鉄旅にでようよ!

鉄道旅行が好きな管理人が旅の思い出と乗車した列車や車窓を写真と稚拙な文章で綴っています。

久留里線

2008-03-25 17:11:08 | 鉄道


一年前の記事を保留状態にしたまま…すっかり忘れていました。今回は千葉県の盲腸線・・・久留里線です。内房線の木更津駅から房総の山間部に向かって全長30kmと少し…乗車時間約70分の単線・・千葉県唯一の非電化路線です。久留里線の旅は映画「木更津キャッツアイ」でも有名になった木更津からスタートします。映画による知名度とは裏腹に・・駅前は閑散として寂れた感じ・・・・



木更津駅4番ホームから二両編成の気動車・・・千葉県で非電化路線は久留里線だけ!この車両のカラーリングは久留里線専用?相当に古い車両です。ちょうど昨年の今頃・・・雨上がりの曇天…暖房が効いていないため車内で震え上がっていました。定刻通りに出発です。



久留里線は木更津から終点の上総亀山まで・・・時間の都合で終点までの列車が無かったため…久留里線沿線では一番賑やかな?久留里行きに乗車しました。山あいの小さな駅です。



木更津から約45分で久留里駅です・・・15分の待機後 再び木更津行き・・次の上総亀山行きが90分後です・・待とうかとも思いましたが…喫茶店もなく あまりの寒さのため…木更津行きで途中まで引き返す事に!



久留里駅ホームより下り上総亀山方向・・・ここから終点の上総亀山に向かって標高が一気に上がります・・田舎の駅の雰囲気が出てるますねぇ~・・

         

時刻表を眺めて・・なるべく待ち時間が少なくて済むように馬来田駅まで戻りました・・・この駅も周りは田んぼだらけ…小さな木造駅舎が時代わ感じさせます。無人駅だと思った馬来田駅・・・なんと地元の方がボランティアで発券業務や掃除などをやられていました。久留里線の各駅は花が植えられて…どこも掃除が行き届きゴミ一つ落ちていません・・・ボランティアの方達には頭が下がる思いです。

                  

馬来田駅から下り久留里方向を・・・今回のお気に入りショット?少し暗い写真になりましたが「青春18きっぷ」風????自画自賛です。18きっぷのコピー考えました・・・・『このレールの向こうには・・何がありますか』



馬来田駅で約20分の待ち時間のあと・・・終点の上総亀山行きで・・この駅も小さな駅です・・奥で女子高校生がなにやら?話に花を咲かせていました。



この列車で馬来田駅から・・上総亀山では16分の待機後・・木更津行きとなります・・運行本数が少ないので…滞在時間16分で木更津に引き返しました。乗客は途中の久留里駅から高校生が10名程度・・・

         

終点の車止めから・・久留里線の車両は白地にブルーの細いストライプ・・賑やかなカラーリングです。



上総亀山駅ホーム端より木更津方向です・・・線路脇には菜の花も咲いて。天気が良ければ写真撮影にはウッテツケ・・沿線にも列車を含めた鉄道写真を撮影したくなるような個所が多数あり…じっくり楽しみたい路線でした。来年の春に一眼レフを担いでまた来るぞ~~

久留里線は都心からも近いので一日のんびり・・・花を眺めながら鉄道ぶらり旅にはお奨めの路線ですね。


美濃赤坂支線

2008-03-19 16:18:35 | 鉄道


東海道本線 約600km弱…言わずと知れた在来線に於ける日本の大動脈です。JR全線を鈍行列車にて乗り潰しを目指す私にとって遥か昔に完乗は果たしていましたが喉元に痞えた小骨の如く・・・東海道線唯一の支線である美濃赤坂支線が残っていました。全長 僅か5km…乗車時間6分 その始発駅が いつもは通過してしまうだけの大垣駅です。大垣を発つと荒尾駅・終点の美濃赤坂駅とあっという間にブラリ旅は終わってしまい 荒尾駅手前までは東海道線と並走するため・・・何となく東西に走る東海道線の北側1.5km辺りにある美濃赤坂駅の景色が想像できるため優先順位は高くなかったのですが・・小骨です?日曜の代休に充てた月曜の午後から行ってきました。大垣駅は想像以上に立派な駅舎と整備された駅前通りに・・・外から眺めないと分からないものです・・・甲府駅とよく似た佇まいでした。



大垣駅の美濃赤坂支線 3番ホームに待機中の二両編成の新しい車両です。JR東海の新型ローカル車両・・・

         

大垣駅から東海道線を3km並走すると無人の簡易な荒尾駅です。駅票と単線ホーム。



綺麗な車内です・・平日の午後ということで乗客も数える程しか乗っていません。荒尾駅を発つと2分ほどで終点の美濃赤坂駅に到着です。

         

美濃赤坂の駅票と駅構内です・・・反対側は貨物ホーム 石灰が山のように積まれていました近くに石灰工場があるのでしょう?



美濃赤坂駅に到着した電車は暫しのインターバルをおいて折り返し大垣行きとなります。



古い木造の美濃赤坂駅舎・・・田舎の公民館のような佇まいです。



雰囲気のある改札・・・掃除が行き届いているのでしょう!木枠やベンチは光っています…もちろん無人駅です。

             

大垣行きの先頭車両から大垣方面を望みます・・・荒尾駅までは略 一直線です。



大垣駅は東海道線の他に近鉄養老線の発着駅でもあります。



こちらはJRとホームを共有する樽見鉄道の気動車・・たった一両…ピンクが可愛いですね。。。今回 美濃赤坂支線のたった5kmを乗車するために最寄り駅から片道213kmの道程を遥々・・・好きでなけりゃ出来ませんね!楽しかったです。

名松線

2008-03-10 16:46:00 | 鉄道


前回記事の続きです・・・参宮線をあとにして松阪駅から名松線に乗車することにしました。この名松線に乗車すると東海四県のJR線は紀勢線の多気駅以南の未乗車区間はありますが、それ以外は全路線完乗になります。。。。いつもの事ですが乗車路線の決定は路線図のみ!沿線の見所とかグルメ情報などは一切関係ありません。今回も乗車にあたっての名松線の情報は松阪~伊勢奥津まで…本来は名張までの予定で工事は始まりましたが伊勢奥津で計画は中止になった!!!これが全てです・・事前に情報収集などしないので…実際に乗ってみて まったく見所が無くガッカリする事も少なくありませんが、名松線はヒットです・・・序々に標高が上がり小さな蛇行を繰り返す路線は乗っていて飽きません!  名松線の起点は『松阪牛』で有名な松阪駅です。



松阪駅5番ホーム・・・名松線の伊勢奥津駅行き・13:35発 一両編成の普通気動車です。



名松線は松阪を出発すると暫くの間…紀勢線と並走して大きく西に進路を変えます…車窓はご覧の通り広大な田畑が広がります。

                      

名松線は単線非電化路線・・・この辺りは起伏のない単調な一本線・・乗客は地元の高校生?と買い物帰りのオバチャン10名くらい?



松阪から約20分ほど走ると雲出川と合流し鉄橋にて雲出川を右に左に渡りながら標高を上げていきます…雲出川(くもずかわ)と読む!

                  

伊勢にも鎌倉がありました・・伊勢鎌倉駅!名松線は鉄道というより路線バスのような車窓です…雲出川に沿って小さなカーブを繰り返して伊勢の山奥に分け入るような・・・ひとつカーヴを曲がると小さな集落が・・・

                      

後部窓より雲出川の鉄橋を渡ってます。



雲出川・・・初めて知った川でしたが四万十川並みの清流です。美しい!

                

名松線の旅は片道70分あまり・・・美杉町 沿線では唯一賑やか町?学校や役場など公共の建築物も車窓から望めました。美杉を過ぎると また里山の連続です。

                

美杉町では畑の中に突然『ファイヤーバレー』なるテーマパークが出現?営業はしていないようですが他にも温泉施設やコースターも?大昔のバブルの遺産でしょうか?・・・三重県ではお茶の栽培も・・



雲出川に架かる幾つかの鉄橋から清流雲出川の・・・速度が遅いため小魚の群れも確認できました。

                

                

松阪から70分で伊勢奥津駅に到着です。山間の小さな町を想像していましたが…でした。ただ旧伊勢街道の宿場でもあり…短い折り返し時間を利用して散策しましたが、旧街道に面した住居はどのお宅も立派な構えの文化財級・・当時の栄華が偲ばれて…建築士としては時間があれば!じっくりと観て周りたい奥津宿でした。



松阪からの列車は そのまま15分後に松阪行きの列車に・・乗客は私を含めて2名・途中で数人の高校生が乗車しましたが・・松阪駅で降車したのは結局5名!
JRは頑張っています・・・エライ!

                   

伊勢奥津駅の車止め・・・この先の工事は中止され*ツワモノドモガユメノアト*



松阪駅に戻り・・・紀勢線との乗り換え時間20分を利用して遅い昼食です・・せっかく松阪 有名な『和田金』で松阪牛のすき焼きでも????食したいのは山々ですが先を急ぎます。よって駅の立ち食いソバに?『松阪牛ソバ』¥390 出汁が甘過ぎて私にはちょっと?松阪牛とはいっても 特上のA5等級~ピンまで?当然 ソバに入っていたお肉は後者でございます。

参宮線

2008-03-05 17:08:21 | 鉄道


今回はJR東海 三重県の参宮線です・・・なんとも雅な路線名でしょうか!一般的には・というか殆どが通過する沿線の地域名か 長大路線であれば起点になる地域名と終点になる地域名の頭文字を合わせた路線名になるのですが?私の知る限り路線名に地域名が含まれないケースは…この参宮線と中央線くらいでしょうか?参宮線は全長29.1km 11駅の非電化路線です・・・起点になる駅は紀勢本線の多気駅・田舎の小さな駅です。

                

多気駅の簡易なホーム・・ホームの向こう側には田園風景が広がっています。二番ホームに停車中の紀勢本線下りのローカル車両・・紀勢本線はここから先は閑散区間になり運行本数も極端に少なくなります。

                      

多気駅の駅前通りです…営業しているのか?数軒の商店と民家が軒を並べて閑散としています。賑やかなアーケードのある商店街も良いですが、こんな雰囲気もローカル線の旅ならでは・・・



短い参宮線の沿線では一番賑やかな町…伊勢市駅で途中下車してみました。近鉄線も乗り入れて賑わっていましたが・・・・タクシーのドライバーは暇そうにブラブラと?

                

伊勢駅の一番線ホーム・・運行の谷間のため乗客は疎ら…そしてベンチの背もたれには見事復活??した【赤 福】の広告だらけ・・・・さすが本場です。



伊勢市駅の改札口・・・

                      

伊勢市駅から伊勢神宮に続く参道?商店街…参宮線の路線名も伊勢神宮に由来しているのは解るのですが?



伊勢市駅から終点の鳥羽駅までは僅かです・・・名古屋から関西本線・伊勢鉄道・紀勢線・参宮線と複数路線を跨いで・・・車窓から海の見える場所は池の浦辺りで短時間しか見えません・・・夏になると開業するのか?臨時駅【池の浦シーサイド】という駅がありました。



名古屋~鳥羽間を往復する【快速みえ】名古屋を発つと四日市までは関西本線を…そこから第三セクターの伊勢鉄道で津駅まで…津からは紀勢本線で多気駅・・参宮線 鳥羽駅と100分で結んでいます・・なお参宮線には特急列車の運行はありません!



鳥羽駅から関西本線と紀勢線の起点である亀山駅を結ぶ たった一両の気動車・・特急列車の運行は・・名古屋から略 並走する近鉄にお任せですね。



参宮線の終着駅…鳥羽駅です・・駅舎もホームも閑散としていますが!隣の近鉄鳥羽駅はさすが!名古屋や関西圏から直通の特急列車が運行されているため観光客を普通列車もJR線に比べると本数も多く・・この辺りの鉄道輸送の主役は近畿日本鉄道ですね・・・駅舎もJRに比べはるかに立派な建物でした。

往年の花形も!

2008-03-03 19:16:44 | 鉄道
            

かつては大都市圏を颯爽と…特別料金を徴収して走っていた花形車両も!山間の小さな鉄道でその余生を静かに送っています・・・疎らな乗客を乗せて今日もカタコトと 綺麗な空気を吸って余程…この地の水が合うのか余生の方が長かったりして?・・・車内にはソフトドリンクの自動販売機まで装備されています。

お爺ちゃん…頑張って!!!!!