蟹・道楽日記

まこヲタ蟹の右往左往を綴る日記

明治座NEO時代劇「HAKANA」(「いとしの儚」より)に行ってきた。

2008-04-29 23:30:37 | Weblog
明治座で藤本美貴の復帰作となる舞台が始まった。
見る予定は無かったのだが、先日早速上京して観劇した2号さんから
すばらしいという話を聞いて行ってみたくなった。
幸い、その翌週から社外に出ての仕事が多くなった。
夕方に終われば「直帰」できる。普段より早い時間に仕事が終われば
帰りに明治座に行くこともできるだろう。

しかし現実は甘くない。
大きなトラブルとかも無かったのだが変な雑用ばかり増えてしまい
仕事が夕方に終わらない。
結局その週に明治座へ行くことは出来なかった。

仕方が無いので4/26土曜日に明治座へ行くことにした。
開演時間は11:00。早いなー。
結局20分前に明治座に到着。ギリギリに着いたので当日券チケットが
買えないのではないかと心配しながら窓口に行く。
「江戸っ子忠臣蔵」の時には無かった、モニタ画面から空席を選べる
システムが導入されており「どこにしますか?」と訊かれる。
みると、結構前のほうに虫食い状にポツポツと空席があった。
取れたチケットは前から6列目。しかも花道から3列ずれただけ。
いくらなんでも良席過ぎるが、キャンセルでも出たのだろうか?

明治座入場。久しぶりなので新鮮な気分。そうそう、劇場は3階で
エスカレーターで上がるんだよね。懐かしい。
床には絨毯が敷かれ、土産物屋や食堂などがたくさんならんで、
お菓子やらなにやら売ってる店が並ぶ。懐かしい。
ロビーにはまだ大勢人が出ている。

2003年の6月29日。
この日、腰の怪我のため「江戸っ子忠臣蔵」を欠場していた麻琴が、
明治座で初めてファンの前に現れた。
それまで容態すら分からず、小川ファンはこの明治座のロビーで
麻琴に送る寄せ書きを募ったりもしていた。
これからどうなるのだろう?
そんな不安な日々があの千秋楽の日にようやく終わったのだ。
最後のミニコンサートのMCでは麻琴が出る前から場内のファン全てが
「マコト!」コールを叫んだ。麻琴がモーニング娘。に入って最初の
マコトコールだった。


そんな記憶がよみがえってきた。この場所に立つのはあの日以来だ。
もう、5年も前の話である。



さてお客さんを見回すと中高年以上の年齢層の方が半分以上いる
感じだ。観劇が好きな人たちなのだろう。今回の舞台は出演者も
実力派俳優が多いらしい。
女性客も多い。
ミキティファンと見られる人は全体の2割程度くらいか。
こういうヲタアウェイの現場もたまにはいいものである。

パンフレットを見ながら上演を待つ。
今回の自体は以前井川遥の主演で上映された作品の再演だ。
当時もエロティックな演出が結構話題となっていたため、
今回についても「藤本がエロ舞台に出る」という話を聞いたのだが
2号さんによるとぜんぜんエロくないよ、とのことであった。

あらすじは公式サイトやパンフレットにも詳しく書いてあるので
多くのお客はどういう内容のお芝居なのかはあらかじめ分かった
状態で見ることになる。

親兄弟、妻子は元より心を許した幼なじみの1人も持たない天涯孤独の流れ者。
手癖は悪いし意地も汚い人間のクズ、博打打ちの鈴次郎(大口兼悟)。
掛け金のなくなった鬼シゲ(住谷正樹)は、最後の勝負で世界一の女を賭け鈴次郎に挑む。
もちろんツキの神様・賽子姫(ホリ・ヒロシ)に気に入られている鈴次郎が負けるはずがない・・・
鬼シゲが用意した女とは墓場の死体を集めてこしらえた女だった。
ついさっき生まれて死んだ赤子の魂を入れて完成させた美しい女。
ただし、この女は生まれてから100日間は抱いてはいけないという。
100日間を経たずして抱いてしまうと水になって流れてしまうというのだ。
名前は、人の夢儚しの「儚(はかな)」(藤本美貴)。


鈴次郎は博打で無敵を誇るわけだが、その理由は神様である
賽子姫が鈴の音を使ってサイコロの目を教えてくれるからだ。
この賽子姫は人形使いホリ・ヒロシ氏が操る人形だ。
小さな人形ではなく、人間サイズの人形をホリ氏が半分着込む
形で操作し、人間の俳優と一緒に芝居をするのだ。
これがまあ見事としか言いようが無い。どう見ても人形なのに
そういう役者に見えてしまうのだ。

美貴様演じる儚は、体は大人だが心はまだ子供。
未完成なために100日間男に抱かれること無く生き延びないと
人間になることは出来ない。
鈴次郎に育てられた儚は、鈴次郎を愛するようになり、
人間になって鈴次郎と所帯を持ちたいと願うようになる。
1日1日、紐に栞を括り付けて数えている姿がいじらしい。

つまり、そういう人間になりたい人間ではない存在、という
意味ではまさに「ヘケート」と同じ役どころなのだ。
ちなみに儚を作る際に魂を入れるのだが、この魂もリボンの
騎士で使われたのと同じタイプの電球である。
今回の舞台はリボンの騎士の木村先生もご覧になったそうだが
果たしてどのような感想をお持ちだろうか。

さて「言われるほどエロくない」という今回の舞台だったが、
たしかにその通りだと思った。
儚が生まれた時に全裸のシルエットになるのと、
儚が大人の体なのに心は子供という設定。
心も大人になった儚がホモ住職らに大人のテクを教えられる話、
儚が女郎屋に売られてときの話などは確かに性的ではあるけれど、
そんなに無茶な演出があるわけでもない。
舞台演出としてはこれくらい普通じゃないのかな?
もちろんアイドルがやるような芝居ではない。そういう意味で
「脱アイドル」というのは本当だと思う。
ただ「脱アイドル」イコール「セクシータレント」というわけ
では無いはずで、アイドルとセクシータレントの間にはかなり
広いゾーンがあるはず。美貴様はそこへ移動したに過ぎない。

この作品はただエロいシーンだけあれば内容はどうでも良い
といったありがちなVシネマのような作品とは全く異なる。
チンピラ悪党だったのに儚に出会うことで人間らしい感情に
目覚めていく鈴次郎。
女郎にされながらも100日生き延びて人間になり、鈴次郎と一緒に
なることを夢見て、最後の一線を守る「させず太夫」になった
儚の純愛の物語である。
そしてこの二人の純愛を弄ぶのが人形が演じる賽子姫。
博打を止めるように儚に説得された鈴次郎を再び博打の誘惑に
引き込み、泣き崩れる儚を嘲り笑う姿は人形のくせに憎らしい。


さて、藤本さんのお芝居について。
リボンの騎士のヘケートは圧倒的な存在感だったが、それは
周りがモーニング娘。だったから。
今回は共演者全員プロフェッショナルなので、素人目にも
演技力が弱いことは分かる。それでもがっかりするような
破綻はないし、いわゆる体当たりの演技で頑張っているのは
分かった。
とくに儚が生まれたての頃。
赤ん坊と同じようにギャーギャー泣く姿は結構上手い。
赤ちゃんプレイの経験でもあるのだろうか(笑)
また「幼女期」に無邪気に鈴次郎に甘える姿はかなり良い!
うわー美貴さん可愛い!!!と思ってしまった。
反面、儚が精神的に大人になった後の芝居は普通っていうか、
要するに普段の美貴様がちょっとキャラ作ってる感じ。
美貴さんって芝居が薄いよね。なっちとか高橋愛ちゃんとかが
得意な大げさな芝居とは違うのだな。

そんな美貴様であったが、後半で「させず太夫」となり初めて
登場してくるシーンは凄かった。
カルメンの「ハバネラ」(NEO時代劇なのでそういう選曲)を
歌いながら花魁姿の美貴様が花道を練り歩く。花道のすぐそば
の席だったので間近に見たのだがすげー美しい。
花魁のメイク、衣装が似合うこと似合うこと。
このシーンだけでも美貴様を起用した価値はあったと思う。

さて、美貴様以外の注目の出演者。
住谷正樹。ご存知レイザーラモンHGである。
この人もプロフィールでは初めての本格的な舞台出演だという
ことであったが、彼が演じる赤鬼が良かった。
鬼のくせにちょっとだけ人が良くて最後は儚を助けに来てくれる。
演技も良いのだが、もちろんHGのキャラも生かしている。
相方に「2年前を思いだせ!HGの『フォウ!』をやれ」と
命じられて無理やり「フォウ!」をやるHG。

これには観客も大喝采だ。じいちゃんばあちゃんたちもHGと
「フォウ!」は知ってるんだろうね。本物見れてみんな満足そう。
こういうアドリブのお笑いコーナーも少しある。

さて、今回見に行ってないより感じたのは舞台は現場で見て
ナンボという当たり前のこと。
とくにこの作品は内容的に見ても映像作品になることはほぼ無い
と考えられるから実際に見ておいてよかったと思う。

2008年4月20日~Berryz工房&℃-ute 仲良しバトルコンサートツアー2008春~

2008-04-24 00:00:35 | Weblog
横浜アリーナでBerryz工房と℃-uteの合同コンサートが行われる。
ファンクラブ会報で呼んだときは「ふーん」という感想だった。
だって横浜アリーナでしょ?
でっかいステージに花道があってメンバーが走り回るだけ。
見る前から想像が付く。期待できそうもない。
どうせ見るならそれぞれの単独コンサートを見たほうが絶対いい。
そんなわけでチケットは1枚も申し込まなかった。

しかし北区さんからお誘いがあって、夜公演のチケットを譲って
もらった。センター2ブロックのチケットだ。もしかしたら良席
なのかもしれない。
良席で初見ってのもちょっともったいないし、わざわざ新横浜
までいって1公演だけというのもさびしい。じゃあ”ついでに”
その前の昼公演も見ようと思ってアリーナ席のチケットを入手。
ちょっと早めに会場に行って朝公演の最中にグッズ売り場でも
見物しようという計画であった。

ところが、前日になって北区さんから自分は行けないので朝公演
のチケットを譲りたいと言われた。さまざまな事情があるのだが
ここでは書けない。結局朝公演のチケットを安価に譲ってもらい、
1日3公演も見ることになってしまったのである。


日曜の午前。まだ普段なら寝ているような時間に横浜線に乗車。
会場到着は10時半頃である。体が半分寝ている。
とにかく入場しよう。
昨日もらったチケットもセンター10ブロック。どんな場所だろ?
入場して座席表を見る。ステージ構成はかなり変わっていた。

冬のハローのコンサートでは正面入口と反対側にメインステージ。
その対面にサブステージがあって、真ん中を花道が横断している。
さらに全体を花道がぐるりと一周する。
今日はそのときと90度回転した形。横ではなく縦に背骨のように
花道が走り、両側に同じ形のセットが組まれている。
片方がBerryz工房、片方が℃-uteのステージなのだろう。
これでバトルということなのだろうが、互いのステージはかなり
離れている。そして両ステージを結ぶながーい花道の真ん中が
センターステージとなっている。ここがメインステージなのだろう。
そして、朝のチケットの10ブロックはこのメインステージから
比較的近い場所であった。
座席自体は花道側を先頭としたときに後ろから2列目である。
ちょっと遠いなと思ったが振り向くとそこは外周花道があった。
この花道を使うのであればかなり至近距離でメンバーを見れる。
これはいい席そう。ありがたいことです。

10分ほど遅れてコンサートが始まった。
最初のMCで挨拶で、この春進学したメンバーからも報告がある。
萩原が中学生になり、夏焼須藤徳永が高校生になった。
夏焼が「みやびも女子高生になりました!」と挨拶すると
観客からもどよめきが。
ところがこの挨拶、昼の部と夜の部では省略され、単に各自が
自分の名前を述べるだけになってしまった。時間の都合だろうけど
せっかくの舞台なのにもったいない。

内容については細かくは触れないけれど、どちらかといえば
℃-uteの方が目立つ構成になっていたと思う。
ソロで歌う人が℃-uteは2人いるのにBerryzはソロはなし。
菅谷梨沙子が鈴木愛理と2人で1曲歌うのだが、菅谷はすこぶる
調子が悪いようで音程は安定しないし声もかすれ気味。
歌詞間違いもあったと思う。昼、夜とだんだん調子が悪くなって
いった。綺麗な声をしているのに体力面で不安があるんだね。
まあステージを走り回るような内容のコンサートを1日3公演
もやらせる事務所も悪いとは思う。
といっても、いまやベリキューといえども歌は生歌という時代
なんだなとしみじみ感動してしまう。

℃-uteの勢いと不利なセットリストに推され気味のBerryz工房で
あるが、メンバーのタレント性ではやはり先輩の風格を感じた。
とくに今回のコンサートでは「主役」をやっていた須藤茉麻。
ネタバレになるがMCの寸劇では「ベリーズレッド」役を熱演。
「ベリーズレッド!」
「ベリーズブルー!」
「ベリーズイエロー!」
「ベリーズピンク!」
「ベリーズグリーン!」
「5人揃って・・・・」
「ちょとまってあと2人いるでしょ!!」

などという台本はもう思いっきり06年春の「レインボーセブン」
を彷彿とさせる内容。茉麻はマコポジションなのか。
茉麻をメインに起用したことでいつもとは違った雰囲気になって
よかったと思う。その反面人気のある嗣永や夏焼があまり目立つ
ことがなくてファンはちょっと不満かもしれない。
DD目線的には非常に面白かった。

さて、メンバーは走り回るばかりで中々近くに来てくれなかった
のだが、「テンション上げ子」のときにようやく外周花道にメン
バーがやってきてくれた。
まず目の前に中島。
ほほう。よく見ると結構可愛いじゃないか。
その後も清水キャプテン。梨沙子。愛理。熊井ちゃん。茉麻。
続々やってくるが、有原と徳永がやってこない。
たまに来てもすぐに行ってしまう。残念。。。。

だいたい、今日の千奈美はなんでポニーテールなんだ?
やめろと言ってるのに。
栞菜もそう。
デコ出し。
あぁ・・・

もっとも今日は髪の長いメンバーは鈴木と菅谷が二つ縛りので
それ以外全員一つ縛り。まるで中学の校則で決まってるかのよう。
栞菜はそれでも結構可愛かったのでOK!

みんなが歌ってほしいと願っていた「がんばっちゃえ」は
結局歌わず、なぜか追い出しの曲として使われた。
メンバーがバイバイ!と退場していくなか、俺も退場。
会場内のグッズ売り場へ直行。おかげで空いているうちに到着。

まずはタオルを買わないといけない。これは梅田さんのネタで
使用するものだ。
次にDVDパンフレット。合同版と℃-ute版を買った。
Tシャツは徳永と有原のどちらを買おうか迷ったが有原にした。
今回のツアーグッズは有原の出来がいい。
有原のマイクロファイバータオルも購入。

さすがにトレーディング物には手を出さなかったが、それでも
なんだかんだで15Kを越すくらいの買い物。こんなにグッズを
買ったのはリボンの騎士以来の出来事だ。自分でも意外だった。

昼の部はアリーナで少し休憩しながら見たものの、夜公演は再び
センター席。今度は2ブロックで端の方のブロックだったため、
反対側のステージは遠くて見えない。
全盛期の娘。コンのようで懐かしかった。
もちろん近いほうのステージはよく見えるし、花道から2列目
ということで目の前をメンバーが駆け抜けていく。
ラスト近くでは目の前に熊井ちゃんがしばらく留まってくれた。
おかげで非常に盛り上がり、飛び跳ねたせいで汗だくになった。
息切れはするし腕は振りすぎて痛い。
コンサートでこんな状態になるのは、2006年の代々木の
夏ハロ以来である。

要するに小川麻琴卒業以来、初めてコンサートで「燃えた」。
別にベリキューヲタになったわけではないのだけれど、
今回の合同コンサートは何か懐かしい匂いを感じされるものが
あったように思う。
ハロプロのライブを見に行く事が無条件で楽しかった頃を、
ちょっとだけ思い出させてくれた1日であった。

2008年4月6日~モーニング娘。コンサートツアー2008春 ~シングル大全集!!~

2008-04-10 22:32:07 | Weblog
先月始まったモーニング娘。の春ツアーにようやく
参加することができた。会場は八王子市民会館である。
比較的自宅から近いこのホールにやってくるのは
実は初めてだ。
2005年の春ツアーでは矢口電撃脱退の直後の公演が
行われたことで有名である。俺は八王子には行かずに
翌日の群馬公演に行ったので八王子での騒ぎは話で聞く
のみであった。(群馬公演はわりと平穏に行われた)

何かが起こる八王子なのかどうは分からないが、
どうやら土曜日の公演で光井が負傷したようだ。
体調がどうのこうのと発表していたが、昼公演は
特に変わったことが無かったそうだからおそらく
体のどこかを痛めたとかの怪我であろう。
麻琴がギックリ腰になったのと同じ年齢なので
ちょっと心配でもある。

初めて行く会場ということで道も分からないので
あるが、駅からは他のヲタについていく。
ヲタは見た目でだいたいわかるから便利だね。



到着したときにはすでに開場時刻を過ぎていた。
光井欠場の貼り紙も貼られている。
貼紙やグッズなどをすこし見物するも、他にすること
もないのでさっさと入場してしまう。
今日の座席は2階の端っこ。
連番相手はいつもの北区さん。
いつもの・・・というが北区さんと連番でライブを
見るのは2月の音楽ガッタス以来だったりするので
ちょっとだけ久しぶりな感じである。

遅れてきた北区さんに、あらかじめ買っておいた
2枚のトレポから1枚選んでもらう。推しトレポだ。
出たメンバーを応援するという昨年の春コンから
始まった企画だ。
北区さんが選んだトレポは亀井ちゃん。彼にとっては
香港ツアー当時亀井>麻琴だったメンバーである。
俺のトレポを開封すると出てきたのは光井ちゃん。


おお、可愛いじゃないの。
よーしがんばって光井ちゃん応援するぞ・・・


座席は本当に端っこで隣は通路。
反対側も空席だったのでスペース的にはすこし余裕が
あった。

今回のコンサートセットリストはこんな感じ・・・

01.リゾナント ブルー
02.女に幸あれ
(MC全員)
03.笑顔YESヌード
04.色っぽい じれったい
05.大阪 恋の歌
(MC全員)
06.悲しみトワイライト
07.Ambitious!野心的でいいじゃん
08.浪漫~MY DEAR BOY~
09.Do it! Now(高橋)
10.Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~
11.ふるさと(道重)
12.涙が止まらない放課後(亀井)
13.Memory 青春の光(田中)
14.真夏の光線(新垣)
15.AS FOR ONE DAY
16.サマーナイトタウン
(MC亀井道重田中)
17.モーニング娘。のひょっこりひょうたん島(久住光井ジュンジュンリンリン)
18.モーニングコーヒー(高橋新垣亀井道重田中)
19.メドレー DHOM~直感~セクボ~かしまし~GG
(MC新垣亀井ジュンジュンリンリン)
20.THE マンパワー!!!
21.シャボン玉
22.メドレー I WISH~ハピサマ~恋ダン~ウィアラ~ピース~恋レボ
23.ここにいるぜぇ!
24.みかん
25.歩いてる
(MC全員)
E1.愛あらばIT'S ALL RIGHT
E2.LOVEマシーン

初見ではあったが既に始まって何週間も経っている
コンサートなので細かいレポとかは書かない。
総論的には「思ったよりも面白かった」って感じ。

最初に全部のシングル歌うって聴いたときは、全く
期待していなかった。今更聞き飽きたシングル曲を
並べられてもつまらないにきまってると思った。
だがさすがに演出のスタッフも分かっているのだろう。
メドレーで処理する曲とソロで歌う曲などの構成の
バランスが取れていて飽きさせないようになってる。

名付けるなら
「モーニング娘。10年記念コンサート」
とでもいう感じ。記念隊のコンサートよりもこっちの方が
記念っぽいと思う。考えてみれば記念隊コンって
ごっちんのソロとか飯田さんの歌とか、娘。に関係の
無い曲も混ざってたもんね。

印象に残ったのはなつかしの「ミスタームーンライト」。
高橋一人が男役。
宝塚っぽい衣装でなかなかカッコイイ。
この曲は当初ヒロインをやってた麻琴が後に男役になり、
その頃ヒロインをやってた高橋が現在の男役と、性転換
が盛んな曲だな。

あと、道重、亀井、田中のソロも良かった。
道重ソロの「ふるさと」は最初噂を耳にしたときは

またまたご冗談を・・・

と思っていたのだが実際に聴いてみるとなかなかいい。
音符を一つ一つ辿っていく丁寧な歌い方だったけどね。
亀井と田中は普通に歌うまい。
とくに亀井は普段なかなかソロで歌う機会はないので
楽しそうに歌っていたのがいい。

あと今回はきらりのコーナーがなく久しぶりにソロが
無い小春も存在感があった。ひょうたん島の弾けっぷり
は光井の分を埋め合わせて余りある感じ。

コンサート全体の構成は、とにかくシングル曲ばっかり
なので盛り上がりが激しい。
どこの爆音だよ?って感じ(爆音行ったことないけどw)

だが俺は踊りストじゃないし、曲ごとにネタがあるわけ
でもない。「放課後」では絵里ちゃんに見とれて恒例の
『種ダンス』を踊るのを忘れてしまう始末である。
かしましとセクシーボーイなら踊れるけど、この2曲は
メドレーで片付けられてしまったのが残念。
というわけでいわゆる「高まる」ということは無かった。

途中のノンストップメドレーみたいなのは、ファンは
盛り上がるだろうけどちょっとキツすぎないかな?
メンバーもステージ上で暗転時に給水してたみたいだし
かなりハードである。
その代償が光井の欠場なのだろう。他にもガキさんが
サポーターとテーピングでぐるぐる巻きになっていた。
腰、腕、膝、足首に相当の負担がかかっているようで
この先も怪我人が出ないかどうか心配である。
もし今麻琴がメンバーでこのツアーに参加していたら
真っ先に怪我をしていたのではないだろうか?
モーニング娘。はタフじゃなければ務まらないようだ。

途中のMCで「Ambitious!野心的でいいじゃん」
についてメンバーのトークがある。
まずは体はデカイが顔が小さいジュンジュンが、この
曲の出だしの振付の難しさについて熱く語る。
が、何を言ってるのかイマイチ聞き取れない。

川´・_o・)<亀井サンは!・・・亀井サンが!!・・・

とやたら亀井の名前を出す。どうやら亀井さんに色々
教わっていると言いたいらしいのだが、えらい剣幕で
喋るので亀井を糾弾する弁舌をふるってるようだ。

司会の高橋もさすがにポカンとしていたら、ガキさんが
( ・e・)<はい愛ちゃんまとめて!
とさらに困らせる。
困り果てた愛ちゃんは結局その亀井にまとめ役を振り、
亀井が適当にまとめた。
次にガキさんがAmbitious!について語る。

( ・e・)<これは紺野あさ美ちゃんと小川麻琴ちゃんが卒業するときの曲で
川’ー’)<そーだねえ!

当然のように「5期トークだ」

( ・e・)<めでたいじゃない、卒業ってハッピーなことで・・・
以前として「卒業おめでとう」という建前にこだわるなぁ。
おそらくそういう風に言わないと行けない規則になって
いるのだろう。はっきり行ってファンの誰一人、
2人が「卒業」して実質的に辞めちゃうことを慶事だなんて
思ってないのにね。
戻ってきて活動再開したら、そのときこそ「おめでとう」でしょ。
ところが実際紺野が戻ってきたことについて同期の2人は
表立って喜んだりしてないように見える。

このときのトークでも
川’ー’)<2人とも夢に向かってがんばってますから!
などと、麻琴と紺野が同じ扱いである。
紺野については卒業時からあからさまに方向変えてるんだが・・・

でもガキさんが言ってた
「いつもなら発売してみんなに聴いてもらうのが待ち遠しいのに、
この曲は発売日が来てしまうのが嫌で複雑な気持ちだった」
っていうのは本音なんだろうな。

結局あの2006年に5期は引き裂かれたんだな。
物理的に離れたんじゃなくて、同期のことについて
取り繕った言い方をしなければいけない関係になった
という意味で解体されてしまったのだ。
なんだか可哀想な状態だと思う。

まあ4期の方はもっと複雑なんだろうけどさぁ・・・ねぇ。
困ったモンです。

この日は昼の部だけの参戦。
グッズ売り場で光井ちゃんのウチワを買ってさっさと帰宅した。

2008/04/05(土) ℃-ute『3rd ~LOVEエスカレーション~』イベント②

2008-04-06 23:56:39 | Weblog
前回書いたとおり℃-uteの現場に行くのはインディーズ時代を除けば
初めてのことであり、普段℃-uteコンサートを見ている人とは違った
視線でステージを見ることになった。


コント:キューティーガールズ

最初に登場するのが岡井、萩原、鈴木の3人。
どうやらキューティーガールズという名前のコントグループのようだ。
萩原が中学生になったことと背が伸びたことをアピールすると
鈴木が「私たちのウリは何?」と問いただす。
「”ちっちゃいなー可愛いなー”がウリだったのに大きくなって
どうすんだよー!」と萩原を責めると
岡井が「そうだぞ中1!抜かすな中1!!」と猛抗議。
岡井は萩原に背を抜かされてしまったんだね。
このグループはどうやらBerryz工房の嗣永と夏焼でつくる
コントグループをライバル視している、というキャラクター
のようだ。詳しいことは聞き取れなかった。

あとで北区氏に聞いたところ、℃-uteのライブというのはこの
キューティーガールズのコントで始まるのだそうだ。
ヲタはお約束として見ているが、俺のような始めての客は
あっけにとられてしまう。

1:ほめられ伸び子のテーマ曲

キューティーガールズが舞台袖に下がり、今度は℃-uteメンバー
が全員出てくる。下がったばかりの岡井萩原鈴木もそのまま
何食わぬ顔をして一緒に出てくる。
そして歌だ。
ほめられ伸び子のテーマ曲はタイトルのわりにカッコイイ曲。
モーニング娘。とかが歌ってもよさそう。
ライブで見るのはもちろん初めてだけど「伸び子」のところが
「ロリコン」に聴こえてしまう。

MC:(自己紹介)

メンバーが1人ずつ自己紹介をする。話す内容はまあ普通。
「後ろのほうのみなさん、前のほうのみなさん」はお約束の
セリフだね。ちなみに言ったのは中島。

2:スイーーツ→→→ライブ(岡井有原)
3:晴れのプラチナ通り(中島萩原)
4:イメージカラー(矢島鈴木)

「3曲連続で行きまーす」
ということで、アルバム内で少人数で歌ってる曲を3曲。
ていうかショートバージョンとはいえ曲数多くね?
矢島鈴木組になるととたんに声援が増えだす。

5:最高級のエンジョイGIRLS

LALALAのカップリング曲なのに、ヲタのフリコピがみんな
バッチリなんだけどどっかでやったのかな?
俺のような一見は付いていけないのである。

コント:テンション上げ子

今度は中島、矢島、梅田の3人でのコント。
というよりも梅田の演じる「テンション上げ子」のコーナーだ。
なるほどこれが噂のテンション上げ子という奴か。
他のコントコーナーがアイドルコンサの内輪ウケコントに
留まっているのに対し、この「上げ子」だけは妙に完成度高い。
梅田の評価が高いのも納得できる。

今回は新キャラクターとして有原演じる「テンション下げ子」
が登場した。「上げ子」が盛り上げたテンションをネガティブ
発言で下げるという役どころ。
上げ子が「桜が綺麗」といえば下げ子は「すぐ散ってしまう」、
上げ子が「℃-ute最高!」と客席まで一緒になって盛り上げると
下げ子が「みんな今は℃-ute最高!って言ってるけど、どうせ
この後八王子(モーニング娘。コン)に行っちゃうのよ!
明日は・・・横浜(Berryz工房新曲イベント)かしらね」と
ネガティブ発言。客席は大ウケ。図星のようである。

テンション上げ子に対抗心を燃やすテンション下げ子。
そんな下げ子に上げ子はあざ笑うかのように
「あーた、所詮アンオフィなのよ。私はね、オフィシャルなの
公式なの、オフィシャルソングがあるの!」と前フリして
次の曲。
6:ドドンガドン音頭(テンション上げ子with矢島中島)

上げ子の手下役である矢島中島を従えてテンション上げ子
こと梅田が歌う。
それを離れたところから下げ子が忌々しそうに睨んでいる
という小芝居を演じている有原が微妙に面白い。

コント:DJマイマイMCちっさーMCカッパー(MCお鈴より改名)
 (スペシャルジェネレーション→ジンギスカン)

さらにコントが続く。今度は再び岡井萩原鈴木が登場。
DJコントである。これはニコニコ動画かなんかで見たことが
あるコーナーだ。
要するに岡井が新曲を紹介しようとしてDJの萩原が音を出すと
なぜか違う曲が流れてしまうというネタである。
そんなことでスペシャルジェネレーションとジンギスカンの
イントロが流れてしまう。そのたびにメンバーが踊る。
そして「違う違う!」とダメを出す。
なんかものすごい古典的なネタだよね。ドリフっぽい。
ちなみに「ジンギスカン」の踊りは現在Berryz工房がやってる
踊りではなく、萩原が小学校の催しで原曲のジンギスカンを
踊ったときの振付をみんなで再現したものだそうである。

このコント自体がかなりのグダグダコーナーだ。
仕切ってるのが岡井ということもあるのだろうか。
途中から「私たちキューティーガールズ(冒頭のコント)だけ
に専念するべきじゃない?」などと言い出す。
客席は「えー!」と反対するが取り合わない。
もしかするとこのコーナーもなくなるのかな?

グダグダコーナーとはいえ、そんなに酷いものでもない。
たとえば2003年ごろの娘。コンのコントは、みんな忘れて
いるかもしれないが、目を覆わんばかりの代物だった。
(ポッキーガールズとか、男前コンテストとか・・・)

マトモになってきたのは2004年頃だと思う。
今の℃-uteコンのコントはその頃の娘。コンに近いだろうね。
ちょっと意外だったのはこういうコントを鈴木が一生懸命に
やっているということ。前に前に出て行くし、何かにつけて
ギャグを言おうとする。自分の中で少しイメージが変わった。

7:ラブマシーン(コントの一部)

DJのネタで萩原が出したのがラブマシーンの音。これは
イントロだけで止まらず、1曲通して歌う。
毎回ラブマシーンは歌うのかな?
ラブマシーンは1999年にこのイーストで発売イベントをやった
曲なのでそういう繋がりもあるのだろうけど。

歌い終わったあと「違うこの曲じゃない!」
まだコントが続いていた。
「じゃあ今度こそ新曲を歌います」
ということで、新曲披露。事前に聴いてなかったので
見るのも聴くのも初めてだ。

8:涙の色

フラメンコ調のイントロ。
「れいにゃー萌え萌え」などという曲とは違って音楽も
振付もカッコイイ。歌もいいじゃないか。
これは買いだね。
ダンスはもう少しキレが出てくるといいかな。
℃-uteならいけるっしょ。

MC

中島から、先ほど矢島がMCでイベントのタイトルを間違えて
紹介していたことをお詫びして訂正。
ていうかなぜ本人じゃなくて中島が訂正するのか?
「先生ー!矢島さんが間違えました!」と報告する学級委員
っていう感じに見える。

こっからさらに怒涛の展開

9:LALALA幸せの歌
10:まっさらブルージーンズ
11:大きな愛でもてなして
12:都会っ子 純情

まっさら、もてなしは俺的には久しぶりに見る曲だが、
常連にはまたかよという選曲だったようだ。
それにしても曲数が多い。
もちろんどれもショート版なんだけれど、ちょっとしたコンサ
ート並みのセットリストになっている。12曲目でようやく
ステージ終了。でもまだアンコールがあった。

アンコール、MC

アンコールは「℃-ute!」と叫ぶのがお約束らしいがコールは
揃わなかった。
そんなことは知らない一般人がたくさんいたからだ。
メンバー1人1人から「今日はとっても楽しかったです」
みたいな挨拶。有原はなにか「カンナ」に引っ掛けたことを
言っていた様だが聞き取れなかった。

「じゃあ本当に最後の曲です」

ほとんどのヲタはここで「桜チラリ」を期待しただろう。
桜の花びらが舞い振る今日のこの舞台は、まさにデビュー曲
「桜チラリ」を歌うために用意されたようなものだからだ。
ここで「桜チラリ」を歌わずにどこで歌うというのだ?

しかし最後の曲は・・・

13:JUMP

「桜チラリ」を期待していたヲタは「スコーン!」と
ずっこけただろう。「桜じゃねーのかよ!」という声が
あちこちから聞こえてきた。
まあJUMPでも盛り上がりはするけどね。

これにてイベント終了。
正味1時間。
こんなに盛り沢山な内容だとは全く予想してなかった。
過去に参加したよみうりランドイベントは2曲歌って
ちょっと喋ってすぐに握手会だったからだ。

今日は曲数的にも十分ミニライブといえる内容だったし、
途中に衣装チェンジも1回あった。
次のコンサートはBerryz工房との合同ライブで単純に
時間配分を半分だと考えれば1時間は貰えないわけで、
今日のステージの方が℃-uteとしては充実していた
かもしれない。

しばらく休憩をして握手会が始まった。
メンバーは衣装の上からイベントTシャツを着ている。
事前の注意や握手会の合間にも絶えず注意事項が流れて
いるが、かなりしつこく「二の腕に触ろうとしないでください」
とアナウンスされる。
どこのヲタがそういう犯罪みたいな事をするのか?

最初は低速だった握手会もだんだんペースが速くなって
来ている。それでもお客さんは数千人も入っているので
時間はかなりかかりそうだ。後ろを見ると、見覚えの
ある人たちが通路に陣取って踊っている。
まこぴーさんたちだ。会場に流れているアルバムの曲に
あわせてみんなでフリコピしているのだ。

しばらくすると注意事項などを喋っていた進行役の
おじさんが「後ろで踊ってる方たちは、周りの方の
ご迷惑にならないようにお願いします」と名指して
注意されて会場大爆笑。

さらにその後も「(踊っているヲタが)誰がどの
メンバーの役なのか分かってきましたね」とか
「すばらしいフォーメーションです」などと弄られ
まくっている。

周りの人もヒソヒソ噂話を始める。

「あの人たち、岡山から来てるんでしょ?」などと
噂している女性もいた。さすが有名ヲタは違うね。
本当の主役は後ろにいたのである。

さてようやく順番がやってきた。
握手の並び順は梅田矢島中島鈴木岡井萩原有原。
後で聞いた話では、℃-uteはいつもこの順番に
固定されているのだそうだ。

先頭に梅田がいるが、これを「生梅」と呼ぶ。
初心者のヲタは生で見る梅田の美しさに驚いてしまい、
その後のメンバーとの握手が記憶にのこらないという
被害が多いのだそうだ。この先頭の梅田を攻略できる
かどうかが℃-ute握手会のポイントらしい。

分かっていればそんなに脅威ではない。
握手直前、一番端っこに立ている梅田をじっくり見る。
たしかに滅茶苦茶美しい。こんな子が存在すること
自体が何かの間違いのような気がする。
だが数秒見れば目は慣れる。もう大丈夫だ。
握手開始!

ダダダダダダー

なんと、後ろで見ていたときよりもさらに高速に
なっていて凄い勢いで流されて気づいたら最後の
有原まで来ていた。
各メンバーとも手を握るのがやっとという状況で
言葉なども交わせない。大失敗だ。
とにかく、最後の有原だけには声をかけたい。

「下げ子よかったですよ!」
ノk|‘-‘) <ハイ



日本語の「はい」には色々な意味がある。
「はい分かりました!」という肯定的な意味。
「はぁそうですか」と反抗的な意味。
「ありがとうございます」という意味もある。

たぶん、今のハイはどの意味でもない。
意味などない。
なにか言われたので機械的に反応したハイである。
分かりやすく例えるなら
「ソケットが繋がっただけ」のようなものだ。
メッセージはまだ投げてない。

栞菜にそっけない返事、つれない態度をとられる
というのは良く聞く話だ。そういうのを逆に喜ぶ
ようにならないと栞菜のヲタにはなれないらしい。
自分はまだまだ修行が足りないようだ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今回のイベントは「神イベ」と呼ばれているようだ。
確かにそうだろう。内容は素晴らしかった。
天候や季節などの色々な条件に恵まれたこともある。

そして何よりも、参加費が無料だということだ。
CDにオマケでついてくるチケットで誰でも入れる
わけだから、今回のイベントの経費はほぼ全部
”持ち出し”ということになる。
(グッズやDVD化などで少しは回収するんだろうけど)

長い間ハロプロファンをしているが、この事務所は
儲けを度外視したイベントになるとこういうオーバー
クオリティな神イベをやってしまう傾向にある。
このブログをはじめたきっかけになった
楽天のPVイベントもそういう神イベントのひとつだったね。

そんなわけで今回は非常に思い出に残り、参加してよかったと
思うイベントであった。こういうのがあるからなかなかヲタ卒
できないんだよね。

2008/04/05(土) ℃-ute『3rd ~LOVEエスカレーション~』イベント

2008-04-06 06:42:40 | Weblog


よみうりランドで℃-uteのアルバムイベントがあった。
最近Berryz工房も℃-uteもBuono!も新曲を出すたびに
握手会イベントを開いているのであるが、これらの握手会は
抽選方式なので当たらないと参加できない。
当てるためにはCDを何枚も何十枚も買わねばならない。
要するにCDをたくさん売るための方策だ。

もちろんオレはそんなことにつられてCDを何枚も買うような
ことはしない。1枚だけだ。そんなわけで今年に入ってから
いくつもの握手会イベに応募はするものの、1口程度の応募
では当たるはずもなくいずれも落選していた。

それに比べて今回のイベントは℃-uteのアルバムにもれなく
封入されている参加券を持っていれば入場できる。
とっても間口の広いイベントなのだ。

実は℃-uteがメジャーデビューしてから℃-uteの現場には
一度も行ったことがない。最後に参加したのはZepp東京で
行われた握手会であり、まだ村上愛が所属してた頃だ。
村上ファンでBerryz工房よりも℃-ute派だった俺だが、
彼女が辞めてしまうと℃-uteとは距離をとってしまった。
買っていた1stアルバムは半年くらい封も開けなかった。

今回のイベントも、たとえば横浜とかさいたま市とか
幕張メッセとかで行われていたら行く気にはならなかった。
しかしよみうりランドとなると話は別。
よみうりランドは俺にとって特別な会場なのだ。
何が特別なのかって?

自宅からメチャ近いのである。

わが家は玄関を出ると遠くによみうりランドの観覧車が
見えるような場所だ。原付バイクで走ると入り口の交差点
までは所要時間4分である。5分かからない。
よみうりランドの前にファミリーマートがあるが、
このファミマは自宅から一番近いファミマだったりする。

そんなわけで参加しない手はないのである。アルバムは
買ってあるから参加券も持っている。

よみうりランドのイベントに参加するのは3回目。

「浮気なハニーパイ」の発売イベント
「抱いてよ! Please Go On」の発売イベント

そして今日である。近い会場という割には5年近く行って
ないな。あれ?たしかBerryz工房のイベントがあったはず…
と思って検索したら初っ端から炭素さんの記事がヒットして
びっくり。

2005年の6月か。そうそうこの日は
美勇伝のコンサートを見に名古屋へ行ったんだった。

両方の記事にフォマさん絡んでますねw

せっかくなので早めに行こうと思い家を朝7時20分に出る。
よみうりランド到着7時25分。
すでに数百人程度の列ができている。
この人たちは遠くから来てるだろうに大変だろうな。

でも、よみうりランドのイベントに来るなら出来るだけ早く来て
並んだ方がいいと思う。前2回の経験から言えることは、
・遅く来ると受付列が長くなっていて長時間の行列を強いられる。
・抽選制とはいえ、座席は基本的に後ろになってしまう。
・その結果握手会も最後まで待たされる。
というデメリットがある。
メリットは早起きしなくていいことくらいだろう。

1時間半ほど並んでいると受付が始まったようで列が動き出す。
それでもなかなか進まず、自分の番が来るまでさらに40分くらい
並んだろうか?
ようやく受け取ったチケットの番号はAブロックの15列だった。
過去2回は後ろの芝生席だったので始めてのAブロックだ。

すでに遊園地はオープンしていて休日の家族連れや子供たちが
大勢入場している。そんな遊園地に、黒くて長いものがウネウネ
と横たわっている。グッズ売り場に並ぶヲタの行列だ。
異様な光景であるが間もなくグッズ売り場の前の広場に行列が
誘導された。その広場がヲタ専用広場というわけだ。
グッズを少し見ていたがソロ写真やDVD、Tシャツなどを
売っているが種類はさほど多くない。これなら後で空いたときに
買ってみようかと思う。
 

さて始まるまでまだ2時間近くある。
皆さんがグッズに並んだりアトラクションに乗ったり食事したり
他のイベントを見物したりして園内で時間をつぶしているのを
横目に帰宅する。(再入場券を貰えば外に出れるのだ)

自宅で昼ごはんを食べた後、よみうりランドに舞い戻る。
開場時間であるがまだ入場は始まらないようだ。
グッズ列が殆ど解消されていたので買い物をしてみよう。

と思って列に並んだところで信じられない言葉が・・・

「はい有原売り切れでーす」

なんとソロ写真で有原だけが売切れてしまったのだ。

えー!俺の栞菜が・・・・・

家に帰ったりせずまじめに列に並べば良かった。
ていうか、栞菜だけ売り切れってどんだけ人気メンなんだ。
仕方なく今日来れなかった北区さん用にnkskちゃんの
ソロ写真を買っておいた。

それにしても暖かい。
家に上着を置いてきて正解だった。
入場列はちょうど桜並木になっていて、花はかなり散って
しまったとはいえ、むしろ散り際の美しさを保っている。
絶えることなく頭上から花びらが舞い降りてくる。




入場する。どんな席か?と思ったらAブロックの最後の列。
ステージのやや左よりという場所であった。後ろは通路で
垣根になっているので荷物を置くのによさそう。
そんなに近くもないがむしろ眺めが良くていい席だ。
後ろの通路の向こうはBブロックとなる。ここは一般人の
お客さんが多い。

ちょっと意外だったのは一般人のお客さんの多さである。
もちろん℃-uteのアルバムを買った人たちなわけでファン
であることに違いはないのだが、あきらかにヲタとは違う。
普段のハロプロのコンサートには来なそうな人たちだ。

これはライトファンっていう人たちだろう。若い人が多い。
常連ヲタっていうのは自分で言うのもなんだがおっさんだ。
だが、ライトファンの人たちは10代から20代前半に見えるし、
しかも女の子がやたらと多いのだ。
女子高生もいるし、いわゆる「女ヲタ」といわれる人たち
とは違う雰囲気の女性グループも目に付く。

こんな人たちがアイドルのイベントに来るんだ・・・

と感心してしまった。
この感覚は前にも感じたことがある。
2001年、初めてモーニング娘。のコンサートを見たときだ。
ステージよりも、むしろ家族連れや女性グループの多い
客席に驚いたのである。
そのときのことを思い出した。

今回のイベントは「全プレ」だし何より無料である。
つまり参加するための敷居を低くすれば、現場の客層は
こんなにも変わるということなんだろう。

すこし時間は押しているが客席がかなり埋まってきた。
2~3千人は入っているだろう。すばらしい客入りだ。
なによりも、野外ステージの雰囲気は最高だ。
空は快晴。
暑くもなく寒くもなく、日差しも強すぎない。
心地よい風がさぁーっと吹き抜けると桜の花びらか
さらさらと舞い飛ぶ。
ずっと音楽が流れているが、思わず手拍子をしたくなるほど
爽快な気分になってきた。
この季節にこのよみうりランドを押さえた担当者は本当に
良い仕事をしたと思う。
運が悪いユニットであれば雨が降っていただろう。
しかし℃-uteには運命が味方についていたようだ。
この空気を味わえただけでも今日来た価値はあった。

音楽が変わり、定刻より20分ほど遅れてイベントが始まった。
(つづく)