蟹・道楽日記

まこヲタ蟹の右往左往を綴る日記

ジャガイモンロケ地を満喫する その8

2009-05-30 00:56:33 | ロケ地
五稜郭を見物した後は、ジャガイモンの番組の流れに従って
塩ラーメンを食べることにしよう。
五稜郭タワーの目の前にあるのが番組に登場したラーメン店
「あじさい」本店だ。





早速入りたいところだが、開店は11:00だとのこと。
五稜郭を一周して予想以上に時間がかかったがそれでもまだ
10:15分である。結構時間がある。

そこであじさいの向いにあるラッキーピエロに行ってみた。
モバゲーによると、塩ラーメンを食べた後この店で川元さんが
デザートを食べたようで、麻琴は我慢したようで、
まあそういう場所である。

モバゲーより。


ラッキーピエロ


ラッキーピエロはこういう派手なお店。
函館市内にいくつも支店があるようだ。


ここでアイスクリームを購入。
ラーメン食べた後のデザートのはずが、
ラーメンより先にアイスを食べる形となった。


これは浅はかな行為であった。直後に思い知ることになる。
アイスを食べ終わる頃には「あじさい」の前に行列が
出来始めていた。早速並ぶことにする。

開店まで30分。
最初は元気良く喋っていた我々や並んでいる他の人たちも
いつの間にか静かになって言った。

寒いのだ。

今日は日差しが強くて先ほど五稜郭の周囲を回っていた頃は
暖かかったのだが、この場所は陽が当たらないうえに
タワーが引き起こすビル風なのかとにかく風が強い。
悪いことに上着を駅のロッカーに預けてきてしまった我々は
Yシャツ1枚くらいの服装なので寒さに無防備なのだ。

まあ震えが止まらないというほどの凍え方ではないが、
それでも少しでも風が当たらないように体の向きを変える
などしないといられない寒さ。
もちろん先ほどアイスを食べた報いも受け始めている。
そして五稜郭一周で無駄な体力を使った報いも。

永遠と思われる待ち時間が終わり、11:00になってやっと
店内に招き入れられた。
店員が列の先頭から人数を聞いていき、人数によって座る
場所を指定するのだという。人気店ゆえのシステムなのか。
おかげで番組で使った席に座ることは出来ず、我々は窓際の
カウンターに座らされた。

しかし、寒い思いをしながら列の前の方で待っていたのだ。
言われるがまま自席に座るのは悔しい
そこでまだ後の客が入ってくるまでの間を利用して番組で
使用していた席の写真を撮っておいた。




自分の席に戻って見るととにかく暖かい。
窓際のカウンターなので先ほどの寒さが嘘のような
温室空間だ。夏は大変だろうけど。
とにかく少しでも温まろうとカウンターにうつ伏せに
なって温まる。
クマさんは目を閉じて「ゴロゴロゴロゴロ」などと
ネコの真似をしているが、どうみても日向に集まって
温まっている爬虫類といった風情の我々だ。

さて暖まっているうちにラーメンが登場!
番組に登場した塩ラーメンだ。


こちらが私が撮影した写真


澄んだスープがいいね。
透明なのに深い味がするスープ。
ラーメン評論家のクマさんも、今まで食べた塩ラーメンの
中でベスト!という太鼓判である。
最後はスープもほとんど飲んでしまった。

さて五稜郭観光はこれで終了。
同時に、ジャガイモンのロケ地巡りはほぼ終了した。
最後にもう一度、市電に乗って十字街へ向かった。
初日に入れなかったカントリーボーンに再度行ってみる
ことにしたのだ。
2日ぶりにチャチャ登りを登ってカントリーボーンへ。

しかし、今日もまたCLOSEDの看板が出ていた。残念!
観光シーズンは宿泊客以外は入れないのかもしれない。

仕方ないので第1回写生大会の題材となった景色を撮影。


十字街電停まで戻って市電に乗り込む。
これで本当にジャガイモンのロケ地巡りは終了した。
一昨日からスケジュールに追われるようにあちこちを
飛び回ったが、ここからは自由行動だ。

時刻は12時を回ったところ。
本日のロケ地巡りは午前中に終了するようある程度
目処をつけていたのだ。

今日は函館駅を16:45に出る列車で帰ることになっている。
あと4時間自由行動となるわけだが、どこに行こうかな?
と考えていると、クマさんが意外なことを口にした。

「もう、帰ろうぜ」

ジャガイモンロケ地を満喫する その7

2009-05-27 21:10:33 | ロケ地
いよいよ函館最終日。
いかいか亭に朝ごはんを食べに行く。
朝早いのでホテルに荷物を置いたまま行こうと思ってたが
クマさんがチェックアウトをしたいと言うのでホテルは
引き払うことに。

函館のコインロッカーに荷物を預ける。
クマさんはこの旅ではほとんど手ぶらで行動しているのだ。
駅で函館市電1日乗車券を買い、市電に乗って十字街へ。
海の方に歩いて5分ほどのところに煉瓦倉庫街がある。





この一角にいかいか亭がある。
ジャガイモンチームが食事をしたお店で、朝早くから
開いているのが嬉しい。





早速中に入って見よう。

店内は空いていたでの番組で麻琴が座ってた席を確保。




このお店は、本来ならばショーケースで選んだ魚を
食べさせてくれると聞いたのだが、朝の時間は
定食メニューだけのようだ。

麻琴たちが覗いていたショーケース


中はこのようになっている。


そんなわけで、番組内で勝俣さんたちが食べていた焼き魚
定食を注文した。


あれ?なんかテレビと違う・・・

そう、ジャガイモンのロケ当日はホッケだった焼き魚が
この日は子持ちカレイなのだ。



これはこれで美味しいのだけれど、できればあのホッケが
食べたかった。まあホッケは昨夜魚一心でたべたけどね。
ちなみに番組で麻琴が食べていたいくら丼はメニューにすら
なかった。残念。


食べてしまうと、別にどうということは無いお店だ。
買える前に隣にある魚介類のお店に入る。



店の玄関先に毛ガニに看板があるが、ここが麻琴がモバゲー
で写真を取っていた場所だと分かった。



中を覗くと”ごっこグッズ”を売っているコーナーが
あった。耳当てや帽子、Tシャツなどがある。


これは麻琴が番組の中でもつけていた。
おそらくここで買って、次のロケに持っていったのだろう。
もしかすると番外編でこの店も紹介されるのかも知れない。


本来なら「麻琴がしてたやつだー!」と群がって買っていく
我々であるが長旅で疲れているのか特に反応使用ともせず
「ふーん」と通り過ぎてしまう。今思えば駆っておけば
良かったと後悔してたりする。

さて次は五稜郭だ。
市電で一気に五稜郭まで行く。
30分ほどで五稜郭に到着。



綺麗なタワーだが、このタワーはいざと言うとき
宇宙人と戦う使命を帯びているらしい

このときの時刻は朝の9:00である。
にもかかわらず凄い人出であった。
エレベーターもごった返している。



番組のロケではほとんど人がいなかったんだけどね。



エレベータであがって五稜郭を見下ろす。
あらためて見ると綺麗な星型。
なにやら復元工事が行われているようで無粋な建物が
建っているのが残念だった。


タワー内には番組に登場した展示物がある。


このタワーは五稜郭だけでなく函館市街地を一望に
出来るのが魅力だな。函館山の反対側から函館を
見ることが出来るのだ。


さていよいよ五稜郭へ向かおう。
エレベーターを降りたところにモバゲーの撮影
ポイントを発見。




建物の外に出て五稜郭の中に入っていくと、
すぐに第1回川柳対決をした場所がある。


この橋の上がロケ地になっている。



関係の無いオバケの絵を描いて怒られる麻琴。




橋を渡って中に入るが、中は工事などをしているせいか
ちょっと狭くて見るものも少ない。
そこで堀に沿って周囲を歩くことにした。2回目の川柳対決を
した場所を探したい。


この場所はモバゲーでも登場している。



五稜郭は周囲をぐるっと回ると1.6kmくらいあるらしい。
ちょっとした散歩コースだが昨日歩いた大間に比べれば
短いもんである。日差しも暖かく快適な散歩コース。
だと思っていたのだが、気づかないうちにダメージを
ためていたのであった。後で後悔することになる。

ほぼ一周したものの画面に映っていた「五稜星の夢」と
書いた看板がない。撤去されてしまったのだろう。

仕方が無いので「多分この辺」って場所で撮影。


五稜郭はお花見の名所であり沢山桜が植えられている。
東京では1ヶ月以上前に散ってしまった桜であるが、
この日の函館はまだ綺麗に咲いている。
GWに見る桜もいいもんだなと思った。




ジャガイモンロケ地を満喫する 番外編

2009-05-21 22:01:32 | ロケ地
今回の函館の旅最大の誤算は、ジャガイモンの函館旅行編に
番外編があったことだ。番組は3回にわけて放映されており、
今回のロケ地巡りはその第3回がOAされた直後でなので、
番組に登場した場所には一通り回ることが出来ると企んで
いたのだが、番外編があるとは予想できなかった。

番外編は7月にOAされるそうなので当然今の段階でロケ地が
どこなのか分からない。
そこで、予告編に登場した場所へ行ってみることにした。

初日、函館山の夜景を見て市内に戻ってきた我々は、函館の
新しい観光スポットでもある大門横丁にやってきた。
番外編の予告編によると、ここでジャガイモンチームが
楽しい夜をすごしているようだ。



ここは、大門横丁 函館 ひかりの屋台という場所。




予告編によると川元さんといとうさんはジンギスカンを
食べているように見える。



大門横丁でジンギスカンのお店はここだけ。
おそらくここで撮影したのだろう。


残念ながら店内は満席で入ることが出来なかった。
つぎに予告編で麻琴と勝俣さんが入っていたお店。


壁にハングルが書かれているので韓国料理屋だろう。
韓国料理も大門横丁には1つしかないので行って見た。

韓国料理店 金 家


店内に入るとなるほど予告編と同じだ。ちょうど
勝俣さんの座っていた辺りに座ることができた。


客は東京からの観光客が一人と地元のカップル。
店の主人が人懐っこく「どっからきたの?」などと
話しかけてくれる。

何を食べようか?と迷ってオススメを聞いてみると
プルコギだという。早速注文。辛さも調整してくれる。




プルコギを全部食べるのではなく、半分くらい食べた
ところで一旦鉄板を返す。
そうすると・・・



このように残ったプルコギでチャーハンを作って
くれるのだ。これは美味しかった。

クマさんが「勝俣さんが来ませんでしたか?」と訪ねる。
小川麻琴の名前を出さないところが策士だな。

「おう来た来た!」とご主人。
偶然、今食べてるプルコギを食べて言ったとのこと。

「もう一人、女がいませんでしたか?」と訪ねようかと
思ったがやめておいた。

次に、第3回の放送で一瞬映った天ぷら屋さんを訪ねた。



ひとくち天ぷら 柏や


ここも川元さんといとうさんが映っている。
おそらく、屋台村は2チームに分かれてのロケだったの
ではないかと推察される。

天ぷら屋は混雑していてとてもじゃないがロケがあったかなどと
訪ねられる余裕は無い。天ぷらもなかなか出てこなくて時間を
無駄にしただけといった感じ。味は普通だった。

さて、どうやらジャガイモンでは4つの店が紹介されるようだ。
川元&いとうチームがジンギスカンと天ぷらの店
麻琴&勝俣チームが韓国料理ともうひとつの店


そう、この店が何か分からない。初日はどの店か分からず
夜も遅くなってきたので退散した。


翌日、魚一心を出た後一旦ホテルに帰り、俺だけもう一度
街に繰り出した。クマさんは動ける状態ではなかった。

屋台村に行って麻琴&勝俣さんの店を探す。
扉の色と枠の形から「これじゃないか?」という店を探りあてた。
ここだという確証はないが、消去法でここしかないと思われる。

函館食の房 あっそ家


手作り料理の店である。カウンターに和服のママ。

中の様子


また勝俣さんが座っていたあたりのカウンターに座る。
この店は非常に小さく、8席しかない。

店内にはすでに5人くらい先客がいたが、全員が地元の
お父さんたちで常連客。観光客など俺1人であった。

常連のお父さんたちは地元の職人さんらしい。
いつも一緒のメンバーではないそうだが同じ常連同士と
いうことで大盛り上がり。そんな中ぽつんと俺。
でもこういう雰囲気は嫌いじゃない。
「そうなんですかー」などと適当な相槌をはさみながら
お店の名物であるコーヒーハイを飲む。


ちょっと大人になった気分(笑)。
店は24時で閉まるとこのことで近くのスナックに皆で
カラオケに繰り出そうという事になった。
「兄ちゃんもくるだろ?」と熱心に誘ってもらったのだが、
ちょっと遠慮。行きたい気持ちもあったが明日の予定も
あるしちょっと厚かましいような気もしたので。

1人で帰るとママが追いかけてきて「どうもすみませんねー」
とフォローしてくれた。こちらこそ気を使ってもらって恐縮。
「ジャガイモンのロケがありましたか?」などと訪ねるたりは
しなかった。せっかくのいい雰囲気が壊れそうだったからね。
この店がロケ地だったのかは番外編を見てのお楽しみ。



さて、番外編のもう一つは摩周丸だ。
大間からの帰り道に訪ねてみた。
青森駅の側にある十和田丸と同じく、函館駅の横の岸壁に
係留されている青函連絡船だ。



この船には学生時代に来たことがあるが、もう15年以上
前の事なので懐かしい。
内部は資料館になっている。



ブリッジに到着。


予告編で、双眼鏡を覗く麻琴。


同じポーズをキメるクマさん



ブリッジ後方には電信室がある。

番組ではモールス信号を打っていた。


デスクにはモールスの符号表が貼ってある。


船の一番上に多目的ルームがあり、ロープの結び方
などを体験できる。




ここも番組に登場



予告編に登場したのは以上の3箇所であるが、
もちろんOAにはもっとあちこち映るだろう。
今のうちにOAされそうな場所を隅々見ておく。



過去の連絡船の模型などが沢山飾られている。


旧グリーン船室の椅子も展示



そんな中、ブリッジにてとんでもないもの発見!!



FMタウンズだ!!

おもわずクマさんと「おおおおお!」と叫んでしまった。
しかもなにやらデモ用のソフトが動いている。
稼動しているFMタウンズなんて10年以上見てないと思う。



裏をみればサビサビである。海の上にあるのだから
当たり前だが良くこれで動いているなと感心。

まあ番組内では「タウンズだ!」などと驚いたりは
しないだろうけどね。
OA前だとこれ以上みても仕方ないので撤収!

土産物屋で摩周丸のTシャツなどのグッズを売っている。



よりによってなんでこんなカラーなんだろう?
我々にとってはトラウマになってる色使いだ。

ジャガイモンロケ地を満喫する その6

2009-05-19 22:57:09 | ロケ地
ホテルに戻ったのは夕方6時前。
すぐに出発したいところだがクマさんの状態はとても
そんなことは無理といった感じ。
そこで2時間くらい休息を入れることにした。

一人で町にでてこれから行くお店の偵察。
今夜行くお店はこちらの魚一心さんだ。


このお店はジャガイモン函館編の第3回のスタート
地点でもある。このお店での宴会から番組が始まる。



めずらしく麻琴が酔っ払って赤ら顔なのが面白い。
各自の絵のどれがいいかを店のおかみさんに判定してもらい
見事いとうせいこうさんが負けるという美味しい展開。

そのお店に行ってみようと思う。
ホテルに戻りクマを連れ出す。あんまり回復していない
ようである。
電車で行こうなどと甘えたことを言っていたが、たかが
2~300mくらい歩いてもらわないと。

このお店、予約しないと入れないくらいの人気店だそうで
もちろん予約しようと先ほど電話をしたのだが2人なら
直接来てもらったほうがいいとのことで、飛び込みで入る。

店内は大変混雑していたが運良くカウンターの席が2つ
空いていたので座ることが出来た。

つきだしが出てくる。
いきなり数の子とか入っている。


こちらがメニュー。


とにかく忙しいお店で目の前のカウンターの中は戦場だ。
大勢の人が働いていて忙しい。
見ていると冷凍食品を温めるだけ、みたいな料理は少ない。
刺身も板前さんが忙しそうに切り分けている。
これは人気店だというのも頷ける。

そんな作業風景を眺めながら北海道らしいもので食事

まずはバターコーン。


続いてじゃがバター。塩辛まで付いてる。


そしてお待ちかねのお刺身。


まさかこんなに沢山出てくるとは!
ちょっと頼みすぎたと反省。

とどめのほっけ。


このほっけがでかい!
そして美味い!
こういうの食べると北海道に来たという実感が沸くね。

我々二人はほとんど酒を飲まないのでこれだけ食べても
一人2000円ちょとで済んだ。「やっすい!」と感動する。
先ほどまで忙しかったお店もだいぶ空いてきた。

というわけで、2階の座敷を見せてもらう。
ここがジャガイモンのロケ地点である。

壁に麻琴の書いた絵が飾られている。



同じく勝俣さんの絵も飾ってあった。


こちらはダブルブッキングの川元さんの絵。
普通に、いい絵だと思う。


2階の座敷には番組に登場したお母さんが
いらっしゃったのでお話を聞いた。

こちらがロケで使ったお座敷。


ジャガイモンは番組のロケという形ではなく普通に
宴会の予約だったそうだ。それが実際には番組で使われる
ロケになってたというわけだ。
おかみさんも頼まれてちょとだけのつもりで参加したのに
OAを見たらすごく沢山自分が映っていてビックリしたとのこと。
ジャガイモンを見るためにCS放送が映るように契約したそうだ。
「まさか本当に(番組を)見た人が来てくれるなんて!」
と驚くおかみさんであった。

お礼を言って帰ろうとすると

「今思えば、いとう(せいこう)さんの絵の方が良かった」
とおかみさんがつぶやいた。
理由を聞いたのだが、要するに実際に飾ってみると
麻琴の絵はまだまだ未熟な絵なのだそうだ。
海の塗り方とかが一部だけ縦に塗られたりしているところとか。
言われて見れば確かに雑だ(笑)。
そりゃ完成度みたいなもので計ったらせいこうさんの絵の方が
上手いに決まってるけどね。

そんなわけでジャガイモンのスタッフの方。
もしこのブログをご覧になっていたら、せいこうさんの
絵もおかみさんに送ってあげてください。

あと麻琴に負けたと気落ちしていたせいこうさんも、
今では評価されてますのでご安心を(笑)

ジャガイモンロケ地を満喫する その5

2009-05-12 22:59:14 | ロケ地
大間での最初の目的地は港の近くにある浜寿司だ。
ここはジャガイモンでメンバーが寿司を食べに来たお店だ。



放送では大間でのロケの最後に浜寿司に来ている。
番組の順番通りに旅をしている我々が真っ先に浜寿司を訪れたのは、
予約がこの時間しか取れなかったからだ。
GWの真っ最中はどこも混んでいるのである。



2名で予約してたので番組で使ったカウンターに通して
もらえないかな?と少し期待していたのだが、残念ながら
奥の座敷に通されてしまった。まあ仕方が無い。
そんなわけでジャガイモンとは雰囲気が大きく異なる。

ジャガイモンメンバーの席


我々の席


テレビでは笑っていいとも!が放映中。こんな文字通り
地の果てでも普通に放送しているテレビ番組はすごいよね。
この辺りではテレビに出ないタレントなど存在しないに
等しいのだろうなと思う。

メニューを見る。


注文するのはもちろん大間鮪盛合わせ握りである。
この日の値段は5,500円であった。これを2人前頼む。

なんだか緊張してきた。
いい歳をして、一人で5,000円以上するような寿司は
食べたことが無い。でもこれから食べるのは東京なら
桁がもう一つ上がるレベルの寿司である。

落ち着かずにすごす。座敷にはいろんなものが飾ってある




ちょっと長めに待って、いよいよご対面だ。

ドン!と目の前に置かれる。


(クリックするとちょっとでかい画像になります)

美しい。
しばらく眺めていたい。




ゆっくりと食べた。
味についてはこんなところでアレコレ言うような
ものではない。
一つ言えることは5,500円で味わえる快楽としては
これ以上のものは存在しないだろうということ。

幸せになった我々は帰りがけにカウンターを覗いた。
ロケに使った場所である。


壁には芸能人のサインが飾ってある。
こういう場所においては芸能人とはテレビに出ている
人というよりはお店にサインが飾ってある人を指す
のかもしれない。

そしてついに見つけた。



今回の旅で初めて見た麻琴の痕跡。ジャガイモンの
ロケが確かにここへきた証拠でもある。

店を出た我々は本州の最北端。
大間崎へ向かう。
大間崎はジャガイモンの大間編のスタート地点である。



スタート地点ではあるが、フェリーターミナルがある
町中心部からは結構離れている。幸い浜寿司の近くに
タクシーの営業所があったので車で行くことにした。

5分ほどで大間崎に到着。そして驚いた。



物凄い観光客である。

たしかに浜寿司には沢山予約が入っていたが、大間の
町を歩いてたのは我々くらいである。基本的に人の気配が
あまりしない町だったので、ここへ来て急に人ごみが
出現して驚いてしまった。
この人たちはどこから来たのだろう?

関東のナンバープレートをつけた車も沢山いるので車で来た人も
多いのかもしれない。前にも書いたが、青森や八戸からだって車で
3時間ほどかかる場所なのだから長旅だったろう。

とりあえず人が途切れるタイミングを待ってなんとか撮影。




水辺まで降りてみた。海が物凄い透明度で美しい。
南の島のようだ。



さて、ジャガイモンのロケチームはこの後「海峡の店」と
いうお店に行ってマグロの珍しい部位を食べている。



目印となるお店の看板



マグロの胃袋を食べる麻琴たち。
すごい美味しいらしい。


そしてマグロの喉を食べる麻琴たち。
これもすごい美味しかったらしく大騒ぎしてた。


このお店を探そう。
大間崎の近くには道沿いに沢山の土産物屋や食堂が
ずらりと並んでいる。ジャガイモンのロケのときには
ひっそりとしてた場所が賑やかな通りになっていた。


そしてその中にお店の看板を見つけた。


番組で登場した看板とは違うが店の名前は同じだ。
店内にはこの店が取材を受けたときの写真が所狭し
と飾られている。



そして見つけたこの写真。


お母さん目立ちすぎ。
この写真のお母さんが目の前でマグロを焼いていた。
早速胃袋と喉を購入。
番組で食べていた心臓は品切れだそうで残念。
ついでにジャガイモンのロケについて尋ねた。
番組に登場したおばあちゃんが店の中からわざわざ
顔を出してくださった。

お母さんとおばあちゃんが、あっちのお店に行って見て!
と口々に勧める。
この店からすぐ近くに別の店があるらしい。
ロケはそっちの店でやったんだそうだ。

案内にしたがって行ってみた。すぐ近くだ。



なるほどジャガイモンに登場したのと同じ店があった。

早速入って・・・と思ったら店の中は無人で鍵がかかっている。
外から覗くと、店内にジャガイモンのロケの写真が貼られている。
一つは先ほどの店にもあったみんなで撮った写真であるが、
もう一つ、麻琴のソロ写真も飾ってあった。


(真ん中辺りに麻琴の写真がある)

先ほどの店に戻ってお母さんかおばあちゃんを連れて
くれば鍵を開けて中を見せてくれるだろうが、明らかに
商売の邪魔だろうし厚かましい。
ロケ地探訪の鉄則は、訪ねた先に迷惑をかけないことだ。
外から写真を撮ってここはおしまい。

さて早速マグロの珍しい部位を食べてみよう。

まずは胃袋




これは魚というよりホルモン焼きを食べているような
食感と味であった。美味しい。

そしてこれがマグロの喉の塩焼き。





これは驚きの味だった。
塩胡椒の味付けと骨が付いていることで、全く魚を
食べている感じがしない。これは肉だ。
マグロのトロなどは和牛に例えられる事があるが、
この喉の塩焼きは骨付きスペアリブという感じ。

ただし食べ終わった後の胃に残った風味は
魚料理を食べた後のそれである。不思議な体験だ。



さて念願のマグロを食べたことだし、そろそろ函館に
戻るとしよう。
港に戻るためタクシーを捜したがあいにく待機してる
車は無いようだ。

クマさんが「歩いていこうぜ」と言う。
フェリー出航まではあと50分。距離はおよそ3km程だろうから
十分間に合うだろう。

我々は車で来た道を歩いて帰り始めた。
今思えば、このとき無理やりでもタクシーを呼んで車で帰るべきであった。



てくてくと歩き続ける。
向かい風なのでちょっと大変だ。

クマさんは結構歩くのが早い人で、ついていくのが大変。
そんなクマさんが突然立ち止まる。
何かと思ったら

「ネコがいたクマー」

クマさんは立ち止まって一生懸命携帯で撮影している。
そんなクマさんを放っておいて俺だけさっさと先に進むが、
たちまち追いつかれてしまう。

疲れるウォーキングだが、おかげで大間の町をじっくり観察
することができた。本州最北端の地の果てであり、青森などの
町からもかなり離れている大間だが、家々はみんな立派。
他の漁村などには見られない家だ。マグロ漁の恩恵なのだろう。
休日なのであちこちで子供たちが遊んでいた。
女の子の中には結構可愛い子がいる。
将来汚れた都会なんかに出てきて欲しくない子供たちだ。



フェリーターミナルには出航15分前に到着。
すでに人も車も乗ってしまっている。
クマさんが「2等船室で横になりたい」などと言ってたが、
もちろん2等船室などは混んでいてゆっくりできる場所など
すでに残っていない。
仕方ないので先ほどのラウンジに行って、ソファの間に場所を
確保して強引に横になる。

帰りの船は来る時よりも揺れた。床に寝ていると体を
揺さぶられている感じがして落ち着かない。
クマさんは死んだように寝ていたが、後で聞くと
やはりこのフェリーでの雑魚寝は疲れたとのこと。

函館フェリーターミナルから函館行きのバスに乗る。
さて、明日以降の予定を決めなくてはならない。
明日帰る予定ではあるが二人とも休暇は取れているので
滞在を延長することは可能だ。昨日まではそのつもりだった。

「どうします?明日もホテル取りますか?」
「明日帰るクマー」

結局、今夜が函館の最後の夜になることが決まった。

ジャガイモンロケ地を満喫する その4

2009-05-10 20:40:34 | ロケ地
2日目は忙しい。
朝6時起床。6時半出発とクマさんに伝えておいた。
前にも書いたが今回の旅行は切符、宿、お店の予約など
全部を俺が任されているので、どこへ行って何をするのか
伝えておかないといけないのだ。

朝6時。
そろそろクマさんに電話するかなと思っていると
逆にクマさんから電話が入った。すでに起きているらしい。
なかなか気合が入っている。

クマさんの部屋に行き、クマさんが持ってきてくれたPCで
ジャガイモンの函館編第2回を復習する。
ジャカイモン函館大間を満喫しようの第2回は函館朝市の
ロケで始まる。



寒そうだ。

このホテルは朝市の隣に建っているので、ロビーを出て
1分くらいで現地に到着となった。



ジャガイモンは朝食として500円丼というのを
食べている。



ここがそのお店。朝市食堂二番館である。


だが入口にはチェーンがかかっていて、6:30開店とある。
某グルメサイトに6:00開店と書かれていたが、どうやらまだ
開いていないようだ。
6:30まで少し時間があるので解散。
後で右往左往しないよう、番組に登場したお店がどこら辺に
あるか事前に偵察しておく。

食堂に戻って見ると数人の客が開店を待っている。
そろそろ並んだほうがいいな、と思ってクマさんをさがすと、
向かいの店でなにやら買い物をしている。
なんと蟹を買っているのだ。5000円もするセットだ。
ご実家に送るのだという。

買うのは別にいいのだがまだ朝市に来たばかりだしお店も
全然見て回ってないし、第一もうすぐ食堂が開くという
タイミングで買い物なんてしなくていいじゃん。

そんなことをたずねたら
「いやー、『朝イチのお客さんなんで安くしとくよー』って
言われたクマー。つい買っちゃったクマー」

そんなんいつでも誰にでも言いますよ・・・

食堂にはすでに大勢の人が集まって、そして6:30。開店だ。
客がどんどん食堂に入っていく。我々も入らないと。
しかしクマさんが困っている。ご実家の住所が分からない
そうだ。最近変わったらしい。

仕方ないので電話をかけて聞くことに。
休日の6時半に電話で起こされるご実家の人も大変だ。
どうやら無事に住所が分かり蟹を購入。めでたしめでたし。

さっさと朝市食堂に。いつのまにか暖簾もかかっている。




店内はすでにお客が沢山いてほとんどの席が埋まっていた。
窓際に空いているテーブルがあったのでそこへ座った。
座れたらどこでも良いのだが、どうせならジャガイモンの
一行が座ったあたりに行きたかった。


同じ場所はすでに他のお客さんに取られている。

あぁぁ、開店と同時に入ったらあそこ座れたのに。


気を取り直して、海鮮丼を注文しよう。
ジャガイモンで麻琴が食べた五目丼だ。


メニューを広げる。


そして五目丼到着!


これが500円とはお買い得。


麻琴が美味しい美味しいといってただけの事はある。
量は少なめなのでペロリと食べてしまった。

さて再び朝市見物を再開しよう。
二番館の向かいにあるのが名食というお店で番組中に
麻琴たちに色々試食をさせて、いとうせいこうさんが
本番中に買い物をしたというお店だ。


番組に登場したおばちゃんも元気よく蟹を売っていた。
どうせならここで買えばよかったのに。

その先へ少し歩くと、番組に登場した鮭とばの
お店がある。




この日も番組と同じように鮭とばが売っていた。


朝市見物というものの、蟹を買うというメインイベントを
朝飯の前に済ませてしまったので盛り上がらない。
俺もクマさんを見習って蟹でも買って実家に送ろうかと
思ったがウチの実家はクマさんところと違って海産物は
別に不自由していない。
わざわざ他の土地から送るほどのものじゃないのだ。

そう思ってたらスルメを売っているお店がある。


なにやらテレビ番組のキャプ画像が飾ってあって、
見たら里田まいちゃんだった。同じようなロケをする
番組が多いんだろうなぁ。
とりあえずジャガイモンでも船の中でスルメを食べて
いたので我々もスルメを買っていくことにする。
ちなみに袋のデザインは麻琴たちが持っていたものとは
少し違うので、おそらく違う店で買ったのだろう。

次は東京で会うヲタ友達の皆さんにお土産を買おう。
鮭とばが美味しかった。鮭というより生ハムみたいな
風味がある。値段も手ごろなので2袋ほど買った。
東京アリスの初日に持っていって集まった知り合いに
配ろうという事になった。


さて北海道ファームに行こう。


朝市の中に突然出現するアイス屋さん。


ただし店内では海産物も扱っている。


ここで麻琴たちはソフトクリームを買うのだが、
肝心の麻琴が買ったのが何か分からない。
前後の会話からすると生乳かクリームチーズか
どちらかっぽいのだが・・・



結局迷っていても仕方がないのでダブルにしてみた。



これがまた濃厚で美味しいアイスクリームだった。

番組はこのあとすぐフェリー乗り場から船に乗り混む。



我々もホテルに荷物を預け、函館駅前から港行きの
バスに乗り込んだ。フェリー乗り場までは20分程だ。



立派なフェリーターミナルに到着。超高速船の導入に伴い
改装したのだろう。飛行機のような自動チェックイン端末が
置かれていて、事前に予約した人は携帯電話に送られてきた
QRコードを読み込ませれば乗船券が発行される仕組みだ。

港には巨大でまるで宇宙船のような船が係留されている。
昨年、導入したばかりだというのに原油高などの理由により
運行停止になった悲劇の超高速船「ナッチャンWorld」だ。



そのナッチャンのすぐ隣に、大間へ向かうフェリー「ばあゆ」
が接岸した。ナッチャンと比べると古ぼけた平凡なフェリーだ。


この船は青森の大間と函館を行ったりきたりしている。
赤字ということで廃止が検討されているが生活航路として
欠かせないということで自治体の補助を受けて存続している
ようだ。とはいっても今日はGWの真っ最中なので客が多い。
車両甲板からは「どうやってこんなに沢山の車を積んだの?」
と思うくらい沢山の車が降りてくる。

ようやく車が全部降りたと思ったら、今度は徒歩の客が
ゾロゾロとこれまた沢山降りてくる。
大間は下北半島の先端にあり、青森市までは来るまで3時間
かかってしまうため、船で1時間ちょっとで来れる函館市に
買い物や遊びでやってくる人が多いそうだ。

ようやく下船が終わると我々の乗船の番。タラップなどでは
なく車両甲板から乗船なので徒歩客が先なのだ。
せっかく最初に乗ったので、船の最上階(といっても客室は
2層しかないが)にあるサロンへ向かう。
ジャガイモンの番組内で写生大会の会場となった部屋だ。






そして今回は麻琴の座った場所を確保することが出来た。



ここから見る眺めは麻琴の書いた絵と同じはずである。
そこで麻琴の絵と実際の光景を比べてみよう。





意外に、といっては失礼だが細かいところまで描写して
いると思う。腕をあげたな。

さて船内を見て回ろう。
船内は売店などがあるくらいで特に設備などはない。
自動販売機の値段が高くないのは良心的だと思う。

二等客室は混雑している。


ちなみに「ばあゆ」とはどこかの神様の名前から
取っている。けして「馬油」ではない。

船上からみる函館山


気持ちの良い揺れに身を任せて1時間。
「ばあゆ」は海峡を渡って大間港に入港した。



接岸してもすぐには降りれない。
乗るときとは逆で降りるときは徒歩客は最後なのだ。
沢山の車が出て行くのに10分ほどかかっただろうか。
ようやく許可がでて、我々は本州の土を踏んだ。

時刻は11時20分。
奇しくも昨日青森駅から函館行きの列車に乗り込んでから
ちょうど24時間で本州に舞い戻ってきたことになる。



ジャガイモンロケ地を満喫する その3

2009-05-09 13:45:26 | ロケ地
ジャガイモン函館大間最初の食事シーンは函館の有名洋食店五島軒である。




麻琴が食べたのはこのカレー


麻琴転倒場所から程近い五島軒


1時間待ちということだったが、ジャガイモンロケルートを
一回りしても30分ほどしか経ってない。ラウンジで順番を待つ。



五島軒の現在の建物は昭和初期の洋館であちこちに
展示物が置かれていて博物館のようになっている。
博物館の中にレストランがあるという感じだ。

階段にはステンドグラスがあって絨毯が敷かれている。



2階にはジャガイモンのロケで使われた弥生の間。


この部屋は貸切用の部屋であり、一般の客は1階に
あるレストランで食事をする。
ホームページで見るといかにも高級なレストランという
雰囲気であるが実際にはもっとカジュアル。
ファミレスとかが広まる前の洋食レストランという感じ。
子供の頃はレストランと言えばこういう風情のものだった。
ウエイターやウエイトレスが大勢いて水やらメニューやら
を次々持ってきてくれる。

メニューの表紙


メニュー中身はこんな感じ


麻琴が食べたイギリス風カレーをクマさんが注文。


俺はカツカレー・・・ではなく「ポークカツレツとカレーセット」


このカレーを食べた麻琴は

麻琴「肉の・・・かたまりが・・・うまいです」
いとう「お前グルメリポーター絶対ムリだね」

まあでも麻琴の言いたいことは分からんでもない。
美味しかった。
まさしく王道のカレーという味だった。
死ぬ前に最後に食べるカレーはこれがいいな。

さて店を出たらチャチャ登りへ向かう。
あちこちに案内看板まで出ているので相当有名な
スポットなのだろう。




チャチャ登りに到着。

この場所は先ほど探索したロケルートの途中にある。
雪の坂を滑り降りた場所があったが、あそこか
反対に登る方向がチャチャ登りなのだ。

ここももちろん観光客が結構いる。
どの通りも観光客とタクシーがあふれていて
関東でいうと鎌倉の雰囲気に似てるな。

チャチャ登りの上から見下ろすとこんな感じ。

チャチャ登りの上から少し歩いたところにある
ペンションがカントリーボーン。



ジャガイモンではこの喫茶室から函館の町を
写生するという企画があった。

そのカントリーボーンに到着


ところが残念ながら喫茶室はCOLSEDになっている。
営業時間が終わったのだろう。
あるいはもしかしたら観光シーズンは宿泊客以外の
利用はできないのかもしれない。

仕方ないので道路から景色を撮影

電柱が邪魔だなぁ

ジャガイモン函館編の昼間のロケはここで終了。
我々も一旦ホテルに戻ることにする。
坂を下りて電車通りに出る。
市電に乗り込んでガタガタと揺られて函館駅前に到着。
ホテルはすぐそこだがちょっと寄り道して駅前通りへ。

ここが、麻琴が靴を買いに来た場所なのだ。



すぐ後ろは函館駅。
麻琴が転んだ地点、つまり五島軒の近くからだと
車で10分くらいだろう。

駅前の棒ニ森屋。




クマさんは麻琴と同じ靴が欲しいクマーなどと
言ってたが当たり前であるがこんな季節に冬物の
靴など置いているわけが無い。





まあそれでも店内の雰囲気はロケ当日とそれほど
変わっていない。改装とかでガラリと変わって
いるんじゃないかと心配していたのだけど。

されコレで昼間の分のロケ地巡りは終了。夜行で
来た疲れもあるのでホテルにチェックインして
一休みする。


18時過ぎ、もそもそと動き出す。
駅前に行き、18:30発のロープウェイ行きのバスに
乗り込んだ。展望台に直行するバスには長蛇の列が
出来ていてどのバスもすし詰めで発車していく。

一方、ロープウェイ行きはそれほど込んでない。
わざわざ高いロープウェイに乗る人は少ないのだ。
ジャガイモンチームがロープウェイに乗ってくれた
おかげで、我々はすし詰めバスに乗らずに済んだ。



バスはまだ明るい町を走っていく。
ちょっと早すぎるかな?と心配したが乗り場が近づいた頃に
坂の途中でバスが動かなくなった。
渋滞にハマったのだ。
狭い通りにバスやタクシーが殺到する。函館山には
一般車両の乗り入れは禁止なのだが、この辺りまでは
一般車両も入ってこれるようだ。

バスは急坂の途中で少し動いては止まりを繰り返す。
車内にはクラッチが焼ける臭いが充満する。
日は暮れて暗くなってきた。
しばらくすると交通整理員が反対車線を規制して
バスを通してくれた。なんとかロープウェイに到着。
周辺道路は登りも下りも渋滞だ。


ロープウェイに乗るのも行列である。
ただし待ち時間はそれほどでもなかった。


大型ロープウェーが5分置きに満員の乗客乗せて
出て行く。通勤電車のようだ。



ロープウェイの山頂に着くと、ここも人人人人人人。

展望台へ向かう階段は「どこの初詣?」という雰囲気。


そしてこれが函館の夜景


初めて見た人は本当に感動する夜景だと思う。
でも俺もクマも何度か来ているので「こんなに
混んでるのは初めてだよ」などと言いながら
携帯で撮っては「ブレた!」などと遊ぶだけだ。

展望台のビルの中には、ジャガイモンでメンバーが
恋話に花を咲かせた「バール」がある。



ここも貸切のお店らしいので入れないだろうと
諦めていたのだが普通に入っていけた。
店自体がフードコートみたいに好きな席に座って
飲み物食べ物はセルフサービスで買いに来いという
スタイルで営業していたのだ。
バールは店の奥にある小部屋で、貸切にも出来るの
だろうが今日は一般客にも開放されていた。



席が開いていれば座って麻琴の飲んでいた苺の
ワインとかいうスイーツな酒を飲んでみたかったな。

帰りはバスで下山。ロープウェイも行列が出来ていた。
満員のバスは満員で立ちっぱなし。
急な山道をゆっくりと降りていくので時間が掛かった。
ずっと手すりや吊革にしがみ付いていたので結構疲れる。
団体ツアーじゃなくて函館山に登るのならロープウェイ
をオススメしたい。

ジャガイモンロケ地を満喫する その2

2009-05-08 11:45:41 | ロケ地
我々は何のために函館まで来たのか?

それはテレビ朝日のCSで放映中の「ジャガイモン」
放映された「函館大間を満喫しよう!」のロケ地を巡る
のが目的だ。この番組はいとうせいこう、勝俣州和の
レギュラー陣と準レギュラーの小川麻琴、川元文太(ダブル
ブッキング)の4人でオフシーズンの旅と題して函館と
青森県の大間を旅する番組だった。3日間のロケという
国内旅番組としてはかなりの長期間ロケ。それを1時間
番組で3回分にするという非常に贅沢な企画。
(しかもまだ番外編が放映予定)

内容は色々な場所で写生をしたり俳句を作ったりしながら
ウロウロするだけである。
小川麻琴が非常に生き生きとしているのが印象的な番組で
毎回楽しみにしている。


過去のロケ地巡りは「このシーンはどこで撮ったのだろ?」
などと地図や画像を見ながら探す面白さがあったのだが、
ジャガイモンについてはロケ地やお店のほとんどが住所
付きで紹介されるのでその通り歩けばいいだけである。
それのどこが面白いかといえば、美味しそうだから(笑)。

そんなわけで第1回の放送で紹介された洋食店
「五島軒」に向かう。市電を十字街で降りるとすぐである。

「五島軒」は非常に混雑していたが、中に入るとすごく丁寧な対応で
受付をしてくれた。老舗とはこういうことを言うのだろう。
1時間待ちと言われたのでちょうど良い。
ジャガイモンをなぞる形で一回りしてこようと思う。

クリックすると地図が開きます

五島軒から2分ほど横に歩くと八幡坂通りに出る。
ここがジャガイモン函館編のオープニングのシーンとなる。




番組としてはオフシーズン特集ということで
函館3日間で3万円というツアーを利用していた。
屋根や歩道には雪が積もり、ロードヒーティングの
入った車道は雪が無い。そんな街の旅。



もちろん今はGWの真っ只中で観光シーズン。
ここ八幡坂は坂自体が観光名所で大勢の人がいる。
この日は半袖でも歩けるほどの陽気。




坂を登った所が函館西高校。




ここは北島三郎さんの母校ということで番組でも
紹介していた。番組の中ではロケ隊以外人気の無い
学校であった。ここから人気のない通りを横へ進む。




今日はごらんの通り。
ちょうど八幡坂のてっぺんに位置するためみんな
集まって写真を撮っている。

途中、函館ハリストス正教会がある。


麻琴「きれー!ロシアっぽい」
勝俣「ロシア行ったことあるの?」
麻琴「無いですね」
いとう「どっからロシアって出るの?」
川元「・・・・」




さてこの先に行くともう一つの坂が現れる。
大三坂というらしい。


ここはロードヒーティングされてないので雪が積もって
じゃあ滑って降りればいいじゃん。みたいな感じで
みんなでズルズルと降りるシーンである。



雪がなくてもちょっと怖い急な坂道である。
この坂にも綺麗な建物が並んでいる。
番組ではロケ隊以外誰もいないが今日はこの坂も
大勢の観光客が繰り出している。

カトリック元町教会



教会の向いにある碑の前で亀井勝一郎さんという
昔の文人の解説をはじめるいとうせいこうさん。
麻琴の興味なさそうな「へぇー」が印象的である。




ここは東本願寺別院



番組では閉まっていたお寺であるが
今日は開いていた。

「ご自由にお参りしてください」と書いてある。
時間がないのとクマさんは宗派が違うということで
お参りせずに次へ向かう。


この先の雪の歩道を歩いているとき
麻琴が急にいなくなってしまう。



コケたのだ(笑)




それがこの場所。


二十間坂通を下って五島軒に向かう交差点だ。
あともう少しで五島軒にたどり着くというところで
麻琴は転んでしまったことになる。非常に惜しい。

ここで番組は麻琴が滑らないように靴を買いに行く。
行ったお店は棒二森屋というデパートでここから
離れた函館駅前にある。

靴を買ったあと、番組は五島軒の前からロケを再開する。



この場所であるが、先ほど麻琴が転んだ場所から
数メートルの交差点を曲がった場所である。


要するに靴を買いに駅前まで車で移動して、靴を買ってから
また同じ場所に戻ってロケを再開しているのだ。
ちょうど編集点になるような交差点で転んだ麻琴が
偉いというべきか。
もし転ばなかったらそのまま五島軒に入っていた筈で
スタッフにとっても予定外の行動だったと思われる。
しかしおかげで麻琴がダサイ靴を買うことになり、
ファッションリーダーになるというテーマが誕生。
転んでもタダでは起きない麻琴である。

ともかく、五島軒に戻ってカレーを食べよう。

ジャガイモンロケ地を満喫する その1

2009-05-08 10:42:37 | ロケ地
♪上野発の夜行列車~


20時半、上野駅でクマさんと待ち合わせ。
クマさんはSSAでユニコーンを見た後そのまま旅行という
豪遊体勢である。大宮のSSAにいたならわざわざ上野まで
来て貰う必要はないのだが旅行のチケットなどは全部俺の方
で手配して持っているのだから仕方ない。
どうせ時間はあるし。

クマさんは上野駅でお弁当を買いたいところだったがこの日は
どこの駅弁屋も売り切れでおにぎりしか手に入らない。
この旅の最初の誤算。

ちょっと早めに13番ホームに出る。これから乗るのは21:15発
青森行き寝台特急「あけぼの」号だ。
俺らの世代は特に鉄ヲタでなくとも子供の頃に空前の
ブルートレインブームを体験している。特に東京駅から西に
向かう「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」「あさかぜ」
「出雲」「瀬戸」は別格で、子供にとってはウルトラ兄弟の
ようなヒーローだった。列車自体がそういう存在だった。

そんなブルトレも相次いで廃止され、僅かに残った列車たちも
ここ2~3年で一気に姿を消し、隆盛を極めた九州方面への
列車は消滅。昔ながらのブルートレインで今でも残っているのは
上野から金沢へ向かう「北陸」と青森方面に向かう「あけぼの」
「日本海」だけとなってしまった。
これらの列車も数年後には消えるだろう。

今日乗る「あけぼの」もこれが最後になるかもしれない。
そんなわけでカメラで撮影しまくる。
クマさんなどは機関車と電源車の間の連結部分にまでカメラ
(携帯だけど)を向けて撮影に忙しい。



今日乗るのは2号車のB寝台。この列車の大半の車両は個室
寝台となっていて人気があるが今回はあえて昔ながらの開放式
B寝台に乗ることにした。

ていうか開放式Bしか予約が取れなかったんだよね。
GW真っ只中ということで満席なのだ。並んだ席は取れず、
一つズレた区画に別れてそれぞれ上段に乗り込む。
廃止間際の鉄ヲタ殺到時は別として、こんなに混雑した
ブルートレインはもう乗ることはない気がする。

ガツンと特有の衝撃とともに動きだす。

上段の客なので起きてるときは通路の折りたたみ椅子に座って
いるしか無い。クマさんは上野出発前からベッドの中だ。
大宮を過ぎて宮原を通過したのを見届けてから自分のベッドに
もぐりこんだ。

なんかいかにも早く寝たような書き方だが、せっかく乗った
ブルートレインで寝るなんて勿体無い(笑)。
子供の頃などは全く寝ないまま朝になることもあった。
大人になっても基本は同じ。昨夜は2時頃までベッドで本を
読みながら起きていた。
途中長岡で機関車交換。わざわざ見に行くような事はしないが、
長時間停車して汽笛がなったりしているから様子はうかがえる。

チャイムが鳴って目が覚めた。もうすぐ秋田到着。秋田からは
放送による停車駅の案内が始まるのだ。
ていうかもう秋田なのか。朝の日本海を車窓から見たいと
思っていたのにすっかり寝過ごしてしまった。秋田から先は
内陸に入るのでもう海など見えない。

秋田では朝食を確保したい。車内販売の無いあけぼのであるが
秋田駅で駅弁を買うことが出来る(とネットで調べた)。
クマさんはどうするかな?起こしたほうがいいのかな?と悩んでいると
カーテンが開いてクマさんが出てきた。空腹だそうだ。

秋田駅で奪い合うようにして駅弁を購入。駅弁のワゴンに大勢
詰め掛けていたがみんな買えたのかな?



買ったのは鶏めしとあきたこまち弁当。
食べたら満足したのかクマさんは再びベッドの中へ。
俺もゴロゴロして過ごす。

大館に停車。この駅に来るのは02年の大館樹海ドームでの
モーニング娘。コンサート以来だ。停車時間が短いので
降りてみることも出来ないのが残念。

列車はほぼ定刻どおりに青森駅に到着。
次に乗るのは函館行きスーパー白鳥95号、のはずだったが、
隣のホームにいる列車まで行って見るとすでに通路やデッキに
自由席に座れないお客さんが沢山立っている。
大変な混雑だ。函館まで2時間立ちっぱなしは辛いだろう。

「どうしようか?」とクマさんと相談するが、結論が出ないうちに
白鳥は出発してしまった。青森に取り残された2人。
とりあえず駅の外に出た。



懐かしい。
青森に来たのは2005年の楽天PVイベント以来だ。
つまり麻琴と始めて握手をしたのがこの街なのである。
もっといえばこのブログ(ていうか雑文所)を作った
きっかけがあの握手会イベント。あれ以来の青森だ。
4年もたったのか。

特に観光をする時間もないので駅の近くの八甲田丸を
見に行く。ここには前回も来ている



船内見学はしないで港を眺める。
近くには「津軽海峡冬景色」の歌碑が建っていて、
人が近づくと大音響で石川さゆりの歌流れる仕組み。
今日は人が多いので流れっぱなしである。
10分もたつとクマさんもすっかり洗脳されて
「つがるかいきょーお」などと熱唱していた。



青森駅に舞い戻ってホームに出る。
次の函館行き「スーパー白鳥1号」に乗るつもりだ。
30分も前にホームに行ったので自由席列の最前を確保。
青森で乗客が入れ替わるはずだから、多分座れるだろう。
これでも座れなかったら函館まで列車で行くのを諦めて
フェリーでのんびり渡ることにする。今日の予定は
完全に潰れてしまうがフリーきっぷの有効期限は7日間
もある。
一応2泊3日の予定ではいるが二人とも有給休暇を取って
9連休なので日程の延長は可能である。
「急いで帰る必要なんてないし」などと話しているうちに
白鳥1号が入線。意外と多くの人が降りて無事座席確保。
通路に立つ人もいなかった。



長く退屈な青函トンネルを抜けるとついにたどり着いた
北海道。


まもなく右手に海が現れ、函館山が見えてくる。
列車で来るのは10年ぶりくらいだけど上野から1晩かけて
やってくると「はるばる来たぜ」と歌いたくもなる。

13:14函館到着。
ホテルに荷物を預け、早速函館の満喫を始めよう。