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理論を早く切り上げるには

2020-09-14 23:50:30 | 電験2種への遠い道のり
週末に電験を受験された皆様、コロナ禍で移動にも気を使う中で本当にお疲れさまでした。

特に遠方から初めて試験会場に向かわれる皆様は朝も早くに電車に乗って本当に大変だったと思います。
私自身、朝早くに電車に乗って試験会場に行くのが苦痛でしたから、今年は特に気疲れされたことと思います。

そんな朝も寝ぼけ眼の時にぶつけられるのが理論です。できればさっさと切り上げて早く次の科目に備えるか寝不足解消のために転寝チャージしたいのに、そんな計算に時間がかかる科目を朝一にぶつけてくるとは殺生なwというのが多くの方の本音でしょう。
今年の試験はもう終わりましたが次からのために理論科目をなるたけ早く途中退席するための処方箋を今年の電験3種の問題から考えてみましょう。キーワードは「正直に計算するものがバカを見る」です。

問1
見事に公式暗記で臨む人には難問でしょうね。上り坂に例えればいいんです。電界は勾配です。1m坂を上がれば高さはEだけ登る。坂道をなんぼ横切っても高さは上がりません。ですから一仕事終えると0.7Eだけ電位が上がる。2【C】に0.7E【V】の電圧に抗わせたんですから仕事は1.4E【J】=14ですからE=10【V/m】。Bまでの電界方向の距離1【m】をかけて答えは10つまり(3)です。こうすれば問題用紙に式を書き込むどころか電卓すら使わないで答えが出せます。
問2
全部の選択肢でQ1が+です。これにつながるQ3・Q4に電気力線が引きあっているのでマイナスになりますから選択肢は2・4に絞られます。そしてQ2はQ3・Q4から電気力線が引きあっているのでプラスです。答えは(2)
問3
まず磁界を横切っているADとBCは電流の向きが逆ですから力も逆、従って偶力モーメントになることは想像できますか?できれば選択肢は3・4に狭まります。さて径がh/2それが2倍ですから係数なしで答えは(3)
問4
磁力線の密度は磁界です。磁界・磁束・磁束密度の定義に立ち返りましょうってことで(4)
問5
ここで遂に電卓の登場です。10の何乗のところは統一されているので無視、例えばAですと8.90÷9=0.9888・・同じようにBが0.5Cが1.47Dが0.775、一番大きいのがCですから(4)
問6
並列のところが(6×2)÷(6+2)=1.5つまり直列のところの2倍電圧がかかります。ですから電力は4/3、1/6、1/2を比べて(2)これも電卓を使わずに答えが出せる問題です。
問7
テブナンの定理を使いますがややこしいという方はパスして差し支えありません。スイッチの向こう側が1・2・3・4Ωの並列と気づかれましたか?すると合成抵抗は2.083333・・・これにスイッチ接続後の抵抗8を足して10.083333・・・、1Vをこの抵抗で割るわけですから電卓で出した抵抗に÷=で0.09917・・大体0.1答えは(1)ですね。まぁ、試験当日に気づけるには相当鍛錬を積む必要があるのでとりあえずパスして後で考えるのが賢明でしょう。
問8
10Vで0.1Aですからインピーダンスつまり直角三角形のナナメのところは100ですね。コンデンサのリアクタンスは2×3.14159265×2÷1000=÷=で79.5775これに-10000±逆転√で大体60.5答えは(4)

さて眠くなってきたので今夜はここまでにしておきますか・・・・


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