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日々好日

さて今日のニュースは

後期高齢者医療保険料天引き

2008-04-15 10:45:10 | Weblog
お年寄りに医療制度の変更だけ通知してその内容は一切説明が無いままに後期高齢
者医療制度は走り出しました。
75才以上の後期高齢者と呼ばれる該当者1300万人一体このうちどれ位の人が
この制度の事を理解していたのだろうか?
恐らく大半の人は知らせて貰えなかったのではないでしょうか。
政府もお年寄りに説明しても判ってもえそうもない、そうなるのだと、一方的に
押し切る方針が見え見えです。
政府は反響の余りにも大きいのに驚き今頃になって、長寿医療制度だ、保険料が
安くなる人も沢山いる筈だと盛んに力説しています。
しかし大半は今まで被扶養家族で保険料とはとんと無縁の人が多いと思います。
この様な人達の年金から情け容赦なく保険料を天引きすると言うのだから、
如何にこの法案を起草した、かっての小泉政権のやり方が無情だったか、判ります。
兎に角制度は動きだし、800万人の年金者から今日2ケ月分が天引きされます。
平均的な厚生年金受給者で1万2千円。国民年金だけの人で2000円と言う。
各地で急造された広域連合のプロミングミス等で誤った保険料で天引きされる
お年寄りもいると言う。お年寄りに充分な説明もなく一方的に送りつけた保険証
制度の変更も充分に知れされてないお年寄り、保険証の紛失や未着、等が起きて
病院に行っても新医療制度の恩恵にあずかる事の出来なかったお年寄りまで続出
する始末です。全く踏んだり蹴ったりです。
なお被扶養者だった200万人の該当者は9月まで保険料は免除されるので10月
から天引きされると言う。
ただ判らないのは、65才から74才までの前期高齢者と言われる被扶養者の人達までが全自治体の3分の1に当たる600の市町村で約50万人もの国民健康保険料を年金から天引きされないといけないのか?
高齢者医療制度に移行した保険者であれば理屈は判るが・・・
一定の条件があるとは言え、それは大抵の人達が聞いてなかったと言う筈です。
この際確実に収納しようと、どさくさに紛れ卑怯な手段で各自治体が悪乗りしたと
言ってもいいのではないか?
兎に角年金問題以上に性根の腐ったやり方に思えてならない。
非常に怒っています。

PS
 後期高齢者医療制度の保険料負担割合は國の公費負担5割。若年層4割。老人
 1割負担となっています。
 後期高齢者医療制度は益々膨れあがる老人医療を800億円削減するため検討
 され強行可決されたと言う。
 2006年の日本の医療財源は33兆円。2015年予測44兆円。2025年
 予測50兆円で老人医療費が占める割合は56%と予測される。
 後期高齢者医療制度に移行で約8兆円削減可能になったといわれるが、全く
 老人を無視し犠牲に於いて成り立つと言っても過言ではない。