蟹・道楽日記

まこヲタ蟹の右往左往を綴る日記

エアロビクスセンター

2007-03-03 02:09:12 | ロケ地
前回記事で取り上げた「レマン湖」こと「ラク・レマンプール」から
数百メートルほど坂道を下ったところに、グラウンドやテニスコートに
囲まれた巨大な建物がある。
一見するとなにやら宗教団体の総本山のようなこの施設こそ、
日本エアロビクスセンター」だ。



1985年にオープンした複合トレーニング施設で、数多くの
アスリートがここで合宿やトレーニングを行っている。

スポーツ新聞の「巨人の○○が日本エアロビクスセンター
で自主トレをスタートさせた」といった記事によく登場する。

3階建ての建物でトレーニング施設は主に3階。
1回は売店やレストラン。2回がロッカールーム。その他
会議室などが沢山ある。要するに、街の中のフィットネス
クラブをちょっと立派にしたような場所なのだ。

なぜここを訪れるのか?
もちろん「夏ノ詩」の撮影地だからですよ!





ちなみにこの施設、深田恭子の「富豪刑事」や堀北真希の
「鉄板少女アカネ」などのロケにも使われたそうだ。

中に入ってみると、ここも大勢の人でごった返していた。
合宿をしているらしい中学生くらいの子たちがジャージ姿
で歩いてるのは分るのだが、かなり多くの中高年の人が
大勢いる。大半が、トレーニングのために来たとは思えない
ような服装だが、一体何用だろう?

1階ロビーでは琴の演奏会などをしているし、レストランは
驚くことに90分待ちという看板が出ている。
何故こんなに混んでいるのか?まったく謎の施設だ。




多くのアスリートのサインが展示されている。


なぜか琴の演奏会。

この立派な施設は誰でも利用できる。
というわけで、問題のプールを利用してみたいと思う。
まず申し込み用紙に指名や住所を記入して受付に提出し、
更衣室のロッカーの鍵を貰う。
1日利用の料金は2100円。後払いなので帰りに支払う。
利用できるのはトレーニングルームとプール。
会議室などは別料金だ。

折角なのでプールで泳いでみたいが、水着を持参してない。
そんな俺のような客のためにレンタルもある。
水着とスイミングキャップで500円ほどだ。
タオルも売っている。

また、ロビーのショップではシューズやトレーニングウェア
などスポーツ用品が多く売られている。

階段で2階に上がる。階段の壁一面に選手たちのサインが
書かれている。落書きのようだ。有名選手のサインには
案内板が添えられていて、中には「ソ連チーム」などという
案内板もある。久しぶりに「ソ連」なんて文字を見た。

探してはいないが、さすがに麻琴のサインは無さそう。
まあ、もしサインなんかしていたら場違い極まりないわけだが。

2階に上がると、男女別のロッカールーム。かなり広いが
ほとんど誰もいない。ちょっと寂しい。
1階の混雑ぶりが嘘のようだ。

ここで水着に着替えて3階へ上がる。
3階はトレーニングルームとプールが並んでいるが、
プールへ行く時とトレーニングルームに行く時は使う
階段が違う。プールへ上がるにはロッカー奥にある
大浴場の側にある階段を使うのだ。
女子ロッカールームともつながっていて、同じ階段で
プールへ上がる。帰りに間違えて女子の方に行って
しまわないだろうか・・・・

なぜこんなに細かく書くかというと、場所が場所だけに
写真が撮れないからである。すぐ側が浴場なので
全裸のおじさんかがウロウロしてるし、プールへ行けば
水着女性もいるのだ。


階段を登ってプールに出てみると、そこは紛れも無く
あの、「夏ノ詩」で麻琴が泳いだプールであった。
壁も、窓の外の景色も、プールの中に飛び出た柵も、
写真集やメイキングDVDで見た通りそのままである。

まあ、同じ場所なんだから当たり前の話なんだが、
前回の記事にも書いたとおり、ダメ人間はそんなことに
イチイチ感動してしまうのだ。

ちょうど、プールの1/3位を使って水中エアロビクスの
講習が行われていた。なかなか楽しそうだ。
邪魔にならないように反対側へ回る。
子供用のエリアなどもあり、親子連れが遊んでいた。
みんな、ビデオとか回して映像や写真撮りまくりだ。
こういう空気なら、ちょっとくらい写真を撮ってもよかろう。
携帯電話のカメラで撮影してみた。


水に入る前には必ずシャワーを。
もちろん右端のシャワーがおすすめ。





ガラスの向こうがトレーニングルーム。
体育館程の広さがある。
↓ここで撮影された部分




反対側はこのように。

↓ここで撮影された部分


プールに入る時は必ず帽子を被って下さい。
この麻琴は違反です。


泳ぎ着かれた時に休むデッキチェアは沢山あった。

水中エアロビクスの講習が終わる頃には家族連れも
上がってしまって、プールはガランとしてしまう。
俺を含めて数人の利用者しかいない。

さて、麻琴も泳いだプールで泳いで見よう。
水泳部の麻琴のファンではあるが、俺は水泳は不得意だ。
基本的に自由型(もどき)でしか泳げない。
平泳ぎはキックの仕方が悪くて前に進まず、
背泳ぎでは沈んでしまう。
バタフライなど、できるだけで尊敬してしまうのだ。

しかも、プールで泳ぐのなんて、高校時代以来のこと。
10年以上経っている。下手に泳いだら死ぬかもしれない。
競技用のプールなので結構深い。子供の頃に利用した
学校のプールとは違う。

そんなわけでちょと不安だったが、いざ泳ぎはじめてみると
あっさりと25m泳げてしまった。

泳ぎと自転車に乗ることは、一度覚えてしまうと忘れない
という話を聞くが、当たっていると思った。
などと調子にのって、行ったり来たりしているうちに急速に
消耗してしまった。体力がないのである。

階下に下りて大浴場に使っていると
もう何もしたくない気になってしまうのだった。


赤い柵の間隔は数十センチ程度だが、一番端っこだけは
麻琴が寝そべるくらいのスペースが空いていた。
この写真はここで撮影したのだろう。
結構窮屈なスペースだ。麻琴もここに横たわるのは大変
だっただろうなぁ・・・
などと想像できるのも、ロケ地見物の面白さだと思う。