姫路市大野川の下水道汚染問題、住民大会へ

2007-07-21 07:57:09 | Weblog
大野川通信 NO.43 (追補版)

平成19年7月21日 土曜日
 大野川を守る会・岡村寛三郎

八代本町の男山麓、「山陰橋」の北詰、下水道汚水(トイレの排泄物)の垂れ流しの件

事実の解明と対策⇒8月3日(金)・住民大会

事実
(1)下水道が河川の底をくぐって向こう岸へと流される手前の所においては、雨などで、一時的に、下水道管の能力を超えた水量が流れ込むときは、下水道設置の当初から、その超過分は、トイレットからの生の排泄物をも含むかどうかを問わず、橋の下の開口部から大野川に直接流し込まれるように設計されていた。

(2)そのため、付近の住民たちは、長年に亘って、多少の雨(1時間に、10ミリメートル以上)が降るたび毎に、年中、極めて頻繁に、臭気・汚さ・不衛生さもそのままのトイレットの汚物に接して、苦しんできていた。

(3)住民達の度々の苦情や訴えにも拘わらず、姫路市役所は、口先だけの対応で逃れ、実質的には、抜本的な対応策はとられず、今日に至った。
しかも、このような処理能力の足りない、施設不備の箇所は、市内の中心部だけでも、一般市民の想像を遥かに超えた「30箇所」もの多数に上るらしい。
しかし、市役所は、住民に対しては、地域の衛生状態改善や生活文化の水準向上などを理由に、下水道設置の際に多額の協力金を依頼し、設置後も、決して安くはない下水道料金を徴収し続けてきている。
にもかかわらず、市役所自身は、処理能力の少ない細いパイプを設置し、雨で超過した流量分は、住民には知らせないで、トイレットからの生の排泄物を含んだ汚水を、河川にそのままで、こっそりと排水してきた長年の経緯と事実は、市役所による詐欺的商法ではないかとの疑いをもたれてもやむを得ないでしょう。

(4)これ等の改善には、大きなコストと10年を超える年月を要するようである。その遠大な計画実施は、海岸地区で今漸く始まったばかりらしく、問題となっている八代本町の山陰橋まで到達するには、10年も先になる可能性があります。
既に、20年~30年以上もの長い年月に亘って苦痛を強いられてきた付近住民達に、この上、更に10年を辛抱せよというのは、余りにも酷でしょう。


対策
(5)工事期間を抜本的に短縮する大胆な施策実施と同時に、工事完成までの間の応急策(例えば、❶バイパスや貯水槽等の設置、❷生の排泄物の漏出のたび毎の河川全体の消毒作業実施、)も、併せて緊急に取られなければならない。

(6)「山陰橋」の付近住民の衛生と健康の問題だけではなく、直ぐの下流域には、市の中心部を流れる船場川や清水橋があり、これに直結していることを考えれば、トイレからの生の汚物の排水の放置は、沿線の多数の市民の衛生と健康問題、更には、見た目の劣悪さ・お城周辺の景観面にも大きな打撃を与え続けることになるであろう。
しかも、同様の下水道不備の箇所が、市内で30箇所にも上る異常事態と併せ考えれば、単に大野川沿線だけの問題ではなく、姫路市全体に影響する大問題である。
下水道料金を徴収しながら、市民にとってのこれほどの大問題を、これ以上、無視や放置は決して許されないはずである。

(7)そこで、とりわけ八代本町の住民参加のもとで、姫路市役所の対応策を聞くことになりました。他の町の方々も、後学のために是非ご参加ください。

住民大会 ⇒ 8月3日〔金〕
正午・・・八代本町『山陰橋』に集合
午後1時半・・・八代本町2丁目(善養寺北)「八代公民館」で、市の職員と質疑応答

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