鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

議員提案条例と英語教育特区

2006年10月14日 | Weblog
委員会の視察で、秋田市と群馬県太田市に行ってまいりました。

秋田市では議員提案で制定された子ども条例について、
太田市では英語教育特区により開校した小中高一貫で国語以外は英語で教育するという学校について視察しました。

秋田市では議員さんから説明をしていただいたあと、担当職員からの説明がありました。

議員さんいわく、行政の法制担当からのアドバイスはあったが、結局全て議員の力で条例を作成し、全会一致での成立に持ち込んだとのこと。

行政側の職員の説明では、本来、国の関係法律でカバーしきれないところや法を超えるところに条例制定の意義があるのだが・・・とのことでした。

議員と職員でニュアンスで温度差があったのが興味深かったですが、いずれにしても議員提案で、一から勉強しかなりのボリュームの条例を成立させたことはすごいことだと思います。

太田市の「ぐんま国際アカデミー」は開校2年目の学校で、まだ小学校の4学年分しかクラスがありませんが、いずれ中学高校へと広がっていきます。

国語以外すべて英語での授業ですが、子どもたちが、自分の気持ちを理由をつけて述べる論理構成ができるようになってきたという特徴的な傾向に感心しました。

英語はストレートな言語で、日本語のように回りくどくないからかもしれません。

日本語は文法的に回りくどいので、省略して短くしたり、外来語で言い換えたりしないと会話がもどかしくなります。ですので議論には不向きかも。

かなり遠方からも子どもたちが通ってくるようで、帰りの駅では下校途中の子どもたちが元気に走り回っていました。(会話は日本語でした。)

彼らがどんな成長をしてくれるか楽しみです。

英語教育については今度の文科相の発言が取り上げられていますが、いろいろなアプローチがあっていいのではないかと思います。

それにしても移動距離が長く、乗り換えもたくさんだったので、担当書記の職員さんは1人で大変だったと思います。
お疲れ様でした!

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