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さて今日のニュースは

平成20年診療報酬改定

2008-04-19 10:40:51 | Weblog
後期高齢者医療制度のスタートの影に隠れて、今回4月から診療報酬の大幅改定が行われました。
前回小泉政権が行った平成18年の大幅改定を是正する意味での今回での改定です
18年の診療報酬改定は3・16%削減(本体1・36薬値1・6材料0・2%)と言う思い切った切り下げでした。
またこの時新しく始まった医者の新研修制度のスタートで医者不足が発生し、診療報酬の改定でやっていけなくなった病院、成果主義についていけない病院等が次々と廃業していきました。
また構造改革のあおりで、多くの国立、公立の病が統廃合させられました。
病院等が全国でやっていけず、9018から8948に減少し、看護療養病床も38万床から13万床廃止され、リハビリも見直され、病院から次々と患者が追い出されていきました。
おまけに3Kと言われる産科。小児科。麻酔科の医者が敬遠され全国的に医師不足
になり、また各地に起こる医療ミス等の告訴等で医療全般でパニック状態になりました。
今回改定された診療報酬はそういった状態を少しでも改善するために行われたと
思います。診療報酬の改定なぞお医者さんや医療関係者のためのもので、一般患者
には、そんなの関係ねぇ等言わずに、見てみるのも良いのでは。
今回は長時間待ってわずか2分か3分の診察で終わる医者の診察を少なくとも
最低5分以上は義務ずけし、その対価を保障すると言う制度も導入されました。
その他診療報酬引き上げ等で医者の待遇改善を図り、医療関係のスムーズな
運営を図ろうと言う事です。
人は必ず病院等の厄介になるものです。後顧の憂いのない万全の体制の医療機関の
確立を一日も早く願うものであります。
ただ今回の改定の詳細はネット等ではPDFがかかり、専門家以外は簡単に覗けない様になって居るのが残念です。