蟹・道楽日記

まこヲタ蟹の右往左往を綴る日記

2003年 ②

2005-12-13 01:43:32 | 過去記録

モーニング娘。のミュージカル ~江戸っ娘。忠臣蔵~
6/3(火) 東京 明治座

ミュージカルは3日目にして初参戦。平日だったがなぜかこの日は
色んな人に会った。
班長氏をはじめ、南葛氏や閣下氏など2chの有名な人と初対面。
話題の中心は、先ごろ登場したピーマコ小川である。みんな驚いてた。
「可愛かった」とか「スーツはエロいね」など好評価である。
終わって退場する時も、「マコっちゃん可愛かったね」などと話す4期メン
ファンの人がいたりして、まさしくまこは時の人だった。
誰もがまこの明るい未来を信じていたのだ。

席は花道の外側。花道の芝居は客席の真ん中に向かって行われる
ので、そのときは役者さんの背中を見ることになる。
梨華ちゃんが花道を走ってくるシーンでは、走り去ったあと、風が来る。
梨華ちゃんが走って引き起こした風だ。

このお芝居、明治座のホスピタリティーの良さ。勝野氏をはじめプロの
役者さんたちの好演は非常に良かった。相変わらず主人公の安倍さん
がお父さんに抵抗する理由が自分勝手で違和感を覚えるが、これは
つんく作品の病気だと思って諦める。
翌年のHELP!は歌が少なくてコント的な要素も増えたが、忠臣蔵は
歌も多く花道も効果的に使われて楽しいミュージカルだった。

後藤真希ファーストライブツアー2003 ~ゴー!マッキングGOLD~
6/8(日) 東京 東京厚生年金会館

評判のよい「ごまコン」を覗いてみようと、新宿のチケットショップで
チケット買って厚生年金会館へ行った。会場につくと忠臣蔵の
バックを持ったヲタがいた。明治座と掛け持ちしているようだ。

ごっちんのはじめてのソロコンサート。歌っている姿はモーニング娘
にいたときとは全然別人。カッコよくてクール。
MCでは、まだたどたどしいながらも自分の言葉で語るごっちん。
ごっちんがこのように客に向かって喋るという光景が新鮮だった。
娘。コンではやってくれない、ステージの端の張り出し部分まで
出てきて目の前で踊ってくれたり、最後の「手を握って歩きたい」
では歌詞がスクリーンに出てヲタ合唱が行われるなど、上手い
演出に舌を巻いた。

モーニング娘。のミュージカル ~江戸っ娘。忠臣蔵~
6/10(火) 東京 明治座

明治座の入口の右側に当日券売り場がある。発売時間には
行列が出来るが、休日でなければ売り切れることは無い。
12000円出して1階の後方と8000円の3階席を選べるが、
ほとんどのヲタは迷わず3階席へ。こちらの方がステージは近い。
この日の席はステージの真横。花道は死角になっていて身を
乗り出しても役者の頭が見える程度だ。

隣の客が「モー娘。のファンですか?」と話し掛けてきた。
彼はヲタではなく、「アップフロントミュージックスクール」の生徒
だという。今日は授業の一貫としてこのミュージカルを見学に
やってきたのだ。
驚くべきことに、3階席は彼と同じくスクールの生徒さんばかりだ。
見学というより、サクラとして動員されている感じがする。

彼によると、ミュージックスクールの先生方は普段娘。のレッスン
をしている方が多く、授業中も娘。の話が良く出るのだと言う。
先生方はいつも「お前らが娘。に入ったら3日で根をあげる」と
言っているそうだ。それだけキツイトレーニングを娘。はやって
いるのだという。なんかいい話を聞いた。

この日はステージの真横(真上)からの見学なので、普段は
あまり見ることのないアングルだ。ライブになると、娘。の
フォーメーションが立体的なのがよく分かる。
ピースを歌う時は、前列と後列に挟まれる形でまこと愛ちゃんが
2人で中列を構成。メチャクチャカッコよく踊るまこ愛にもう目が
離せない。ダンスでは他を寄せ付けないまこ愛2トップ。
その後に起こる悲劇など、誰も予想していなかった。

6/13(金) 東京 明治座

この日はFCで過去最高の席がきた。ステージやや右よりの前から
2列目である。当時の娘。は野外やアリーナコンばかりだったから
最前でもステージまでは数メートルの距離があるのが普通だったが、
明治座は客席とステージが近いので、2列目でも手を伸ばせば
握手できそうな距離なのだ。

娘。が出てくる。

ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー!

と絶叫するくらい近い!近い!近い!!
なんか信じられない光景。テレビで見るよりも鮮明なモーニング娘。
肌の質感とか、スゴイね。血管とか見えるし、毛穴とかも見えるし、
いかにも「生身の人間」という感じがして過剰に生々しい
ツルツルテカテカのこんこんの脚と、さらさら滑らかのまこの脚の
対比が面白い。

生と言えば、ステージの両サイドにスピーカーがあるため、音が良く
聞えない。花道の芝居はセリフを聞き取れない。しかしステージの
真ん中で行われる芝居はセリフが聞える。つまりスピーカーではなく
生の声で聞えてくるのだ。これは感動した。なんら電気的な媒体を
介することなく、まこやののたんの声帯が振るわせた空気振動が
直接俺の鼓膜を振動させてくれているのだ。もうタマラン!

ライブが始る。ここにいるぜぇの初めの方で娘。たちが走り回る時、
「キャー」という声が聞えてくる。「何がトラブルか?」と驚いたが、
娘。たちは「キャー」と言いながら走り回っているのだ。
マイクは口に当てていないのでその声は拾われず、スピーカー
からはその声は流れない。いろいろと感心する体験だった。
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モーニング娘。のメンバーであります小川麻琴(15歳)が、
昨日の明治座「江戸っ娘。忠臣蔵」の第2部 モーニングフェスタ公演中
(「そうだ!We're ALIVE」歌唱中)に腰を捻りました。
本人は出演の意志を強く持っているのですが、大事を取り、
23日(夜公演)24日(昼、夜公演) 25日(夜公演)の計4回の公演を
お休みさせていただく事になりました。
会場に足を運んでいただきましたファンの皆様、
劇場関係者の皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしまして
誠に申し訳ありません。
2、3日後には元気な姿でまた舞台に出演する事が
出来ると思いますので、その際は暖かく迎えていただきますよう宜しくお願い致します。


6/25(水) 東京 明治座

補完マン氏が明治座で折鶴を折っているという。
それを聞いて、会社に休みの電話を入れた。
近所のコンビニを巡って折り紙を買い占める。折り悪くこの日折り紙を
買おうとした子供達には可哀想なことをしたのかもしれない。
ネットで折り方を確認し、数十羽折る。それらを紙袋に詰めて明治座へ向かった。
いつもヲタが集まる広場にはだれもいない。近くのスポーツセンターに集まっているらしい。
早速駆けつけてみると、南葛氏らとともに補完マン氏がいた。補完マン氏は動画補完活動
をしているということでヲタっぽい人と想像していたけど、普通の感じの良い人だった。

一緒に鶴を折り、なんとも不恰好では歩けど千羽鶴が出来上がった。
補完マンさんが明治座の係員に渡してくれるという。
さて、公演を見るべきか?
麻琴のいない公演ってどんな感じなのだろう?
それを見ることで、現実をより身に染みて感じることができるし、これは見ておくべきかも
しれない。公式発表通りなら、次に見る予定の土曜日には麻琴が復帰しているはずだし。

8000円の刀剣を買って入場する。すぐに舞台が始る。女中5人組の出番。が、4人しか
出てこない。「歌舞伎です!」など、麻琴のセリフは一緒に女中を演じる役者さんが代わりに
言ってくれていた。飯田、高橋、紺野と並んでいるが、高橋と紺野の間、麻琴のいるはずの
あたりにぽっかり空間が空いている。なぜか麻琴の立ち位置を空けて並んでいるのだ。
麻琴に戻ってきて欲しいという願掛けなのか、単に立ち位置修正をするヒマもなかったのか。

幕間の休憩時間、ロビーで知らないまこヲタが署名活動をしている。麻琴へ送る寄書きを
募っているのだ。話を聞くと、一昨日から活動しているのだと言う。頭が下がる
色紙に寄せられた文を読む。「無理しないで」とか「しっかり休んで」という言葉ばかりが並ぶ。
みんな麻琴の性格を良く知っているようだ。
ライブは、「まこっちゃんはいないけど頑張ります!」みたいな事務的な挨拶だけで普通に
進行した。

6/28(土) 東京 明治座

前日27日は麻琴が復帰するのかしないのかでヒバスレもハラハラドキドキしていたが、
結果はやはり麻琴欠場。そして、当然この日も「いつもの貼り紙」が貼られた明治座。
紺野と高橋の間の隙間はすこし小さくなっていた。麻琴はこのまま戻って来ないのか?

6/29(日) 東京 明治座

朝から27時間テレビを見ていたら、麻琴キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
一瞬だけど楽屋で鶴を折ってる麻琴。みの氏ね
たまたまキャプ中だったので動画うp

千秋楽へ向かう。途中、結局昼の部も麻琴は休みという情報が入る。ついに最後
まで麻琴は舞台に復帰することは無かった。非常に残念だ。
明治座に到着。どうやらライブ中に麻琴が現れて挨拶をしたという。つまり、今日は
麻琴に会えるのだ。緊張感が高まる。

芝居のほうは千秋楽ということもあって、娘。も役者さんもアドリブ入れまくり。
お客いじりなどもあって非常に面白いのだが、この中に麻琴がいないのが悔しい。
拍手とともに舞台が終わった。勝野さんをはじめ、役者さんたちとはお別れだ。

ロビーにでる。殺気めいた雰囲気だ。「・・・まこ・・・」「・・・・まこ・・・・」という声が
そこかしこから聞えてくる。まこヲタも他メンヲタも、話題の中心は麻琴だ。

ライブの時間が近づくと、みんな雪崩を打って客席に入っていく。
ざわざわとした雰囲気。まこヲタが「まこと!」コールを始める。
俺も参加する。「まこと!まこと!」

信じられないことが起こった。なんと会場のヲタたちが、それに会わせて一斉に
「まこと!」コールを始めたのだ。
娘。史上初の「まこと!」コール。
それは、最も壮絶な「まこと!」コールだった。明治座の音響効果もあるのだろう。
割れんばかりの音量、音圧で「まこと!」コールが響き渡り、天井や壁に当たって
跳ね返り、まるで明治座の入ったビル全体が「まこと!」コールに包まれている
かのようだ。
大歓声とともに、娘。のミニコンサートが始った。
麻琴は出てこない。しかしそのステージの袖に、彼女がいることをみんな知っている。
娘。が並ぶ。いよいよ、MCだ。一人ずつ挨拶をし、最後に、麻琴が登場した。

車椅子に乗って、でも衣装はメンバーと同じ歌衣装である。メンバーのマイクを借りて
話しだす麻琴。すでに麻琴のマイクはPAのコンソールから外されているという。
「心配をおかけしましたが・・・・」というものの、すぐに言葉に詰まる麻琴。

再び、「まこと!」コール。
麻琴はしばらく涙ぐんだ後、

〆〃ハハ
∬∬T▽T)<治ったらまたみんなでお祭騒ぎだぁ!

この日は「伝説の一日」と言ってもいいだろう。
さらにその夜、全国ネットで車椅子にのった健気なまこの姿が流れた。みの氏ね。
そして、シャッフルユニットでのテレビ出演。椅子に座ったまま踊るまこの姿は
多くの視聴者の胸を打ったに違いない。
以後麻琴の人気はますます上がり、ファンも目に見えて増えた。
事務所も秋以降の麻琴のテレビ出演ラッシュに踏み切ることになる。
麻琴はデビュー以来のビッグチャンスを掴もうとしていた。