蟹・道楽日記

まこヲタ蟹の右往左往を綴る日記

モーニング娘。ファンクラブツアーin香港 その14

2005-09-30 23:04:46 | 香港FCツアー
免税店で買った土産物は炭素氏の部屋に置かせてもらった。
これからビクトリアピークに向かう。
またかよ!という感じだが、一番夜景の綺麗な時間に登ってみたい。
とはいえ弱冠予定よりも遅くなってしまった。
チョコレート選びに時間をかけすぎたせいだ。

地下鉄で中環(Central)へ行き、ピークトラムへ。
すっかり通い慣れた道だ。信号が変わるタイミングとかも
だいたい掴んだほどだ。
トラムが頂上に着くと、たしかに昨日とは夜景が違う。
展望台に立つと、目の前に圧倒的な香港の輝きが広がる。


(リンク先画像はやや大きめです)

感動的な夜景だ。まこもこの夜景に感動したという。
同じ感動を共有できたことが、とてもとても貴重なことに思える。

初めて訪れたこの異国の地で3日間、娘。と一緒に過ごした。
夢のように過ぎ去った3日間。

変テコなツアーではあったけれど、それもいい思い出になるのだろう。
輝かしい思い出と、香港の灯の輝きが重なって見える。

昨日とは違って澄み切った空をジェット機が上っていく。
数時間後には俺たちも立ち去るのだ。

山の涼しい夜風に吹かれているうちに、急にこの街を離れることが
ものすごい辛くなってきた。

4人とも半泣きモードに突入した。

長い間ほとんど会話も無く、じっと夜景を見つづけた。
時間が止まればいいのに・・・


夜景を見つめる炭素氏




帰らなければいけない時間になった。

後ろ髪を引かれながら山を下る。
ギリギリまで夜景を眺めていたために、炭素氏らの部屋に置かせて
もらった土産物を取りに帰る時間がない。
炭素氏らに空港まで持ってきてもらうことにして、駅で別れる。
地下鉄でホテルに戻る。港島線に乗るのもこれが最後だ。

ホテルのロビーにはすでに参加者が集まりつつあった。
ディズニーランドに行った人も多いようだ。
最後に通い慣れたセブンイレブンでオクトパスに残った8ドルを
使ってジュースを買う。残額は数十セント。
香港ドルもほぼ使い切った。あとは帰るばかりだ。

預けていた荷物を受け取ってバスに乗り込む。
今日は懐かしの34号車に名前が変わっている。

出発までの間、またもや感傷モードに突入した。

527 名前:蟹 ◆Pmakoyw6.2 投稿日:2005/09/19(月) 23:43:28 O
まだバス、発車しないや

自分はこの街に何をしに来たんだろう?
何かを得たのか?
何かを失ったのか?
そんなことを考えてます

などと天使スレに書いたら、

528 名前: ◆HOKANDEECE 投稿日:2005/09/19(月) 23:45:07 0
お金を失ってガチョウを得たんだクマー
    (⌒─-⌒)
    (( ´▽` )) ))
  (( (⌒)つ つ
     (__ノ

と書かれて北区氏と二人で大笑い。

何を得て何を失ったのか?
香港に行くことを決めて以来のここ数ヶ月間、
娘。やまこを応援するなかで、ちょっとした野心があった。
香港に行けば何かを得られるような気がしてたし、
何かが変わるような気がした。

でも何も変わらなかった。
まこは相変わらず輝ける「モーニング娘。」のメンバーであり、
俺は何千のヲタの中の一人でしかない。
そのことを、このツアーで思い知らされた。
おまえごときが何をしても変わらないんだよ、と・・・

アイドルは手の届かない存在だ。でもあるときヲタは錯覚する。
応援し続けることで、彼女のことをなんでも知ったような気持ちになる。
自分にとって彼女が必要なように、彼女にとっても自分は必要なのだ、
と思い込んでしまう。

川o・-・)<でもそれは錯覚なんですよね。

今年、青森で初めて麻琴と握手をして、ビデオチャットやFC限定イベント
なんかに参加して、今までの一方的に遠くから見るだけの関係から
一歩抜け出せたように感じていたのだ。

( ・e・)<まあ、仮にまこっちゃんが蟹さんを認知してステージから
      毎回手を振ってくれたり、ファンレターに返事をくれたとして、
      それで目標達成?
从*´ ヮ`)<結局はそこで終わりタイ。
从*・ 。.・)<所詮はヲタとい立場が変わることは無いと思うの。
川v)<それに気づいたとき、耐えられずにヲタやめる人もいるわね。

娘。が好きなのにヲタをやめるという人の気持ちがよく分かる。
真剣に考えて、そういう結論に達したのだろう。

ノノ*^ー^)<蟹さんはどうしますか?

・・・・・

(0^~^)<蟹さんはモーニング娘。を好きですか?
川’ー’)<娘。のライブは楽しいですか?
∬∬*´▽`)<小川麻琴を愛してますか?

答えは全てYesだ畜生。・゜・(ノД`)・゜・。

帰国すればすぐに武道館の娘。コンサートがある。
来月には文化祭。

香港だろうと日本だろうと関係なかったのだ。
現場に行けば娘。がいてまこがいて、最高のステージが見られる。
そんな素晴らしい幸せを忘れかけてたじゃないのか?

だとしたら、今回のツアーに感謝しないといけない。
香港の街に、人に。
引率してくれたツアー会社に。
一緒に参加したヲタ仲間達に。
そして、早安少女組。こと、モーニング娘。に多謝你!

再見香港!!

てか、34号車は時間がくるまで動かないのだった。
アンケート用紙もまだ配られてないし・・・

番外編 香港の看板

2005-09-30 23:01:16 | 香港FCツアー
香港で見つけた面白い看板などを紹介。
香港といえば街を埋め尽くす看板。これぞ香港という光景。


繁華街は隙間なし。


下町でもこの有様。

日本企業の看板も沢山あるのだが、


完全に溶け込んだ北の家族。


洋風料理がなぜ「大熊本」?
その下のプリクラの看板も興味深い。影相貼紙っていうのか。

地下鉄構内を歩いていたら、

∬∬´▽`)ノ<キダムが来ます!
岡女懐かしいね!


どうもハロショに見えて仕方の無い看板。

そんな地下鉄でみた面白い現象。

案内板にBIOS画面らしい文字列が・・・
てかOS何よ?
ちなみに数時間後に見ても直ってなかった。

地下鉄の次は、バス。
ピークトラムの山麓駅から、スターフェリー乗り場へ向かう観光客向けの
バス乗り場の貼り紙。

日本人なら、「残念!!」と叫ばざるをえない。
初めて見たとき、北区氏と5分くらい笑った。
よく見ると、”。”の位置もおかしいね。

モーニング娘。ファンクラブツアーin香港 その13

2005-09-30 20:09:22 | 香港FCツアー
帰国する日の朝となった。
しばらくゴロゴロするも、荷造りをしないといけない。しぶしぶと動き出す。
カバンに荷物が入らない。いったいどうやって持ってきたのだろうか?
無理やり鞄のチャックを閉じた。しかし娘。と撮った写真を中に入れてしまったので、
この日各所で繰り広げられた写真品評会に参加できなかった。

ロビーに降りると指宿氏が待機していてチェックアウトを手伝ってくれる。
インターネット利用料金として3000円ほど徴収された。

行ってらっしゃいと見送られて地下鉄に乗り込む。今日はいい天気だ。
尖沙咀に着くと、星光大道(Avenue of Stars)を散歩する。
香港島を眺めるプロムナードデッキだ。


星光大道

目の前に香港島の威容が広がる。空が晴れているので気持ちがいい。



さて、まこヲタらしい行動としてまこグッズを手に写真を撮りたい。
まこうちわ数点を取り出す。どこで撮ろうか?と花壇に置こうとすると、
警備員がやってきてなにやら早口でまくし立てられる。
どうやら怒られているようだ。変なモノを置くんじゃないということだろうか?

場所を移動する。北区氏がまこうちわを持ってるところを撮る。



そすうるとまたもや先ほどの警備員だ。さっきよりも強い剣幕でまくし立てる。
しかもトランシーバーで仲間を呼んでいる気配である。あわてて逃げる。
しかしなんでまたこんなに怒られるのだろう?
撮影禁止ならともかく、ここは記念写真を撮りまくるポイントだ。
旗やポスターを広げて北京政府批判でもするならまだしも、
ただうちわを持ってるだけなのにな。


有名なペニンシュラホテルと、インターコンチネンタル(本店)
高級ホテルが並ぶ界隈なだけに警備員もうじゃうじゃいた。

気まずくなった星光大道を後にして炭素氏らの宿泊する「インターこんこん」
ことインターコンチネンタルスタンフォードへ向かう。
ロビーに着くと、ちょうど炭素氏らが降りてきたところだ。
行き先は、有名な「記酒家」(ヤンキーレストラン)である。

この店は香港のガイドブックに必ず乗っているようなお店だ。
当然日本語メニューや日本語のできるスタッフもいるとガイドブックにはある。
名物はガチョウのローストだ。
昨夜と同じく尖沙咀駅から地下鉄で中環(Central)へ向かう。
地図を頼りに店を探すと、すぐに見つかった。
大きなお店である。店先に名物のガチョウのローストが吊るされている。
お昼時なので行列を覚悟していたが、すんなりと1Fの席に案内された。




メニューは日本語表記。
値段別に4つほどコースが決められている。
どのコースも一番上にガチョウのローストが載っている。
その中からBコースを選択。2番目に安いコースだ。

中年の給仕が、「飲み物、何?、茶?」と聞くので「Yes」と答える。
ティーポットがドンと置かれ、若い給仕が荒々しく各自の湯飲みに茶を注ぐ。
北京のレストランではチャイナ服の小姐が遠くから口の長~いポットで
優雅に茶を注いでくれたが、香港ではそんな美学はないらしい。

この茶がうまい!
みんな「お茶ウマー!」などと叫びながらガブガブと飲む。
このお茶を飲めただけでも来た甲斐があった。

テーブルの上にピータンが置かれる。


みんなが「さゆ、さゆ」と言ってたが、ハロモニのコントのことか。忘れてた。


いきなり運ばれてくるガチョウのロースト。


見た目は北京ダックに似ているが、パイ生地などには挟まずに
そのまま頂く。
ハァ━━━━━━(;´Д`)━━━━━━ン!!
美味い!大の大人4人がフー!と叫ぶ始末だ。
やばいっす。この味。皮の部分がカリカリしていて絶品だ。

感動する間もなく、鮑と鶏肉のスープが運ばれてくる。


鮑がデカイ!
そして当たり前だが美味い。
鮑も凄いが鶏肉も凄い。柔らかくて濃厚な鶏の味だ。

豆腐のクリスピー揚げ

要するに揚げ豆腐なわけだが、サクっとしていておいしかった。

海老ミニ春巻き


白身魚とブロッコリーのソテー


立て続けに運ばれてくる。
春巻きは中にギュっと海老が詰まっていてすごい。
白身魚はなんの魚かは分らないが、コクのある味でおいしかった。

イー麺の焼きそば


平べったい麺の焼きそば。醤油味。これもおいしかった。
こんなん食べたらおなかいっぱいです。

一息ついていると、デザートが運ばれてきた。
フルーツ盛り合わせ


オレンジ色が瑞々しいマンゴーを一口食べる

ハァ━━━━━━(;´Д`)━━━━━━ン!!
「なんじゃこりゃー!!!」と声があがる。
マンゴーって、こんな美味い果物だったのか!
ぷるぷると弾力のある果肉からジュワーと濃密な甘さが染み出してくる。
日本で食べるマンゴーとは全然違うのだ。

最後にしつこく茶をのんでからお店を出た。もう大満足である。

すぐ目の前にあるHMVに立ち寄る。ハロプロの現地盤CDが
ないかと思ったが、日本盤の輸入品しかなかった。
ちなみにJapanese Popsのコーナーでは浜崎あゆみと大塚愛が
幅を利かせていた。


天気がいいのでみんなビルの写真撮りまくり。ビルヲタのガキさんはどれがお好み?

尖沙咀に帰るのに、炭素氏らをスターフェリーにご案内する。
本当に香港は乗り物に乗るだけでも楽しい。
こんな国にディズニーランドを作る必要があったのかな?
作り物のアトラクションじゃなくても、市内に「本物」が沢山ある。
過去2回ハワイツアーに参加したkos829氏も、「香港の方がおもしろい」
と言っていた。

さて、残りの時間は土産物探しをしようということになる。
尖沙咀駅から再び地下鉄荃灣線(Tsuen Wan Line)に乗り、
旺角(Mong Kok) へ向かう。ここには有名な女人街がある。

女人街は女の人のための商品が多く売られていることからついた
名前であるが、観光客向けの土産物屋も多い。アメ横を狭くした
ような路地に小さな店が無数に並んでいる。

女人街の洋服屋


店の裏側。店を女たちに任せた男達が夢中でトランプをしていた。

土産物は、バックやTシャツなどが並んでいて値段も安い。
歩いていると「すいません」「いかがですか」と日本語で声をかけられる。
そのほとんどがニセモノの時計屋やバック屋だ。
彼らの売り物がなぜニセモノと分かるのかというと、
「お兄さん、ニセモノ時計見てかない?」
「はいニセモノバックあるよ、ニセモノバック」
と自分たちでニセモノだと宣言しているのだ。一体どうなっているのか。
もちろんそんな奴らの相手は無視して進む。
土産物屋で扇子を物色。たちまち店員が電卓を取り出し、4つで440ドルの
ところを420ドルにしてやる。などと言い出す。
ベらぼうな値段である。
「ノーノーノー」などというと、どんどん安くなる。あっという間に400ドルを切り、
320ドルくらいまで下がった。あまり真剣に交渉すると買う羽目になるので
「バイバイ」と店をでる。ひどい観光客だ。店員は電卓を片手に必死に
食い下がってくるが、置き去りにしてしまった。
そうこうしているうちに女人街の端まで来てしまった。結局何も買ってない。

メインストリートであるネイザン・ロードを歩いて旺角駅まで戻る。
このあたりは電気街だ。デジカメや携帯電話やPDAなどを売る店が並ぶ。
その1つに入って見た。目を引いたのはメモリ類。
SanDiskの256MのSDカードが日本円で3000円強というところだ。
日本のヨドバシでは4800円くらいしたはずだから、だいぶ安い。


歩行者天国の繁華街

香港の電気街でもモデルやタレントを呼んでイベントをやっている。
1つの店の前に特設ステージがあって、司会者が広東語で煽りトーク
をしている。どうやらアイドルタレントのトークショーのようだ。
人垣でステージの様子は伺えないが、ヲタがヒューヒュー言うのは
どこも同じというところか。

今度は道の真ん中で人だかりだ。
モトローラの携帯のキャンペーンで、キャンギャルがチラシなどを配っている。
周りをカメコ(カメラ小僧)が取り囲んでいるところを見ると、ただの無名
キャンギャルではないのだろう。カメラ小僧といっても、ほとんどが30~40位
のオッサンだ。年齢構成まで秋葉原と一緒である。


カメコに囲まれるキャンギャル


目線もらってんじゃねーよ!

ずっと暑い中を歩いていたので、地下鉄の冷気が身にしみる。
再び尖沙咀へ。海に面したショッピングモール、ハーバーシティへと向かう。
香港には数あるショッピングモールの1つで、有名ブランドの店が沢山並ぶ。
女人街とは対照的だ。
とはいえ、だれもブランド品など買おうとしない。
買わないだけでなく、みんな早足なもんだから、
♪ウインドウショッピングにならないの~
ASIAの真ん中なのにね。

モール内のフードコートで休憩。先ほどのマンゴーが忘れられないので
マンゴータピオカなどを買う。北区氏もマンゴーココナッツミルクだ。
炭素氏らにフードコートの利用方法を説明。昨日の店と同じで、注文する
所とお金を払うレジは別になっている。


北区氏のマンゴーココナッツミルク

モール内の高級スーパーに入ってみた。日本の資本らしく、日本の商品が
沢山売られている。食材なども日本のものが揃っている。寿司もある。
店内には本屋があって、広東語で書かれた日本のガイドブックが並んでいた。
和食を紹介する本もあり、和食の料理の種類や注文の仕方などが解説
されているが、明らかに「間違ってるぞ!」という挿絵があって笑える。

客は日本人もいるが、ほとんどは地元の香港人だ。香港の人に意外と
日本の料理などは人気のようだ。フードコートには「たこ焼き」やら
うどんやらが並ぶし、和民や元禄寿司は町中にある。

街中をブラブラと歩いて「インターこんこん」に戻る。炭素氏らの部屋に
入れて貰って一息入れる。歩き回った挙句だれも土産を買っていない。
これでは日本に帰れないので、隣の日航ホテルの、さらに向かいにある
免税店へ行くことにした。
何のことはない、おととい連れて行かれた免税店である。

1Fの土産物売り場でチョコレートやお茶などを物色。結構高いのだが、
いまさら他にいけないのでここでチョコレートなどを買う。
どれを買うか迷ったせいで、店を出るころにはすっかり夜になっていた。

番外編 香港地下鉄

2005-09-30 18:07:28 | 香港FCツアー
今回の旅行では香港地下鉄(MTR)に沢山乗った。
海外の鉄道に乗るのは初めてなのだ。

香港の地下鉄は車両の上がすぼまっている欧米風の電車であるが、
車内の雰囲気はどことなく日本っぽいところもあって面白かった。
車両自体は割と大型の車両で編成も8両くらいあった。
運転頻度は夜遅い時間帯でも4分間隔くらいで、東京の地下鉄にも
引けを取らない。日本の地方の地下鉄には勝ってると思う。
ちなみにMTRの一日の総乗降客数は250万人だそうだ。

ホームと線路はガラスで仕切られている。
ホームドアにピッタリ合わせて停めるのだから運転技術高い。


車内の様子。
さすがに天井は低いが、中吊り広告がないのでスッキリしている。
空調と一体化している照明など、デザインカッコイイ!
貫通路が広いので見通しも良い。


広い貫通路付近。連接車なのかな?


個人的にこのドア周りがカッコイイと思った。
ステンレスの銀色にトラ模様。赤い手摺。ステッカー。
ドアの上の路線図は日本でもよく見られるランプで現在位置を
表示するシステム。どちらのドアが開くのかも教えてくれる。
MTRの全ての路線が入っていて、乗換え駅に接近すると
乗換え路線のランプが一斉に点滅する。


ホームは広い。
駅ごとに柱や壁の色を変えている。


コンコースも広い。

番外編 北角海逸酒店

2005-09-30 16:11:20 | 香港FCツアー
スタンダードコースに当選して以来、さてどこのホテルになるかと
ずっと気になっていた。スタンダートホテルといっても色々である。
スタンダードとデラックスの違いは、ホテルの格はもちろんだが、
立地が大きいという話を聞いていた。駅から遠く離れたホテルでは、
観光もままならない。

送られてきた日程表に「Harbour Plaza North Point」と書かれて
いたときは、ちょっとほっとした。このホテルは駅から近い。
しかも香港島内なので、電車等の便もいい。

実際そのとおりだった。ここまでのレポで書いたとおり、目の前に
トラムが走り、地下鉄駅までも横断歩道を渡って2分とかからない。

そんなホテルの中を紹介・・・・

ホテルロビー
集合時刻にはヲタがひしめく。


部屋の洗面台。結構綺麗。


バスはシャワーのみ。
遊びに行った炭素氏のホテルにはバスタブもあったのにね。

ネット環境としてはブロードバンドがあり、
LANケーブルも備え付けられている。

ところがテレビの使い方が分らない。
北区氏がリモコン相手に格闘するも、ディスカバリーチャンネルしか映らない。
まずメニュー画面を呼び出して、選択しないといけない。
最後の夜にようやくHNKのBS放送を移すことが出来た。


テレビの上に謎のキーボード。どうやって使うんだろ?

我々の部屋は7階だったが、ホテル自体は30階建てだ。上に行けば高い部屋も
あるのだろう。


部屋の真下に見えるホテルのプールは結構大きい。
遊んでいるのは外人ばかりで、FCツアー客の姿は見えなかった。


ランドリールームの案内板。
このホテルは日本語表示があり、割と正確。


唯一困ったのはこのエレベーター。
なんでこんなに低いところにボタンが?

モーニング娘。ファンクラブツアーin香港 その12

2005-09-30 15:22:29 | 香港FCツアー
全日程を全て終了した1号車メンバーは、会場1階のロビーに集合した。
満足そうな人もいるが、ほとんどは「終わっちゃいましたねぇ」と寂しい表情だ。
バスに乗って会場を後にする。にわかに雨が降り出した。バスの窓を激しく雨粒が叩く。
車内で話し声はあまり聞こえない。ほとんどの人が無言で雨を見つめている。

「お疲れ様でした。」指宿氏が翌日の説明をする。
翌日は各自13時までにチェックアウトを済ますこと。
集合時刻は22時40分。
荷物は集合時刻までホテルに預けておける。その際に使用する専用の荷札が配られる。
ああ。終わったんだ。帰るんだ。と実感が沸いてくる。

昨日撮った写真が配られる。写っているメンバーをみて、
「へぇーこんな並びだったんだ」と感心する。
自分の写りを見て凹む。

ホテルに着いた。握手会はまだ続いているらしく色々なスレッドに書込みがある。
部屋でしばらく遊んでいると、炭素氏から握手が終わり会場を出たと連絡が入る。
さっそく北区氏が馴れ合いの手配をする。
すっかり乗りなれた港島線にのって市内へ向かう。
金鐘(Admiralty)で荃灣線(Tsuen Wan Line)に乗り換え。
昼間スターフェリーで渡った海峡を海底トンネルで渡って尖沙咀(Tsim Sha Tsui)到着。

この駅で待ち合わせ。しばらくすると炭素氏とkos829氏の姿がやってきた。
お二人はとにかくビクトリアピークへ行きたいとのこと。
それなら俺たちに任せろという感じでご案内。

炭素氏たちは地下鉄に乗るのは初めて。俺と北区氏はオクトパスを持っているので、
地下鉄の切符を初めて見たが、テレカサイズのカードなんだ。
中環(Central)までは2駅。坂道をすいすい登ってピークトラムの山麓駅に到着。
駅は人影もまばら。22時を過ぎ夜景観光には遅すぎる時間だ。

今度はちゃんと右側の座席をキープ。列車が坂をぐいぐい登り始めると、
炭素氏たちが「すごーい」と言う。「もうすぐ右側に夜景が見えるよ」
などとすっかりガイド気取りだ。

今日2回目のビクトリアピークに到着。目の前に100万ドルの夜景が広がる。
夜遅いので灯りの少ないビルもある。「半額セールだな」などと冗談を言う。
雲が低く垂れ込めていて、地上の明かりに照らし出されている。空が暗くないと
夜景は迫力が落ちる。炭素氏たちは明日もっと早い時間に来ようと決めたようだ。


雲が低く垂れこめていた。

地上に降りたあとは、またもや我々の案内でトラムに乗って移動することにした。
行き先は昨日と同じ銅鑼灣(Causeway Bay) である。
乗り込んだ電車はあいにく込んでいて、最前席も他の観光客の先客がいた。
それでもごとごととゆれる列車と、列車の直前を堂々と横断するおばちゃんたち
は香港ならではのもので、炭素氏たちも面白がっていた。

やがてネオンの塊である銅鑼灣(Causeway Bay) に到着。
日曜日だが人出は昨夜よりも多い。こんな時間に何の用があるのだろう?
ガイドブックに出ているようなレストランを探して見るが、
すでに閉店た店や間もなく閉店するような店しかない。

大型の商業ビルなどは軒並み閉店の準備中だが、人通りは減らない。
東京の学生と同じように見える香港の若者。
中国本土からの観光客。フィリピン人などの労働者。
回教徒の人たちもかなりいる。

あきらめて今日もファーストフードで済まそうということになった。
ケンタッキーや昨日のマックに入って見たが、どこも人が一杯で空席が無い。
とうに食事の終わってるような中国人が居座ってテコでも動かない構えだ。

結局食事はあきらめて、各自のホテルへ戻ることとした。
明日、美味いものを食べましょう!と約束する。

晩御飯はセブンイレブンのお弁当にした。弁当といってもフリーズドライの
冷凍食品で、店内の電子レンジで温める。
香港には無数のセブンイレブンがあるが、日本の店と比べると小規模だ。
「売店」と言ったほうがいい。日本のようにおにぎりやサンドイッチ、弁当と
いった生の調理済み商品は売られていない。

セブンイレブンの店先

俺はチキンカレー、北区氏は炒飯を買い、こぼさないように慎重にホテルに
持って帰る。部屋で食べたが、なかなかおいしかった。
ところで香港のセブンイレブンは日本のように箸やスプーンをつけるかどうか
尋ねさえもしないから、利用する時は気をつけて欲しい。
そもそも置いてあるのかどうかすら疑わしい。
カレーに付属していたスプーンでデザートも食べる。
北区氏は常に箸を持ち歩いているが、大正解だったようだ。

モーニング娘。ファンクラブツアーin香港 その11

2005-09-29 00:15:23 | 香港FCツアー
FCツアー参加ははじめてなので、FCツアーの握手会も初体験だ。
多少時間があるのでメンバーと話も出来るらしいが、
誰に何を話せばいいのか悩む。

隣を見ると、北区氏はまこTを脱ぎ捨てて別のTシャツに着替えている。
絵里ちゃんのためである。

握手会、最初のチームは我々1号車ではなく、遅れて一番最後になった
27号車からであった。先頭のヲタが握手をはじめる。
あっという間に進んでいく。
速い!

会場からブーイングが起こってる。もっとゆっくりやれというわけだ。
速いのは送り出すスタッフのペースがおかしいのと、握手をするヲタが
粘らずにあっさりと進んだせいだ。

しばらくするとややスピードも遅くなったが、それでもメンバー
一人につき一言話が出来ればいいほうだ。
慌てて各メンバーに何を言うのか考え直そうとしたが、1号車にそんな
時間は無い。ステージは目の前だ。

ステージに上がると、すぐに小春。
「僕も新潟なんで応援してます」というと、「はい」と頷く。
小春はこんなもんか。

れいな。
「可愛かったですよ」
これは「可愛いれいなを見て欲しい」というMCの発言を受けたもの。
从*´ ヮ`)<ありがとうございます。
と笑顔で答えてくれた。
さすが握手会大好きっ子なだけあり、僅か一瞬のうちに
コミュニケーションが成立する。

さゆ。
正直何を喋ったのかほとんど記憶がない。さゆは香港を通じて、
なんとなく、テンションが低かった印象がある。

亀。
「ギュッ」
といきなり手首を握り締められる。メンバーの中で一番強く
手を握ってくれた。目の前で見ると可愛いねぇ。
でも腕が可哀想なくらい荒れていた。ちょっとビックリした。

美貴様。
最初、
川v)<マコヲタかよ・・・
という冷めた視線を貰っていたが、
香港公演を通じての献身的なサブリーダーっぷりを賞賛するつもりで
「カッコ良かったですよ」というとニコニコしてくれた。


ガキさん
「ポップコーンラブ良かったです。歌ってくれたありがとうございます。
5期のデビュー曲ですよね。またコンサートでも歌って欲しいです」
みたいな事を言いたかったのだがほとんど言葉にならなかった。
何かを言ったはずだが、おそらく伝わっていないだろう。

どうも5期メンバーは、ペコペコしながら「ありがとうございます」を
機械的に繰り返すような印象がある。
まこにつても同様で、こちらがまこTを着ているのを見ても、
やや余計にペコペコするだけといった感じ。

「頑張ってね」
∬∬´▽`)<はい

位の会話しか出来なかった。

結局、愛ちゃん、こんこんとも何となく握手をするだけで終わってしまい、
最後に吉澤さんに「武道館行きます!」と一方的に話し掛けて、
握手会は終わってしまった。

正直、「えー???」て感じ。なんか納得行かない。

わざわざ香港まで来て、こんな握手会でいいのかな?
たしかに東名阪サーキットにくらべれば時間はあったけど、それでも
4月の楽天握手会の方がゆっくり握手できたし、もちろんFCイベントの
握手会には遠く及ばない。
今年は握手会ラッシュで、メンバーと握手をすることはごくありふれた
ービスとなっている。

もっとサービスを充実させろというよりは、これくらいのイベントだったら
香港まで来る意味は無いんじゃないの?という印象が強かった。
昨日のMCで吉澤が漏らした「香港でなくてもこういう機会を・・・・」と
いう言葉と同じである。

モーニング娘。が行うファンサービスとしては、ヲタの人数やメンバーの
年齢などを考慮すると、今のこの状態が精一杯なのかもしれない。
たとえばメンバーを選んで2ショットを撮ったりするなんてことは、
事務所の政策としてやらせないようだし、物理的にも無理っぽい。

2年前の初めてのFCハワイツアーは画期的と言ってよかった。
当時の娘。コンは大型アリーナや野外の特設ステージで、1万人とかを
集めてやるものだった。そういう時代に千人程度を対象とした「シークレット
イベント」はそれなりに価値が高かったのだろう。
しかし、いまや普通の地方コンが1500人程度である。
「いつものコンサートをわざわざ香港まで来てやっている」という状態に
なってしまっているのだ。

ところで握手を終えた1号車メンバーは会場をウロウロ。
出口がどこだか分らず、再び会場後ろの集合スペースまで来てしまう。
ようやく出口を教えてもらって退場したが、帰国後の情報によれば
握手券代わりの座席票を誤魔化して渡さず、何度か回ったという
人がいたとの事。まったく、昨日のドリームヲタといい、ズルをする
奴が得をするっていう状態は早く何とかしないとね。

外に出ると、入場時に買えなかったTシャツセットを売っている。
「こんこんのためだから・・・」おじさんは別に慌てる必要など無かったのだ。

モーニング娘。ファンクラブツアーin香港 その10

2005-09-28 02:33:08 | 香港FCツアー
いよいよ最後のイベントに出発する。
いろいろ迷った挙句、まこTを着ていくことに決める。
変な工作をせず、素直にまこに応援の気持ちを表したい。

まずは座席抽選だ。抽選はホテルごとに行われる。
つまりこのホテルに良席が割り当てられていない限り、絶対に良席は
来ないのである。
昨日に引き続いて俺が2人分のくじを引く。1130番台の席が来た。
引いた番号は指宿氏が書きとめる。誰がどこの番号にいるのか、
全て掌握されるのである。
その用紙をチラリとみたが、見事に700、800番台の番号が
並んでいた。スタンダードコースとはこういう立場である。

1号車に乗せられて移動。寝てしまったのでどこをどう運ばれたのか
分らない。気がついたら会場の近くの路上で停車中だ。
昨日とは逆で、今日は1号車が最後の入場になるのである。
ということは、終了して出るときは最初ということだろう。
真っ先に追い出されるわけだ。

30分ほど待たされ、ようやく会場入り。3号車2号車1号車の順に
入場するのだが、なぜか27号車あたりが後から入ってきた。
スケジュールの関係で最後に回されたのであろう。

行列は建物の中を上へ上へ登っていく。会場は6回(7階説もある)
にあるのだった。入ってみると当たり前だが場内は満員である。
すでにグッズ販売も終わっていた。
グッズ販売の打ち切りにおいては、「こんこんのためだから・・・」という
歴史的事件があったようだが、そんなドラマにすら間に合わないのが
1号車なのだ。

時間が無いため、知り合いを探して挨拶をする間もない。
自分の席に戻る。なんと後ろから2列目の席だ。
やがて昨日と同じ司会者が現れて、イベントが始まった。

FCツアーは初めてなので勝手が分らないが、これから始まるのは
ライブではなく「抽選会」である。
なーんだ。どうせ当たんないし関係ないや、と席に座る。

抽選会は、当たったヲタはステージに上がってメンバーから商品を
受け取ることが出来る。IDカードと座席券が必要だ。
あれ!俺座席券をどこへやったんだっけ?
ズボンのポケットを探したが無い。
鞄のポケットを探したが無い。
抜いたシャツのポケットを探したが無い。
鞄の中を捜したが無い。
やべー、当たったらステージいけないじゃん!!!!
座席番号を控えてもらっているから、IDカードだけでもいいかも?
あー、いやいや、どっかに座席券あるはずだよー。

必死に探している間に抽選会はどんどん進んでしまった。
どのメンバーがどんなプレゼントを用意していたのかなど、全然
覚えていないのであった。たしかまこは、弁髪つきの中華な帽子を
買っていた。ウケ狙いの選択で自信満々に取り出していたが、
会場の盛り上がりは今ひとつに感じた。
その後のガキさんのバック
( ・e・)<男性にも女性にも合うように、黒を選んでみました!
に比べると、ちょっと恥ずかしいね、まこたん。
まあみんな微妙なプレゼントだったけどさ。

座席券が出てきた。携帯電話に挟まっていた。

抽選会の最後のスペシャル~な目玉商品は、メンバーが香港の
思いでを寄書きイラストにしてこの場で書いてプレゼントするもの。
絵の苦手な亀と美貴の出番である。

まず吉澤+5期チームが描いている間に、
川v)<やばいよやばいよー
と盛り上がる6期チーム。
亀井と美貴様でどちらがヘタかというトークで盛り上がる。

続いて6期+久住チームが描きだす。今度は5期チームが、
∬∬´▽`)<美貴ちゃん何それー?
などと弄る時間である。

この辺のトークに関しては、6期チームのほうが面白かった。
5期チーム、美貴様を弄るのはいいのだがもう少し話を広げて
あげないとリアクションを返してくれる美貴様が報われない。

美貴様は意外とマトモな絵を描いた。しかし5期とかはみんな
絵が上手いね。そんな絵も知らないヲタに当たって抽選会終了。
いよいよライブか?と思ったらここで休憩。結構長く中断した。


さてさて、いよいよライブである。
会場が暗転するとヲタが一斉に立ちあがって歓声が上がる。
ステージはほとんど見えない。

大広間みたいな会場で床に傾斜などない。
それでいて前から20列以上後ろだから、見えないのは当たり前。
コンサートと違って会場スクリーンのような贅沢なものも無い。

それでも170台後半の俺とか北区氏は、メンバーの顔くらいは見える。
でも、小さい人とか女性は全く見えなかったんだろうな。
高い金とってステージが見えないって、あの全盛期の娘。コンを
思い出した。SSAのアリーナEとかね。

ステージに登場した娘。たち。衣装は上だけチャイナという微妙な状態。
下はズボンとかハーフパンツとかロングスカート。
まあチャイナドレスじゃ踊れないから仕方ないんだけど、だったら普段の
コンサ衣装でもいいような気がした。

曲は
1.色っぽい じれったい
2.ラヴ&ピィ~ス!HEROがやって来たっ。(THE マンパワー!!!のc/w)
と続く。
もちろん、.ラヴ&ピィ~ス!では飛びまくる。そうすると床が
グラグラするのが分る。気持ち悪い会場だ。

全員MCで、「香港でしか出来ないことをやっちゃいます!」
と吉澤が宣言。
「香港でしか出来ないこと」とは何か?

それは、全員のソロコーナーだ。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

て、別に香港じゃなくても出来るような気がするけど・・・・
「ソロで歌ったことが無い人?」という問いかけに手を上げる
まこや道重。そしてなぜかれいな。
意外なことに、れいなもソロで歌ったことはない人なのだという。
まこだって、FCイベじゃソロで歌ったことあるのにね。
それにしても、5期でソロで歌ったことないのはまこだけなのか。

ソロの内容は、以下の通り。
3.田中 恋をしちゃいました
4.新垣 ポップコーンラブ
5.紺野 恋ING(Go Girl ~恋のヴィクトリー~のc/w)
6.吉澤 青春時代 1.2.3!
全員MC
7.小川 電車の2人
8.藤本 会えない長い日曜日
9.道重 涙が止まらない放課後
10.高橋 寝坊です。デートなのに…
11.亀井 なんにも言わずI LOVE YOU
全員MC
12.久住 愛あらば IT'S ALL RIGHT


もう田中の恋をしちゃいましたでノックアウトだった。
なんて曲を歌うんでしょうね、この子。

続く新垣のポップコーンラブ。
「この曲知らない」などと言う奴が信じられない。
5期の事実上のデビュー曲ですよ!
ライブで歌って欲しいなとずっと思っていたが、ガキさんも
いつかライブでやりたいと思っていたようで、この機会に
セレクトしてみたとのこと。やはりガキさんは神様だ。

恋INGのイントロが流れて、「誰?誰?」と色めき立つ
ヲタだが、こんこんが現れるとみんなガクッとなってた。
でもこんこんとしては無難に歌っていた。
レコーディングの時から大好きな曲だという。

吉澤は青春時代1、2、3!
聴いて痛感したが、この時代の曲は本当に素晴らしいね。
カッコいい。吉澤はこの歌を歌ってた時に圭ちゃんに初めて
マジで怒られたというエピソードを披露。

中休みのMCの後、「電車の2人」イントロが流れると、
メンバー数人がマイクを奪い合うというパフォーマンス。
「えー誰が歌うの?」と興味を深々だが、歌い出したのは
まこ・・・・・・・_| ̄|○ <なんでこんな歌を・・・・

まこによれば、4thアルバムでは初ロック組みだったので、
当時、「あっちもいいな」と思っていたとのこと。
むぅ、訳のわからん理由だ。まこヲタも後で首をひねっていた。
まあ、今やっているライブでは当時電車組だった5期メンが
初ロックを歌っているので、これでおあいこということか。

以後の感想は省略。正直ライブどころじゃなかった。
ラブピ辺りから、会場の床の揺れが恐ろしくて仕方が無かったのだ。
ヲタが飛び跳ねるたびに、床がトランポリンのようにぶわんぶわんと
激しく上下する。

地震国日本だったらこれくらの揺れで壊れる建物は無い。
しかしここは香港である。地震など起きないとされている。
一応香港の建物も、震度7の揺れに耐えられることになっている。
しかしそれはあくまでもタテマエで、本当に揺れに耐えられるのかは
定かではない。
日本じゃ当たり前の耐震構造は、非常にコストがかかるのだ。
資本主義の化け物である香港で、起きないとされている地震に対する
備えにキチンと予算が割かれるものなのだろうか?

仮に設計図面では耐震性が確保されていたとしても、今度は
ちゃんと施工されているかが問題になる。なんせ竹で足場を
組んでガンガン建物を作っている国である。

はっきり言って、非常に危険な状態なのではないか?
床が揺れているのはコンサートスタッフも気づいているはずなのに、
誰も手を打とうとしない。あるいは打つ手がないのか?

ここで建物の構造を考えてみよう。
このホールは円形のビルの6階だか7階にある。普段はパーティ
とか展示会なんかに使用しているのだろう。広さもヲタが1000人
だと結構キツキツだ。その1000人が飛び跳ねているのである。
設計の想定を超える負荷がかかっていると考えてよい。

建物中央に柱は無く、円盤状の床は外周の柱が支えている。
まさしくトランポリンである。
床は激しく上下し、変形しているだろう。その負荷は外周の柱との
接合部に集中しているはずだ。その接合個所が設計上の強度不足
か施工不良のために破壊されたら・・・・・

隣の柱の接合部も連鎖的に次々と破断し、円盤状の床は落し蓋の
ように下へ落ちる。階下のフロアは上から落ちてきた床に打ち抜か
れる形で、全てのフロアが一気に地上まで落下する。
おそらく数秒程度の出来事だろう。

飛び跳ねているヲタはもちろん、ステージで踊ってるモーニング娘。、
UFAやFCやJALトラベルのスタッフも全滅するだろう。
日本を代表するアイドルとそのファンが消滅するのだ。

芸能史に残る大ニュースになるだけでなく、2chで「香港なんかで
やるからだ」と叩かれ、ヲタの遺族が「だからヲタなんてやめろと
言ったのに・・・」と泣き崩れる様子がワイドショーの好餌となり、
事故の責任をめぐって日中間の外交問題に発展するかもしれない。
もちろんUFAが活動を続けられるはずも無く、ハロプロ全体が
活動を停止することになるだろう。

そんな心配をしていたら、とてもじゃないが能天気にライブを見る
気持ちにはならない。とにかく床が揺れないことを願うばかりだ。
愛ちゃんが「寝坊です。デートなのに…」を歌う。スローテンポで
しかも初めてライブで歌う曲なので、ヲタも揺れも静かになる。
続く亀井のなんにも言わずI LOVE YOUなども静かだ。しかし、
13.女子かしまし物語
14.Go Girl ~恋のヴィクトリー~
は大揺れだ。心なしかラブピの時よりも大きく揺れてる。
俺的には「早く終わってくれ~」と願わずにいられなかった。

ライブ終了。
とりあえず、助かった・・・・・

さて握手会だ。

モーニング娘。ファンクラブツアーin香港 その9

2005-09-28 02:21:15 | 香港FCツアー
ベッドのなかでゴロゴロ出来る幸せを味わい、ゆっくりと行動を開始する。
今日のスケジュールは14:50集合までフリーである。我々の場合、
もはやハロショへ並ぶ必要もないのだからありがたい話である。

北区氏と外に出る。地下鉄に乗れば市内まですぐだが、昨夜味をしめた
トラムで行くことにした。
ホテルの前の停留所からトラム乗車。2階最前席が空いているので
最前Get!地元の人はあまりここに座りたがらないのかもしれない。
他の電車を見てもここは観光客がカメラを構えていることが多かった。



実際、ここから見る香港の街並みは本当に面白い。巨大な看板に
覆い尽くされ、ゴチャゴチャと生活の臭いがする街をくくりぬけると、
未来都市のような高層ビルがそそり立つビジネス街へと変貌する。

金鐘(Admiralty)でトラムを降りる。ここから名物ピークトラムを目指す。
坂道を登ると、上野公園のような公園があって、観光客や遠足の
子供達が沢山歩いている。そのなかを抜けて急な坂を登った途中に、
ピークトラムの山麓駅があった。

ピークトラムは19世紀に開通したケーブルカーで、100万ドルの夜景
で有名なビクトリアピークと下界を結んでいる。駅や車両はわりと新しい。
混雑していたので1便を見送って、次の便に乗った。

観光客で混雑する山麓駅


登っていく列車

車両は2両編成で、座席は全て山頂方向に向いたベンチになっている。
最前の左側の座席についたが、景色が綺麗なのは右側の座席だ。

このケーブルカーはかなりの急角度で登る。なかなかスリリングだ。
ところどころで線路がカーブしているのも、これでケーブルが外れない
ものなのか?とちょっと不安になる。ちなみに100年以上の歴史で
事故は一度も無いそうだ。


ものすごい上り坂


ケーブルカーの急カーブはなんか不安。

山頂駅(といっても山のてっぺんではない)につくと、観光客用の
みやげ物屋やレストランが並んでちょっとした賑わいだ。
駅の脇の小道を進むと、そこが絶景ポイントだ。


ビクトリアピークからの眺め

あちこちで観光客が記念撮影に必死だ。観光客相手に写真を撮る
商売も行われている。
我々以外にもヲタがいて、ヲタ芸ポーズで記念写真を撮っている。


香港市街の反対側はこんな風になっている

ピークトラムに乗って下山する。山頂駅の乗車口では先頭付近に
並んでいたが、白人観光客や中国人が容赦なくドリームしてくる。
列に並んだ時は「オレが先に並んでいるんだぞ」という姿勢を誇示
する必要があるようだ。

ピークトラムは降りるときが怖い。急角度の下り坂を転げ落ちるように
加速しながら降りていく。座席が一杯の時は立ったまま乗ることも
出来るのだが、ちょっと遠慮したい。

山麓駅を出ると、目の前にスターフェリー乗り場行きのバスがいる。
観光客用の、屋根の無い2階建てバスだ。
ちょうどいいので乗ることにした。値段は3ドルちょっと。
またもや2階の最前席をゲット!今日は最前命である。
屋根がないのでトラムとはちょっと違う雰囲気。
先ほど見下ろしていた高層ビルを今度は見上げながら走る。
すぐにフェリー乗り場へ到着。歩いても10分程度の距離だろう。

スターフェリーは香港の名物の一つで、香港島と九龍半島を結ぶ
フェリーボートだ。今では地下鉄や道路がトンネルね結んでいるが、
庶民の足として、あるいは観光用として現役の交通機関である。

ターミナルはピークトラムと違って、歴史を感じさせる古い建物で、
冷房もなく天井の大きな扇風機が回転している。
フェリーは1階が2等、2階が1等である。1等と2等は、ターミナル
の入口から乗船口まで完全に分離されている。我々は1等に乗った。


スターフェリーの乗り場

フェリーは前後対照の構造で前にも後ろにも進める。
椅子の背もたれは転換式で進行方向に向かって座ることが出来る。


船は前後どちらにも進める。

海に乗り出すとさすがに気持ちが良い。陸地の蒸し暑さが嘘のようだ。
そして水の上から眺める香港の景色。水際までビッシリと超高層ビル
が並び、その向こうにビクトリアピークがそびえている。

出航直後に船上から船着場を振り返る。ビルに埋もれんばかりだ。


昨日のイベント会場。全体を見るには海から見るしかない。

船は5分ほどで対岸の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)に着く。
尖沙咀(Tsim Sha Tsui) は九龍半島の南端で、商業施設やホテルが
並ぶ香港の繁華街の一つだ。日航香港もこの地区の東寄りにある。

メシ時なので近くのフードコートに入る。ここはガイドブックにも載っていて、
日本食なども扱っているが、やはり中華を食べようということになって、
中華料理を扱う店に行く。
北区氏はマーボー豆腐、俺はチャーハンを注文。注文すると伝票を
渡される。これを持って別の場所にあるレジにいってお金を払う。
払った時のレシートを持って再び店に行くと、料理を渡してくれるのだ。
しばらく時間がかかる場合は、出来上がったときに放送で呼び出しがある。
広東語の放送はまったく聞き取れず、外国人を呼び出す英語の放送
もよく分からない。ただ、我々は店の近くの席に座っていたので、
店員が手招きして呼んでくれた。これは確実な方法だ。



料理の味はまずまずだが、量がかなり多い。しかも水が無い為に
喉が渇いて仕方が無かった。

さて、そろそろ戻らないと時間がヤバイ。
トラムとフェリーを乗り継いでここまでのんびりやってきたが、帰りは
地下鉄で戻ることにする。尖沙咀駅から荃灣線(Tsuen Wan Line)に乗り、
金鐘(Admiralty)駅で港島線(Island Line)に乗り換える。
ホテルのある鰂魚涌(Quarry Bay)まで20分程度で帰ることが出来た。

番外編 オクトパスカードを使ってみた

2005-09-28 01:06:33 | 香港FCツアー
武道館で「まだ香港のレポ書いてるの?」と笑われてしまった。
にもかかわらず番外編。

香港に行ったらオクトパスカード(八達通)を使ってみたいと思っていた。
オクトパスカードは地下鉄等に乗れるICカードである。

初めて香港の地下鉄に乗るにあたり、早速手に入れる事にした。
鰂魚涌(Quarry Bay)駅の窓口で、「ツーリストオクトパスプリーズ」という。
ちょうど窓口にオクトパスのパンフレットが貼ってあるので、その「ツーリスト」
の部分を指差して頼んだ。
駅員が外に出てくる。「エアポート?ワンウェイ?」と尋ねてくるので、
イエスイエスと答えて、220ドルのツーリストオクトパスを購入した。

一般的なオクトパスカードはJR東日本のスイカと同じで、1枚150ドル。
うち50ドルが保証金で、残りの100ドル分電車に乗れる。
残額が少なくなったら、駅の機械でお金をチャージする。
カードを返却すれば保証金の50ドルを返してもらえる仕組み。

我々が購入したツーリストオクトパスというのは、短期滞在者向けの
オクトパスで、220ドルと300ドルの2種類がある。
220ドルはエアポートエクスプレスに1回、300ドルのものは2回乗れる。
駅員が「ワンウェイ?」と尋ねたのは、「空港は片道分でいいの?」
ということだろう。
ツーリストオクトパスは、3日間(最初に使用した日を含む)の有効期間中、
MTR(香港地下鉄)が乗り放題となる。
また普通のオクトパスと同様保証金50ドルが含まれているので、カードを
返却すれば50ドル戻ってくる。俺は返却せずに記念に持ち帰った。

さて、オクトパスが有名なのは、その利便性の高さである。
販売しているのはMTRの駅であるが、利用範囲はMTRだけではない。
街中をゴロゴロと走っているトラム(2階建て路面電車)や、ビクトリアピーク
へ登るピークトラム(ケーブルカー)、路線バス、海を走るスターフェリー、
郊外へ向かう電車やその先で走っている軽便鉄道など、
おおよそ「公共の交通機関」と言われるものは、すべてこのオクトパスカード
で乗ることが出来るのだ。乗れないのはタクシーくらいである。
コレに慣れてしまうと、やれスイカだパスネットだと使い分けが必要な東京の
現状が不便で仕方が無い。とくにパスネットなんてICカードじゃないから、
イチイチ定期入れから取り出さないといけない。オクトパスは接触型ICカード
なので、財布ごとセンサーにポンとタッチするだけだ。

ちなみにツーリストオクトパスは、購入時点で20ドルしか入っていない。
MTR以外の交通機関を多用する場合は、早めのチャージが必要。


駅で購入したツーリストオクトパスカード。(路線図もついてくる)
今思えば空港行かないんだから普通のオクトパスでも良かったかも。


香港の街中にあるジュースの自動販売機。よく見ると、オクトパスのセンサーが
ついてる。つまりオクトパスカードでお金を払えるわけだ。
香港は複数の銀行が紙幣を発行するため、おなじ20ドル札でもデザインが
何種類かあるという訳の分らない国なので、紙幣が使える自販機が少ない。
ジュースの販売機もコインとオクトパスだけという機械も珍しくない。

セブンイレブンのレジにもオクトパスのセンサーがある。買い物して、オクトパス
カードで支払うことが可能なのだ。
スーパーのレジにもオクトパスのセンサーがある。
一部のファーストフード店のレジも、オクトパスカードがある。

つまり、オクトパスは電子マネーなのだ。
まさに未来都市香港だ。

JR東日本と関東の私鉄が共通のICカードを発行して、電子マネーとしても普及
させようという動きがあるようだが、もちろんオクトパスを目標にしているはずだ。

それにしても、歴史を感じさせるスターフェリー乗り場やトラムの降車口に
オレンジ色のオクトパス用センサーがついている光景はかなり違和感。