23時、バスが動き出した。
すぐに高架道路に上がり、空港へ走り始める。
指宿氏がアンケート用紙を配り始める。なんかデラックスコースだと
事前に配られていたようであるが、うちはいつもギリギリだ。
「私も先ほど渡されたんです」と指宿氏。彼はその重責の割には
虐げられているように見える。
でも、それならバスが時間を待っている間に配って欲しかったな。
動き出してからだと、書けないじゃん。
この道路は東京の首都高と同じくらいカーブやアップダウンの連続なので、
とてもじゃないけど、市内走行中は字なんて書けないよ。
まどから過ぎ去っていく香港の街を見つめる。光の塔のようなビル群とも
お別れだ。やがてビクトリア港の巨大なコンテナ埠頭が広がり、無数の
クレーンが立ち並ぶ。
さようなら香港。
さてアンケートを書こう。
内容的には添乗員の対応とかオプショナルツアーの感想(オプショナルは
無かったのだが)といった内容が多く、企画内容についての項目は少ない。
・ライブの曲数は多いか少ないか?
・抽選会の賞品数は多いか少ないか?
という質問が並ぶが、握手会と2ショット撮影については全く質問が無い。
まあ、適当に書く。
最後の項目に、今後のツアーは、「誰」と「どこに」行きたいか?みたいな項目。
うーん、やっぱり、「小川麻琴と」「稲刈り」だなぁ。
だけど実際に書くと不真面目な奴と思われてしまう。
結局、「モーニング娘。と」「バーベキューなど」という無難な回答。
備考欄に、メンバーを小グループに分けて別々にツアーして欲しいなどと
どう考えても実現不可能なことを書く。
隣の北区氏の回答を見せてもらうと、「飯田圭織と」「地中海へ」などと書いている。
この人、飛行機嫌いだというのに・・・・・
「圭織となら行くもん」と北区氏。
まあご自由に。ところで地中海ってどこよ?リビア?
そうこうする間に香港国際空港に到着。
広い空港だが我々ツアー客以外は誰もいない。
広い空港内に人気はない
我々のバスは最後に到着したので、チェックインカウンターは他のバスの参加者
ですでに長い行列が出来ていた。我々は一番最後に並ぶ必要がある。
行列の中に炭素氏、kos829氏、さくらさん、オッス貴教氏らと合流。
炭素氏から預かってもらっていた土産物を受け取る。
関空行きのチェックインカウンターが比較的空いていて、成田行きのチェックインも
してくれるというのでそちらへ移動。
チェックインで貰った席は、炭素氏、kos829氏、さくらさん、オッス貴教氏が4連番
している場所の2列前の席だった。
よく考えたら炭素氏らと一緒にチェックインをさせてもらえば、夢の6連番が
実現したのかも?
チェックインを済ますともうすることが無くなる。広い香港空港は静まり返っていて
行く場所も無い。娘。香港ツアーのためにOPENしているかのような状況だ。
広大な出発ロビーで、紺野あさ美写真集「なつふく」の鑑賞会をしたりして時間を潰す。
出発ロビーの真ん中で「なつふく」を広げる
大活躍した炭素氏の巨大マコリウム
搭乗ゲートにいくと、関空行きの臨時便と成田行きの臨時便が並んでいる。
両方とも、我々娘。ツアーの専用便に近い状況だ(他のツアー客もいることはいるが)。
関空便で帰る海龍さんと会う。関空便の方が先に出発する。
動き出す関空行きのジャンボ機と、これから乗る成田行きのジャンボ機を北区氏が
食い入るように見つめている。搭乗前の覚悟を決めたのだろうか?
成田行きジャンボ機
成田行き搭乗開始。みんなで仲良く乗り込む。周りはヲタばっかりだ。
どことなく、みんなホッとしているように見えた。
やがて離陸する。上昇中、右の窓から遠くに広がる香港の灯りが見えた。
後は闇の中をひたすら飛びつづける。
飛行機の中で寝るというのは、結構苦痛なものだ。
酒は飲み放題なので後ろの席とかでヲタトークされたりすると、うるさくて眠れない。
じゃあ起きてようか?と思うけど、いつの間にか眠りに落ち、話し声で起こされる。
それを繰り返すうちに右の窓が薄明るくなり、赤くなり、明るくなって朝がきた。
朝食が配られる。あのフードコートでマンゴータピオカを食べて以来の食事だ。
食事をするのを忘れていたのだ。
朝食を食べるとお腹がふくれたせいか眠りに落ちた。
ドドンという衝撃で目が覚めた。成田に着陸したのだ。窓の外は朝靄で真っ白だ。
やれやれ懐かしの日本だ。早く家に帰って寝たいところだが、入国審査は結構な行列。
審査自体はスタンプをポンで終了。
荷物を受け取って税関へ。「申告するものは?」「ありません」で通過。
ちなみに炭素氏は、巨大マコリウムを「これはなんですか?」と聞かれ、
「おみやげです」と答えたそうだ。
到着ロビーで香港ドルを余らせた人たちが両替所に並ぶ。
1ドル/15円で買った香港ドルであるが、売る時は10円/1ドルに目減りする。
大活躍したN900iGをドコモのカウンターに返却する。
これで全て終了。1時間半くらいかかった。
6人とも、帰りは京成電鉄を選択。この時間帯はスカイライナーではなく、
途中駅にも停車するモーニングライナーしかない。
帰りの電車では、まさにみんな爆睡であった。気づいたら上野である。
時刻は9時50分。
まさか本当にハロショに行くとは思わなかった。
荷物をゴロゴロと引きずりながら4Fへ上がって見ると、
スーツケースの群れ
みんな空港から直接やって来たのだ。
並んだスーツケースがホテルのツアーデスク前を思い出させる。
まだツアーが続いているような気がして笑ってしまった。
今日出た写真を購入して上野駅でそれぞれバラバラの電車に乗った。
一人になると改めて本当にツアーは終了したことを実感する。
荷物を引っ張り上げながら坂道を登って、自宅に帰り着いた。
カバンからiPodが出てきて、ツアー中一度も音楽を聴いていない
ことに気づいた。「悔し涙ぽろり」を入れてあったのに。
録画したハロモニを見ているうちに眠ってしまった。
----------------------------------------------------------------
その眠りから覚めて、書き始めたのが今回のシリーズである。
文章をある程度書き進めて、最初の序章をアップしたのが9月21日の夜。
以来、ダラダラと書いては上げ、書いては上げしていたが、すっかり他の方の
ブログに遅れてしまった。ちょっと反省。せめて9月中に終わらせたかった。
でも最後まで書けたので満足。書くことで色んな事を思い出すことも出来て、
「あー、楽しかったなぁ」と改めて思った。
こんなスケールの大きいイベント、また参加したいっす。
最後に、勝手ににネタにしてしまった皆さん、失礼をご容赦下さい。
すぐに高架道路に上がり、空港へ走り始める。
指宿氏がアンケート用紙を配り始める。なんかデラックスコースだと
事前に配られていたようであるが、うちはいつもギリギリだ。
「私も先ほど渡されたんです」と指宿氏。彼はその重責の割には
虐げられているように見える。
でも、それならバスが時間を待っている間に配って欲しかったな。
動き出してからだと、書けないじゃん。
この道路は東京の首都高と同じくらいカーブやアップダウンの連続なので、
とてもじゃないけど、市内走行中は字なんて書けないよ。
まどから過ぎ去っていく香港の街を見つめる。光の塔のようなビル群とも
お別れだ。やがてビクトリア港の巨大なコンテナ埠頭が広がり、無数の
クレーンが立ち並ぶ。
さようなら香港。
さてアンケートを書こう。
内容的には添乗員の対応とかオプショナルツアーの感想(オプショナルは
無かったのだが)といった内容が多く、企画内容についての項目は少ない。
・ライブの曲数は多いか少ないか?
・抽選会の賞品数は多いか少ないか?
という質問が並ぶが、握手会と2ショット撮影については全く質問が無い。
まあ、適当に書く。
最後の項目に、今後のツアーは、「誰」と「どこに」行きたいか?みたいな項目。
うーん、やっぱり、「小川麻琴と」「稲刈り」だなぁ。
だけど実際に書くと不真面目な奴と思われてしまう。
結局、「モーニング娘。と」「バーベキューなど」という無難な回答。
備考欄に、メンバーを小グループに分けて別々にツアーして欲しいなどと
どう考えても実現不可能なことを書く。
隣の北区氏の回答を見せてもらうと、「飯田圭織と」「地中海へ」などと書いている。
この人、飛行機嫌いだというのに・・・・・
「圭織となら行くもん」と北区氏。
まあご自由に。ところで地中海ってどこよ?リビア?
そうこうする間に香港国際空港に到着。
広い空港だが我々ツアー客以外は誰もいない。
広い空港内に人気はない
我々のバスは最後に到着したので、チェックインカウンターは他のバスの参加者
ですでに長い行列が出来ていた。我々は一番最後に並ぶ必要がある。
行列の中に炭素氏、kos829氏、さくらさん、オッス貴教氏らと合流。
炭素氏から預かってもらっていた土産物を受け取る。
関空行きのチェックインカウンターが比較的空いていて、成田行きのチェックインも
してくれるというのでそちらへ移動。
チェックインで貰った席は、炭素氏、kos829氏、さくらさん、オッス貴教氏が4連番
している場所の2列前の席だった。
よく考えたら炭素氏らと一緒にチェックインをさせてもらえば、夢の6連番が
実現したのかも?
チェックインを済ますともうすることが無くなる。広い香港空港は静まり返っていて
行く場所も無い。娘。香港ツアーのためにOPENしているかのような状況だ。
広大な出発ロビーで、紺野あさ美写真集「なつふく」の鑑賞会をしたりして時間を潰す。
出発ロビーの真ん中で「なつふく」を広げる
大活躍した炭素氏の巨大マコリウム
搭乗ゲートにいくと、関空行きの臨時便と成田行きの臨時便が並んでいる。
両方とも、我々娘。ツアーの専用便に近い状況だ(他のツアー客もいることはいるが)。
関空便で帰る海龍さんと会う。関空便の方が先に出発する。
動き出す関空行きのジャンボ機と、これから乗る成田行きのジャンボ機を北区氏が
食い入るように見つめている。搭乗前の覚悟を決めたのだろうか?
成田行きジャンボ機
成田行き搭乗開始。みんなで仲良く乗り込む。周りはヲタばっかりだ。
どことなく、みんなホッとしているように見えた。
やがて離陸する。上昇中、右の窓から遠くに広がる香港の灯りが見えた。
後は闇の中をひたすら飛びつづける。
飛行機の中で寝るというのは、結構苦痛なものだ。
酒は飲み放題なので後ろの席とかでヲタトークされたりすると、うるさくて眠れない。
じゃあ起きてようか?と思うけど、いつの間にか眠りに落ち、話し声で起こされる。
それを繰り返すうちに右の窓が薄明るくなり、赤くなり、明るくなって朝がきた。
朝食が配られる。あのフードコートでマンゴータピオカを食べて以来の食事だ。
食事をするのを忘れていたのだ。
朝食を食べるとお腹がふくれたせいか眠りに落ちた。
ドドンという衝撃で目が覚めた。成田に着陸したのだ。窓の外は朝靄で真っ白だ。
やれやれ懐かしの日本だ。早く家に帰って寝たいところだが、入国審査は結構な行列。
審査自体はスタンプをポンで終了。
荷物を受け取って税関へ。「申告するものは?」「ありません」で通過。
ちなみに炭素氏は、巨大マコリウムを「これはなんですか?」と聞かれ、
「おみやげです」と答えたそうだ。
到着ロビーで香港ドルを余らせた人たちが両替所に並ぶ。
1ドル/15円で買った香港ドルであるが、売る時は10円/1ドルに目減りする。
大活躍したN900iGをドコモのカウンターに返却する。
これで全て終了。1時間半くらいかかった。
6人とも、帰りは京成電鉄を選択。この時間帯はスカイライナーではなく、
途中駅にも停車するモーニングライナーしかない。
帰りの電車では、まさにみんな爆睡であった。気づいたら上野である。
時刻は9時50分。
まさか本当にハロショに行くとは思わなかった。
荷物をゴロゴロと引きずりながら4Fへ上がって見ると、
スーツケースの群れ
みんな空港から直接やって来たのだ。
並んだスーツケースがホテルのツアーデスク前を思い出させる。
まだツアーが続いているような気がして笑ってしまった。
今日出た写真を購入して上野駅でそれぞれバラバラの電車に乗った。
一人になると改めて本当にツアーは終了したことを実感する。
荷物を引っ張り上げながら坂道を登って、自宅に帰り着いた。
カバンからiPodが出てきて、ツアー中一度も音楽を聴いていない
ことに気づいた。「悔し涙ぽろり」を入れてあったのに。
録画したハロモニを見ているうちに眠ってしまった。
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その眠りから覚めて、書き始めたのが今回のシリーズである。
文章をある程度書き進めて、最初の序章をアップしたのが9月21日の夜。
以来、ダラダラと書いては上げ、書いては上げしていたが、すっかり他の方の
ブログに遅れてしまった。ちょっと反省。せめて9月中に終わらせたかった。
でも最後まで書けたので満足。書くことで色んな事を思い出すことも出来て、
「あー、楽しかったなぁ」と改めて思った。
こんなスケールの大きいイベント、また参加したいっす。
最後に、勝手ににネタにしてしまった皆さん、失礼をご容赦下さい。