)<橋下さんです。(即答)
ヲタ<おおおっ
(ドエム)<なんで普通に答えるの?
(熊井)<え・・・・・
(ドエム)<そこはボケるところ。
      本当にイニシャル通りK(熊井)Y(友理奈)だね。
ヲタ<爆笑
(熊井)<そうですよ!私はKYですよ!(マジギレ)
ヲタ<拍手
(熊井)<私はKYです!!(ヤケ気味)
この後、かなり凹んでいた熊井ちゃん。ちょっと可哀想。
マジメな熊井ちゃんはボケなんて出来ないよ。ドエムめ。

このあとドエームからの攻撃
(ドエム)<いくぞ須藤くん
(須藤)<須藤じゃない!ベリーズレッドだ!
(ドエム)<そこは本名で呼ぶなと言うところでしょ。
まあどっちでもいいと思うが。このあとキューティーレンジャー登場。

キュートからの指名はキューティーグリーン(中島)
(ドエム)<お前、大阪好き?
(中島)<好きです。
(ドエム)<どのくらい?
(中島)<地球の大きさくらい好きです。
(ドエム)<ベリーズグリーンもキューティーグリーンも
      ボキャブラリーが少ないなあ
(熊井)<なんだと!(やられて寝転んでる格好のままツッコミ)
(中島)<グリーンはクールなキャラなんです!
(ドエム)<どういうこと?
(中島)<・・・・
(ドエム)<なんか言えよ、俺がスベった見たいじゃんか!

(ドエム)<グリーンに質問。大阪府知事の名前は?
(中島)<橋下さん・・・・
さすがに会場も「えー!?」
(中島)<あ、ボケろってことですか?えっと・・・
他のメンバーや客席からがんばれ!と声援が飛ぶ
(ドエム)<3.2.1・・
(中島)<えっと、中島!
(ドエム)<もういいよ。いいボケ考えたらポケモーに日記に
      書いておくように。
(中島)<わかりました・・・
(ドエム)<あとさっき、昭和の匂いのするセーラー服の衣装
      着てたでしょ?
(中島)<はい着ました
(ドエム)<あれ、すごく好き。さあ攻撃だ!

ここで突然に茉麻が割り込んでくる。
ドエームがベリキューのヒット曲を吸い尽くしたのであれば、
ドエームはベリの歌を歌えるはずだと主張。
(須藤)<それでは歌って頂きましょう。ドエームで「ピリリと行こう」
(ドエム)<下克上は止めてくれ。お前のこと本当に嫌いになる。
ヲタ<爆笑
(岡井)<ドエーム、歌ってくれ(突然割り込んでくる岡井ちゃん)
(ドエム)<お前も本当に空気が読めないな。
(岡井)<KYでもいいじゃん!
(熊井)<そうだそうだ!(まだ寝転んでる格好のままツッコミ)
(ドエム)<グリーン(熊井)は本当に引きずってるんだな。
ヲタ<爆笑
(熊井)<引きずってなんか無い!(まだ寝転んでる格好のまま)
(ドエム)<それじゃ攻撃だ!

と結局ドエームによる歌は実現しなかった。
茉麻はあとで中の人に怒られるんだろうなぁ。



4日昼。
最初にハプニング。ベリーズブルー(菅谷)は登場した後、「ベリーズ
ブルー!」と名乗るわけだが、菅谷はこの「ベリーズブルー」という
きわめて短い台詞を忘れてしまった。
困っている菅谷に須藤が「ベリーズ・・・」と教えてあげた。
その後ブルーの必殺技「ブルーライト横浜」を繰り出した時に
(ドエム)<ま、あえて言わないけどな、楽屋で反省するように

ちなみにブルーの必殺技は
3日夜「ブルーブルーシャトー」
4日昼「ブルーライト横浜」
4日夜「ブルースカイ美しい風が・・・」
であった。

指名はベリーズレッド(須藤)
(ドエム)<お前の必殺技、まだ受けてないよな?さあ来い!

ベリーズレッドは自分だけ何もしないというキャラなので必殺技を
もっていないのである。つまりこれは無茶振りというわけだ。
(須藤)<ちくしょー調子に乗りやがって・・・・
(ドエム)<さあ来い!
会場からはレッド!と声援が飛ぶ。さあどうするレッド?
(須藤)<行くぞ!
(ドエム)<おう!
(須藤)<・・・・
ファイティングポーズを取ってボクシングのようにフットワークを
続けるもののネタを思いつかないレッド。ヲタも声援を送り続ける。
(須藤)<・・・・
(夏焼)<遅いよ!早く!!(なぜか夏焼から叱られるレッド)
(須藤)<これはエネルギーを貯めてるんだよ!行くぞ
(ドエム)<さあ来い!
(須藤)<レッド・・・ビーム!!!
(ドエム)<・・・・いいの?今ので・・・
散々引っ張った挙句それかという、まあ須藤君も頑張ったと思う。

(ドエム)<それからベリーズのオレンジ(夏焼)
(夏焼)<ハイ
(ドエム)<お前、コンビニで小銭のおつり貰うと募金するんだってな?
(夏焼)<そうなんですよぉ!(嬉しそう)
ヲタ<拍手!!
(ドエム)<今後も続けてね。
(夏焼)<ハイ

この後
(須藤)<我々の攻撃が効かない!
(菅谷)<リーダー何もして無いじゃん!
というネタがあるのだが、今回須藤が活躍したため
(菅谷)<リーダーすこしはやったけどさ
にアドリブで台詞を変更する菅谷。

(ドエム)<攻撃いくぞ須藤君!
(須藤)<フルネームで呼ぶな!
(ドエム)<いやフルネームじゃないから
これはたぶんマジボケ。

続いて℃-ute登場。
キューティーレッド(有原)が見事に台詞を飛ばす。
(ドエム)<お前らは本当にぬるいな。あえて言わないけど。

キューティーホワイト(鈴木)が呼び出される。
(ドエム)<リーダーの上司って具体的に何してるの?

キューティーホワイトはリーダーの上司と名乗っている。
つまりリーダーよりもエライと主張しているのだが、いったい
どんな仕事をしているのか?
まあ大喜利ってやつだね。さあホワイトどう答える?
(鈴木)<まあ色々やってるんですよ、大変です。
(ドエム)<はあ
(鈴木)<まあ、あれですよ、大きい仕事ですよ(クネクネ)
(ドエム)<なんだ酔っ払ってるのか?

ここから思わぬ展開へ
(ドエム)<ところで、お父さんいい成績だぞ

会場が一気に盛り上がる。この日、愛理パパこと鈴木亨選手は
中日クラウン最終日を4位タイのスコアで回っており、
ニッカンスポーツにも取り上げられたのである。

とはいえ、ゴルフ雑誌が鈴木亨の娘。がアイドルであることを
報じることはあっても、ハロプロの側から愛理の父がプロゴルファー
であることに触れることはほとんど無かった。
だからこの展開はかなり意外だった。

(鈴木)<あのですいね、今回はだんだんスコアが上がって調子が
     良くなってきてるんですよ!頑張って欲しいです!

急に父親ネタを振られた愛理がどんな表情をするのか興味深いが
非常に嬉しそうな顔であった。不調気味だった父が久しぶりに良い
位置につけているのが本当に嬉しいのだろう。なんか良い親子だな。

お父さんは結局4位タイで終了。
あのチップインめーぐるが入ってればなぁ

4日夜。
ベリーズ仮面からはベリーズイエロー(清水)が指名される。
(ドエム)<ニューヨークへ行きたいかぁ!
ヲタ<うおおおおおおお
(清水)<・・・・(
そりゃ清水の歳じゃ知らないだろうな
(ドエム)<クイズです。大阪といえば阪神だが甲子園は兵庫県である
      ○か×か!さあどっち
客席からボケろ!ボケろ!とコール
(清水)<ボケろって言われてもどっちかわかんない(爆笑)
(ドエム)<もうどっちでもいいよ・・・
      話は変わるけどお母さんが作ってくれたお弁当は食べた後
      軽く洗ってから返してあげて。洗いにくいって言ってたから。
(清水)<分かりました。
ドエームの中の人は清水のお母さんとそんな話をしてるのか?

次はキューティーレンジャー
いつも攻撃で「わっきゃないZ」や「大きな愛で・・・」を
歌おうとするのだがこれらのヒット曲はすでにドエームに取られて
しまっている。横浜アリーナの頃から「ヒットしてない曲もあるだろ」
というツッコミがヲタの中からも上がっていた。
そしてこの日℃-uteが繰り出したのは、
・伝説のスターフィー!(任天堂より)
・寝る子はキュート!(劇ハロより)
・超えろ楽天イーグルス!(楽天コラボより)
これらは確かにヒット曲ではない。しかしこのあと14人で未登録の
テーマ曲を歌うという設定は台無しだ。
これはドエームに対するドッキリだったようで
(ドエム)<それ練習してきたのか?
と感心していた。
(ドエム)<もっとちゃんと練習して来い
とダメだしをした後、ドエームがそのまま攻撃に移ろうとしたとき、

(岡井)<ちょっと待ってくれよ!!

まってました岡井少年。会場もザワザワ。

(岡井)<このコーナーで(名古屋から)みんな弄られたのに私だけ
     まだ弄られてない!私のいいエピソードとかを紹介しろ!!
(ドエム)<誰にそんなこと吹き込まれた?あの女マネージャーか?
(岡井)<自分で考えたんだよ!

(ドエム)<そうだな、じゃあキューティーグリーン(中島)
(岡井)<!
(中島)<!
(ドエム)<お前ホテルに上着忘れただろ、届けてくれた人にお礼言いなさい。
(中島)<お礼は言いましたけど、あらためて、ありがとうございます。
(岡井)<私のネタじゃないじゃん!

(ドエム)<ベリーズピンク(徳永)とリーダーオレンジ(矢島)
(徳永)<!
(矢島)<!
(ドエム)<お前ら新幹線のチケット無くすな!
ヲタ<大爆笑
(徳永)<無くしたんじゃないの!消えたの!!
(ドエム)<じゃあ次はキューティーピンク(萩原)
(萩原)<!
(ドエム)<お前さ、龍角散飲んでも歌は上手くならないよ
ヲタ<爆笑
(萩原)<あれは喉の通りをよくするために飲んだんだ!誤解するな!
(ドエム)<そうなの?じゃああとベリーズオレンジ(夏焼)
(夏焼)<何ですか
(ドエム)<お前新幹線のゴミもって帰れよ
ヲタ<えーーーー!
(夏焼)<持って帰ってるもん!ホントだよ!

ここからメンバーが逆襲

(清水)<でもドエームだって酷いよ。この間私がママのお弁当の話しを
     したら自分も清水のママにお弁当作って欲しいって言ったんだよ!
ヲタ<えーーーー!
(徳永)<あと、新幹線での中で私たちのお菓子を盗もうとしたんだよ!
ヲタ<えーーーー!
(ドエム)<やめてくれる?そんなことバラすの?
      俺だって何千人を敵にするかもしれない中でやってるんだよ
ヲタ<爆笑
(夏焼)<私、ちゃんとゴミ持って帰ってますから!
ヲタ<えーーーー!
(夏焼)<ほらっほらっ!誤解されてるじゃん!
(ドエム)<でもコンビニで募金してるんだからいいじゃん
(夏焼)<ゴミはちゃんと持って帰ってますよ!
     ね?持って帰るよね私?(必死に徳永に同意を求める)
(徳永)<私しらない・・・(すっごい素の表情)
ヲタ<大爆笑

(岡井)<ねえドエーム私の話は!?
(嗣永)<ちょっと、私だって弄ってもらってないよ!
(夏焼)<ホントにゴミは持って帰ってるんです!!
(ドエム)<何なんだよ!このコーナーは?!

そんなわけで岡井ちゃんの話を聞いてあげることに
(岡井)<今日遅刻したんです。二度寝して。
(萩原)<そう!今日寝坊した寝坊した!
(岡井)<この前はそっちが遅れたじゃん!
(ドエム)<・・・
(岡井)<「悪いな」と思いながら遅れて行ったらドエームに
     「あー!岡井ちゃん寝坊したんだぁ!」と苛められた。
(ドエム)<もういいよ。

後半はなんかそのまま1時間くらい続けろよというくらい
爆笑ネタの連続だった。それにしてもドエームの正体は?
マネージャーという説もあるがマネージャーだったら
「岡井ちゃん」なんて呼ばないだろうし、やっぱりツアーの
監督とかだろうな。

最後は桜チラリ。
歌っている時にメンバーの目にも涙。とくに梅さんとか梨沙子。
遠くから見てるので後のメンバーは良く分からない。
曲の途中でステージの上から花びら(紙ふぶき)がチラチラと
落ちてくる。それに気づいたメンバーの誰かが「キャア!」と
驚いていた。それを見て泣き出した子もいるようだ。
ありがちな演出ではあるが、そんなことでも驚いて泣いたりする
ベリキューは、まだ純真なんだなと思ったりもした。

大人の麦茶「美女木ジャンクション」に行ってきた

2008-05-01 23:40:01 | Weblog
明治座で「HAKANA」を見た後そのまま池袋に向かった。
今日はもう一つ舞台を見ようというのだ。
閉鎖直前のさいたま日報でよく目にした【今日の粒やき】という
フレーズがあるが、これはハロプロエッグ福田花音のブログから
きているものである。カリスマブロガーというだけあって非常に
面白いブログだ。そのブログでしつこいほど宣伝していた舞台、
劇団大人の麦茶による「美女木ジャンクション」を見るのである。
この舞台に福田花音と、おなじくハロプロエッグの前田憂佳
出演するのだ。

この公演は「島国日本演劇祭」と称して1週間に1団体ずつ
4つの劇団が公演を行う。「美女木ジャンクション」はその
最後の週の作品なのだ。
ちなみに大人の麦茶以外では、
ファントマ(『リバース! 私の体どこですか?』
X-QUEST(剣狼
などハロプロに縁の深い団体が参加している。

というより、そもそも今回の「島国日本演劇祭」の主催者が
アップフロントワークスなのだ。
演劇好きの事務所だなぁとあらためて感心してしまった。

あうるすぽっとに到着したのはちょうど昼の部の公演が終わったころ。
大勢の観客が出てくるのとすれ違う。
会場ロビーでは劇団のスタッフや出演者たちが出てきて、見終わった
客や他の団体の関係者たちと挨拶をしたり話をしたりグッズを売ったり
している。若い人ばかりだ。明治座のとはまた違う雰囲気。

当日券は若干数発売するということなのでロビーの外の廊下に並ぶ。
俺が一番乗りだったが、最終的には10人ほどの列になった。
明日の最終日のチケットは全て販売終了だそうだ。
1時間余り待っている間にダラダラと長居していた観客や来客も帰り、
ロビーが静かになった。
チケットの準備をしたり電話に出たりするスタッフの声だけが聞こえる。
役者さんたちもウロウロしている。ピンク色のジャージを着たハロプロ
エッグの2人の姿もチラリと見えた。ロビーの様子でも見に来たのか?

そうこうしていると演劇雑誌の記者が取材にやってきてスタッフが
代表者を呼びに走ったりする。
コンビニ帰りらしいスタッフがレジ袋をもって通り過ぎる。
普段見ることのないバックステージを覗いているみたいで興味深い。
たちまち1時間が過ぎた。

あうるすぽっとはまだ新しい劇場らしい。ロビーも広くて綺麗。
しかし座るところは有料のスナックしかない。飲み物代は300円。
グッズ売り場でエッグ2名の写真を購入。あまり買っていく人
を見かけない。ここでもハロプロファンは少数派なのだろう。
それ以外の売り場は劇団のグッズコーナーだ。オリジナルジャージ
などがあって結構面白い。

ちなみに左が福田、右が前田(念のため)

30分くらい待ってようやく開場。劇場は300席くらい。
思っていたよりも大きな小屋だった。
当日券の座席は前から10列目の一番端。全部で14列しかないので
後ろのほうになる。先ほどの明治座の方がステージから近かったな。

ちらほらあった空席が開演直前にはほぼ全て埋まった。
最後に横の入り口から帽子を被った女の子が入ってくる。
1人は背が低い。あの顎はハロプロエッグの小川紗季だ。
あと2名が誰かは分からなかった。

後で花音がブログで正解を教えてくれた。
この日来たのは小川紗季、仙石みなみ、古峰桃香だそうだ。
仙石に気づかないとは情けない。

さていよいよ舞台の幕が上がる。
といってもこの舞台は幕がない。はじめからセットが置いてあって
出演者が出てきていきなりお芝居が始まるのだ。

もちろん、明治座の舞台とはぜんぜん雰囲気がちがう。台詞は
みんな早口だし説明的な部分もない。最初の頃は誰がどんな役なのか
よく分からなかったが、だんだん分かってくると面白くなってくる。

ざっくりといえば福田前田の2名が主役というか、メインのお話。
この二人は中学生の友達同士だ。

福田家は母子家庭、母は漫画家、裕福。
母にはアシスタントが2名。ネットカフェ難民の弟が転がり込んでくる。
この弟が姪である花音のアニキ役。


前田家は父子家庭、父は内装業、貧乏。
父にはトラック運転手の友達が2名。在日韓国人の住込み従業員。
この従業員が憂佳のアニキ役。


と綺麗に構造化された人間関係もつかみ易い。

エッグ2名の役どころであるが、
福田が演じる鞍馬乃里子は、ブログで本人が語っているように、
福田花音のキャラクターに非常に近い人物。
頭の回転が速く大人にもずばずばモノを言い、行動力がある。

前田の演じる矢吹ヒロは、大人しそうだけど実はしっかりしていて
どんなときも冷静に落ち着いて行動できる人物。
この2人が周りの大人を巻き込みながらドンドン進んでいく物語。
チラシには「プライバシーがテーマになっている」などと書いてあるが
そんなテーマがあるとはとても思えなかった。
とても面白いコメディで何度も笑いに包まれる。動きの面白さとか
ギャグで笑わすのではなく、台詞の内容とテンポで笑わせる演出だ。
でもちょっと心があったまる。みんな結局いい人なんじゃん。
みたいなストーリー。
印象的だったのは漫画家のアシスタント役の眞賀里知乃さん。
恋愛とか全くダメな女性の役なのであるが、凄く可愛かった。
この人、おじぎ30度では店長の元奥さんというかなり気が強い
女性を演じていたのだが、今回全く雰囲気のことなる役を演じて
いて面白かった。

見ていて気づいた事といえば、

俺が前田と福田を見分けられないということ。

もちろん近くで顔を見れば分かるだろうし、2人並んでいれば
遠くからでも”小さいほうだ福田”だと分かる。
でも1人しか出ていないときに遠くからみてそれが前田なのか
福田なのか判別できないのだ(衣装が同じ制服だし)。

この現象は俺だけに限ったことではないらしく、舞台の中でも
福田の叔父さん役の人が間違えて前田に「しばらく見ないうちに
大きくなったねぇ」と言ってしまうという芝居がある。
やっぱり2人どこか似てるんだよね。

芝居が終わった後、近くのコンビニで東スポを買う。
めずらしく麻琴の記事が出ているらしいのだ。
この夏に帰国するという眉唾ものの記事であるが、俺には

∬∬#`▽´) <てめえエッグの写真とか買ってんじゃねーぞコラ!

という麻琴からのお叱りメッセージに見えた。