goo blog サービス終了のお知らせ 

日々好日

さて今日のニュースは

後期高齢者は恐いぞ

2008-04-28 08:57:59 | Weblog
日本中が注目した山口2区衆院補選、2万票余りの大差で民主党が勝利しました。
自民党公明党大物有名議員が次々と応援しまさに、福田政権の今後を占う国政選挙
と鳴り物入りで始まりました。
これに対し民主党もギクシャクした党内内情を反映し、小沢代表の浮沈をかけての選挙とばかり、これまた民主党総力を挙げて逃げ切った形となった。
自民党は多寡が一地方のしかも衆院補選で国の民意とは、関係ないと強がりを言っていますが、この選挙の代価は相当高いものになりそうです。
しかし自民党はこの結果は折り込み済みで、暫定税率関係法案等の再議決強行には変わりはないと、民意無視とも思われる強い構えは崩さないらしい。
今回の選挙は自民党は地域活性化を表に闘う作戦でしたが、途中から浮上してきた
後期高齢者医療制度に対する厳しい世論の追求と、ガソリン価格の再値上げという
現実問題を余り甘く見ていたのが、敗因の一因と言えます。
まず、自民党幹部は民主党のガソリン税を人質に・・うんぬんのコメント、国民は
暫定税財源のムダ使いを糾さず、10年間も延長すると言う事に対しノウーを突き付けました。特に若者にとっては道路よりガソリンの価格の方が身近な問題です。
しかし一番今回の山場は、福田首相の応援演説だったのではないか。
後期高齢者医療制度に対し首相は若者が頑張って居るのだから、高齢者にもお金を
出して貰う事は当然の事と言い放った事です。それは正論かも知れませんが、余り
にも高齢者をなめた言いかたに、会場は一瞬白けた言う。
自民党幹部は皆高齢者をなめてかかりどうにでもなる、と言う思い入りがある様です。
後期高齢者医療制度が不人気なのは、説明不足でこれはお年寄りのための医療制度
で恨まれるのは、筋違いだと言う論法だそうです。
でも本当は、国民健康保険制度が危ない、ので高齢者を75才で線引きし別の
県単位の後期高齢者医療制度を作り、お年寄りにも相応の金を出して貰おう。
お年寄りの生活基盤の年金から天引きで徴収すると、今まで無料だからと、自由に
利用して来た病院通いも減るだろうなんて、発想から始まった様です。
それも医療費800億円削減が、当時の小泉内閣の狙いだったらしい。
それに自民党候補の余りにも人を喰ったよう言動、特に演歌の帰って来いをもじった、私がやまもとなんとかですと言う如何にも軽そうな歌まで歌い顰蹙を買い
特に高齢者は医療費を年金から天引きされ、困って居ると言うのに、これを茶化す
様な歌まで歌いこれで自分たちの代表にして良いのか?
本当に高齢者問題考えて呉れるのか?高齢者をバカにした全く失礼なやり方です。これはやり過ぎです。
山口2区は日本の極く一部の地方かも知れませんが、高齢者を甘く見ると手痛い
シッペ返しを受けますよと、証明出来た事は喜ばしい事です。