寺の入り口付近に売店がある
そこに皆で寄り、抹茶やらお汁粉やみたらし団子を買う
「ねぇ、おおみくぅん
奢ってぇ~~~、ねぇねぇ」
うちの姉は俺に物を奢ってほしいときにいつもこんな感じだ
猫なで声で俺に迫ってくる、少し鬱陶しいが別に嫌ではない
ただ○十を超えてまでそんな行為をするとは…
いや、そもそも俺がお金を稼げる歳になった頃にはすでに○十だったが
(ちなみにこの時はケガでバイトを休んでいた時期、ニートではなかった)
ガキどもはどうやらアイスクリームの方がお気に召すらしい
一通り食べ終わるとゴミくずをゴミ箱に入れ、バンに向かう
観光客は減っても増えてもおらず、そこそこと言ったところだった
車に向かうとついにあとは帰るだけになってしまった
高速に乗る
行きは山陽自動車道だったのだが、帰りは中国自動車道にすることになっていた
これが、この旅最大の過ちだった
中国自動車道は車の数が異常なほど少なく視界の範囲内には1台も居ない時間がほとんどだ
この車には子供の趣味に合わせてスタジオジブリのCDが置いてある
そこでトトロやカントリーロードやポニョ等のBGMを流している
母がカントリーロードをお気に召したらしく、それを何回も流して皆で歌って
覚えようという話がでてきた
俺はずっと前からこの曲は好きだったので特に異論はない
というか完全に覚えているから今更覚えなおしをしようという気はない
皆がカントリーロードを歌っていた、無論俺もだ
違和感などあるわけが無く、山陰自動車道とは打って変わって山の中を突っ切る
前も後ろも、反対車線にも車が居ないので俺はいつのまにか時速130kmで走っていた
何も聞こえなかった
俺は直線を走っているときはまずバックミラーなど見ない
だが、見なくてもそこには確かに居るのだ
たまたま、不意にバックミラーを見た
赤々とパトランプが点灯していた
この旅最大のオチがスピード違反なんて・・・・
俺は徐々にスピードを緩め、俺の心は諦めの色を映していた
この人たちは優しかったのか130km出していたのに
109km、つまり29キロオーバーということにしてくれた
多分俺の車が三重県ナンバーだったから許してくれたんだろう多分
確か30以上だと、またさらに罪が重くなる道路交通法だった気がした
その後俺は怯え、100k以上を出すことが出来なかった
そして、次のSAで運転手を交代
時間も夜8時をまわり精神的に疲れたので俺は眠りに付くことにした
次に目が覚めたのは大阪と京都の間だった
たらふく寝たので真夜中だというのに眠くなかった
俺が運転していた場所とは打って変わりヘッドランプとテールランプが勢いよく流れている
特に何事も無く家に着く
「ばいばーい、またねー」
などと姉達は愛想よく別れを告げていた
正直バイバイという言葉は俺は恥ずかしくて言えない
俺がバイバイと言った事があると記憶している相手は一人しかいない
そして次の日、最悪の目覚めだった
何故なら、スピード違反のお金を払いに行かねばならんのだから
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ついに、ついに終わりました
全何話だったか数える気もしないほど長く
3月の終わりの旅行なのに書き終わるのに10月中旬までかかったという
ぶっちゃけ9月に入って殆ど記憶から消し飛んでました
何とか搾り出して頑張った
さてこれで1つは終わったーー
後残りは・・・2か3か・・・4か・・・永遠に終わらないわ
人生と同じですねえ
人間の一生は永遠だと思います、何となく
半年間の連載で思ったことは(以下省略
そこに皆で寄り、抹茶やらお汁粉やみたらし団子を買う
「ねぇ、おおみくぅん
奢ってぇ~~~、ねぇねぇ」
うちの姉は俺に物を奢ってほしいときにいつもこんな感じだ
猫なで声で俺に迫ってくる、少し鬱陶しいが別に嫌ではない
ただ○十を超えてまでそんな行為をするとは…
いや、そもそも俺がお金を稼げる歳になった頃にはすでに○十だったが
(ちなみにこの時はケガでバイトを休んでいた時期、ニートではなかった)
ガキどもはどうやらアイスクリームの方がお気に召すらしい
一通り食べ終わるとゴミくずをゴミ箱に入れ、バンに向かう
観光客は減っても増えてもおらず、そこそこと言ったところだった
車に向かうとついにあとは帰るだけになってしまった
高速に乗る
行きは山陽自動車道だったのだが、帰りは中国自動車道にすることになっていた
これが、この旅最大の過ちだった
中国自動車道は車の数が異常なほど少なく視界の範囲内には1台も居ない時間がほとんどだ
この車には子供の趣味に合わせてスタジオジブリのCDが置いてある
そこでトトロやカントリーロードやポニョ等のBGMを流している
母がカントリーロードをお気に召したらしく、それを何回も流して皆で歌って
覚えようという話がでてきた
俺はずっと前からこの曲は好きだったので特に異論はない
というか完全に覚えているから今更覚えなおしをしようという気はない
皆がカントリーロードを歌っていた、無論俺もだ
違和感などあるわけが無く、山陰自動車道とは打って変わって山の中を突っ切る
前も後ろも、反対車線にも車が居ないので俺はいつのまにか時速130kmで走っていた
何も聞こえなかった
俺は直線を走っているときはまずバックミラーなど見ない
だが、見なくてもそこには確かに居るのだ
たまたま、不意にバックミラーを見た
赤々とパトランプが点灯していた
この旅最大のオチがスピード違反なんて・・・・
俺は徐々にスピードを緩め、俺の心は諦めの色を映していた
この人たちは優しかったのか130km出していたのに
109km、つまり29キロオーバーということにしてくれた
多分俺の車が三重県ナンバーだったから許してくれたんだろう多分
確か30以上だと、またさらに罪が重くなる道路交通法だった気がした
その後俺は怯え、100k以上を出すことが出来なかった
そして、次のSAで運転手を交代
時間も夜8時をまわり精神的に疲れたので俺は眠りに付くことにした
次に目が覚めたのは大阪と京都の間だった
たらふく寝たので真夜中だというのに眠くなかった
俺が運転していた場所とは打って変わりヘッドランプとテールランプが勢いよく流れている
特に何事も無く家に着く
「ばいばーい、またねー」
などと姉達は愛想よく別れを告げていた
正直バイバイという言葉は俺は恥ずかしくて言えない
俺がバイバイと言った事があると記憶している相手は一人しかいない
そして次の日、最悪の目覚めだった
何故なら、スピード違反のお金を払いに行かねばならんのだから
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ついに、ついに終わりました
全何話だったか数える気もしないほど長く
3月の終わりの旅行なのに書き終わるのに10月中旬までかかったという
ぶっちゃけ9月に入って殆ど記憶から消し飛んでました
何とか搾り出して頑張った
さてこれで1つは終わったーー
後残りは・・・2か3か・・・4か・・・永遠に終わらないわ
人生と同じですねえ
人間の一生は永遠だと思います、何となく