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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

齋藤飛鳥の『Best Artist 2017』、歌詞間違い、音程不安定、音の出ないマイク。それが飛躍の原点だ [30Nov17]

2017-11-30 21:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

12月01日(金) [舞台] 若月佑美出演の舞台『スマートモテリーマン講座』 in 大阪・シアター・ドラマシティ (開演19:00)
12月01日(金) [舞台] 伊藤純奈出演の舞台『牙狼<GARO>-神ノ牙 覚醒-』in 全労済ホール/スペース・ゼロの3日目(第4公演14:00&第5公演19:00)

12月02日(土) [舞台] 若月佑美出演の舞台『スマートモテリーマン講座』 in 大阪・シアター・ドラマシティ (開演13:00&17:00)
12月02日(土) [舞台] 伊藤純奈出演の舞台『牙狼<GARO>-神ノ牙 覚醒-』in 全労済ホール/スペース・ゼロの4日目(第6公演14:00&第7公演19:00)

12月03日(日) [舞台] 若月佑美出演の舞台『スマートモテリーマン講座』 in 大阪・シアター・ドラマシティ (開演13:00)
12月03日(日) [舞台] 伊藤純奈出演の舞台『牙狼<GARO>-神ノ牙 覚醒-』in 全労済ホール/スペース・ゼロの5日目千秋楽(第8公演13:00&第9最終公演17:00)

12月04日(月) [地デ] 19:00〜 TBS『第50回日本有線大賞』in 東京プリンスホテル主宴会場「鳳凰の間」。乃木坂46は欅坂46、AKB48と共に「有線音楽優秀賞」に選ばれ、大賞にノミネート

12月06日(水) [地デ] 19:00〜23:28 フジテレビ『2017FNS歌謡祭』第1夜に乃木坂46が出演
12月06日(水) [舞台] 若月佑美出演の舞台『スマートモテリーマン講座』 in 愛知・ウインクあいち (開演14:00&19:00)

12月12日(火) [舞台] 若月佑美出演の舞台『スマートモテリーマン講座』 in 静岡・静岡市清水文化会館マリナート (開演14:00&19:00)
12月12日(火) [写真集] 松村沙友理 1stソロ写真集『意外っていうか、前から可愛いと思ってた』発売

12月13日(水) [LIVE] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 ~近畿・四国シリーズ~』初日 in 大阪・グランキューブ大阪 メインホール(大阪国際会議場) [開演18:30]
12月13日(水) [地デ] 19:00〜23:28フジテレビ『2017FNS歌謡祭』第2夜に乃木坂46が出演

12月14日(木) [LIVE] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 ~近畿・四国シリーズ~』2日日 in 滋賀・滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール [開演18:30]

12月15日(金) [LIVE] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 ~近畿・四国シリーズ~』3日目 in 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール [開演18:30]
12月15日(金) [舞台] 若月佑美出演の舞台『スマートモテリーマン講座』東京公演初日 in 天王洲 銀河劇場 (開演19:00)。16日間19公演
12月15日(金) [LIVE] 日本カバヤ・オハヨー presents 村井邦彦 作曲活動50周年記念コンサート『LA meets TOKYO』in Bunkamuraオーチャードホール(開演18:30)に生田絵梨花が出演

12月17日(日) [LIVE] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 ~近畿・四国シリーズ~』4日目 in 徳島・鳴門市文化会館 [開演18:30]

12月18日(月) [LIVE] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 ~近畿・四国シリーズ~』5日目千秋楽 in 香川・サンポートホール高松・大ホール [開演18:30]

12月23日(土祝) [特典] 18枚目シングル「逃げ水」第6回個別握手会 in 宮城・夢メッセみやぎ

12月26日(火) [写真集] 与田祐希 1stソロ写真集『日向の温度』発売

12月30日(土) [舞台] 若月佑美出演の舞台『スマートモテリーマン講座』東京公演千秋楽 in 天王洲 銀河劇場 (開演13:00)
12月30日(土) [地デ] 17:30〜TBS『第59回輝く!日本レコード大賞』。乃木坂46「インフルエンサー」が「優秀作品賞」に選ばれ、大賞にノミネート。欅坂46「風に吹かれても」とAKB48「願いごとの持ち腐れ」の同じく受賞

12月31日(日) 19:15〜23:45『第68回NHK紅白歌合戦』に乃木坂46が出場




11月28日火曜に幕張メッセで開催された日テレ系音楽祭『Best Artist 2017』、乃木坂の出演ステージは、まあ盛りだくさんでしたね(笑)。

まず、どうしても触れざるを得ないのが、嵐とコラボして、彼らのデビュー曲「A・RA・SHI」をパフォーマンスした際、乃木坂が担当した生歌ラップの出だしで、齋藤飛鳥が歌詞を間違えてしまったこと。

番組終了後、本人がトークアプリを通して謝罪したものの、嵐ファンから厳しい批判が噴出して、しばらくネットが騒然となっていました。


嵐のファンが怒るのは当然だと思います。

代表曲の一つと言っていい「A・RA・SHI」ですから、出来れば、すべてのパートを嵐のメンバーが歌うことを望んでいた人が多かった筈で、そもそも乃木坂とコラボすること自体、十分受け入れられているかどうか疑わしい面がある。

それでも歌とダンスをばっちり決めて、ステージを盛り上げれば、ある程度納得して貰えたかもしれないけど、音程とリズムの甘い歌唱に、フリをこなすのに精一杯な踊りと、かなりシビアな出来になってしまい、その上での歌詞間違いですから、激怒するファンが続出するのは、尤もなことです。


以前、『乃木坂工事中』で、バナナマン日村が「ヒム子」として『テレ東音楽祭』の「インフルエンサー」に飛び入り参加し、その後、設楽と二人で今野義雄氏に、神宮ライブ出演を打診する場面が流れました。

「ヒム子」の参加を快く承諾した今野さんでしたが、先ほどの本番パフォーマンスで、日村が何箇所かフリに付いていけなかったことを念頭に、「神宮では間違えないように」と釘を刺すことを忘れなかった。

自前曲で他アーティストとコラボする場合、受け入れる側は、パフォーマンスの質が落ちることを一番に心配するわけで、今回のこと、乃木坂としてはひたすら謝るしかない。


加えて、歌詞の間違いは、単に歌やダンスが下手だったというレベルを越えた、ワンランク上の問題になってしまう。

歌詞は著作権の設定された作品なので、歌い手が勝手に内容を変えることは出来ません。

もちろん、あしゅの場合は、100%のうっかりミスだけど、結果として、「今日もどこかで言っちゃってる」は、本来の「今日もテレビで言っちゃってる」と、かなりニュアンスの異なる表現になってしまった。


テレビに出てる人が、毎日言ってるからこそ、次の「悲惨な時代だって言っちゃってる」がより深刻な意味を持つわけで、作詞家から、自分はそんな歌を書いた覚えはないと文句が来たら、もう頭を下げるしかない。

しかも自分の持ち歌であれば、まだ内輪で話しが済むけど、他アーティストの歌なので、間違えた本人が相手のメンバーやファンに謝るのに加えて、事務所間で上の方のやり取りが必要になるかもしれない。

乃木坂メンバーが忙しいスケジュールを縫って、練習してるのは重々分かっているので、あまりシビアなことは書きたくないけど、今回の件は、十分、十二分に反省した方が良いと思う。


もし、他の歌手から、間違いは誰にでもあるとばかり、乃木坂が軽い感じでスルーしたと思われると、今後、音楽祭でのコラボが出来なくなってしまう危険がある。

ヒット曲が少ない今の時代、過去のヒット曲によるコラボこそが、音楽祭で出演ステージを増やし、グループの存在感をアップする切り札なので、乃木坂は十分な事前練習をせず、共演すると致命的なミスを犯すといったイメージだけは回避しないといけない。

コラボの後、嵐のメンバーが、乃木坂は本番直前まで頑張って練習していたとフォローしてくれたのは、こういった良からぬ評判が立つことを心配してのことで、迷惑を掛けてしまったのに、本当に有難い心遣いで、だからこそ超人気グループになったのだと納得しました。


歌詞間違いが大きくクローズアップされたため、コラボステージの内容に関して、他の部分が吹き飛んでしまった感がありますが、それ以外にも、山あり谷あり、賛否両論、いろんな出来事が起こっています(笑)。

個々のメンバーが歌ったパートについて、少し振り返ってみましょう。

まず、ラップの出だしを担当した齋藤飛鳥ですが、音楽的な視点で言えば、歌詞のミス以上に、音とリズムが取れていないことが問題だった。

嵐ファンの批判コメントの中に、「イントネーションがおかしい」との指摘があって、確かに、櫻井翔がそんな風に歌っているとは思えず、そもそも本来どんな歌なのか、伝わってこなかった。


さらに、続く西野七瀬は、「悲惨な時代だって言っちゃってる」を歌いますが、幕張メッセという大箱を意識したのか、声を張り上げ過ぎて、ボリューム調整が上手くいっていなかった。

十分なトレーニングを積まないと、声量を上げると、それに反比例して、音程とリズムの精度が落ちてしまう傾向があって、ななせまるのパートも、音楽というより、絶叫になってしまい、単語が聴き取れないレベルだった。

あしゅとななせまるの歌唱が、音程とリズムに甘さがあるのは、もともと分かっていることで、歌詞の間違いを含め、歌がヨレヨレになってしまったのは、二人のミスというより、経験のないラップのもっとも難しい出だしパート、しかも大箱でのステージを、二人に任せた人選の問題だと思います。


これだけ音とリズムがふらつくと、バトンを渡された次のメンバーも、しどろもどろになっておかしくないのだけど、意外と言っては失礼ながら(笑)、白石麻衣が何事もなかったように、自分のパートである「僕らはいつも探してる」を、スルッと歌い上げてしまった。

まいやんの生歌は、これまで山のように聴いてきたけど、今回の歌唱は、過去一番と言って良い出来だと感じました。

彼女の歌唱の大きな問題点は、音が彷徨うことで、単に音を外している以上のマイナスイメージを、歌に与えてしまっている。


何年にも渡って、何回トライしても、この癖が治らなくて、最近の「いつかできるから今日できる」でも、音が彷徨うことがあった。

ところが、ラップという形態が良かったのか、今回の歌唱では、そういった音の迷いがなく、勢いに乗って歌えていて、ラップのワクワクするような高揚感が伝わってきて、正直、驚きました(笑)。

白石麻衣がジャニーズ好きというのは、以前からネットで囁かれていますが、少なくとも嵐のこの歌は、個人的に、かなり気に入っているんじゃないでしょうか。


歌い慣れている感じがあるし、何より「楽しい!」という気持ちが、自然と歌に込められている印象を受けます。

こういう歌やアーティストへの想いは、歌唱にも絶大な効果を発揮するのか、彼女の生歌を聴いて、ほとんど初めて、「おお〜、まいやん良いじゃないか!」と唸ってしまった。

人気女性アイドルという立場上、どの男性アーティストが好きというのは、なかなか言いづらくて、共演しても、どういう表情を見せれば良いのか難しい部分がある。

しかし、歌や演技に気持ちを込めるのは、もっとも大切なスキルであり、すべての出発点なので、今後も、こんな感じでやって欲しい。


まあ、もともと歌唱力はある方なので、今回のように、アップテンポのパートを任せれば、音の彷徨がなくなり、歌がまとまってくると思う。

そうなると、乃木坂が誇る超弩級の美少女ビジュアルが活き始めて、音やリズムの多少のズレは、うっとり感に吹き飛ばされ、誰も気にしなくなるでしょう(笑)。

フロントということで、バラード系楽曲の出だしを担当させられ、歌に四苦八苦し、視聴者もそこに気を取られて、意識がルックスにまで辿り着かないことが多いので、今回のラップは、まいやんの歌がレベルアップするための、大きなヒントになったんじゃないでしょうか。

歌の主軸ではなく、途中の印象的なパートを任せる意味からも、白石麻衣は選抜2列目中央あたりが最適ポジションで、それこそが、まいやんが乃木坂で今後も長くやっていく良策だと思います。


まいやんの後に登場する堀未央奈、歌詞は「でっかい愛とか希望探してる」ですが、もう何を歌っても盤石の「ホリリズム」です(笑)。

J-POPとかラップと言うより、般若心経とか読経に近いテイストなんだけど、あまりに安定感があって、まあこれが堀の「生き様」だとすれば、それで良いのかもしれないと、妙な説得力がある。

「いつかできるから今日できる」のソロパート「風は何も語りはしない」も、記憶の中では「色即是空、浄化!」と念じている印象があって、荒野に一人佇む虚無僧のような、味わい深さを感じます(笑)。

音とリズムが正解ではない気がするけど、兎にも角にも安定していて、しかも味があるので、個人的には、堀ちゃんは、この感じで進んで欲しいなと。


全体合唱を挟んで、「まだまだ世界は終わらない」を生田絵梨花が担当します。

さすがに音はきっちり取っているけど、リズムにラップらしい切れ味が乏しく、いくちゃんにしては、やや物足りない歌唱だった。

ミュージカルソングでは圧巻の歌唱を誇る生田絵梨花も、ラップのような、そのジャンルに入らない曲になると、歌い方が違って戸惑うのか、キャラが立ってこないというか、急にノリが悪くなる印象があります。

以前、大型歌謡祭で、ギター女子とセッションしたとき、珍しく、音が若干不安定になったことがあって、まあ、プレッシャーが凄いので、やむを得ないのだけど、ミュージカル以外での生歌コラボには、やや苦手意識があるのかもしれない。


最後に桜井玲香が「いまから始めてみればいいじゃない」を歌いますが、さすがキャプテン、素晴らしい出来でした。

音程とリズムが正確なのはもちろん、その上に、ちゃんと自分の「色」を載せていて、表情まで作りながら、歌として、ラップとして、感情の込もった作品に仕上がっている。

他のメンバーと比べて、ワンランク、ツーランク上のレベルに達していて、胸を張って、プロ歌手だと言えると思います。


やはり、音がどうの、リズムがどうのと言っているようでは、まだまだ話にならなくて、桜井玲香のように、そこを当然のようにクリアした上で、さらに歌を自分のものにして、まるで自分自身の言葉を発しているような域まで行って、初めてプロレベルと言える。

以前は、緊張して声が出なかったりと、苦戦したこともあったけど、最近の桜井さんは、生歌ステージで外れがない。

正確な音程とリズム、歌に感情を込める表現力、そして動じない舞台度胸と、本当に良い歌手に成長してきたと、今回のステージを観て、心底、感心しました。


今回のラップ生歌、桜井玲香を先頭に持って来て、さらに「いつかできるから今日できる」2番の出だしを担当している、衛藤美彩、生駒里奈、生田絵梨花を起用すれば、もっと良いステージになったでしょう。

他アーティストとのコラボにすら、乃木坂内の選抜序列を適用し、もともと歌唱力に不安のある19thフロントメンバーに、生歌パートの出だしを任せてしまったことが、歌詞の間違いに象徴される、冴えないステージになってしまった原因だと思います。

乃木坂はトップメンバーが外仕事を総取りするシステムなので、齋藤飛鳥や西野七瀬は、とくに時間がなく、十分な練習時間を確保するのが難しい。


コラボのように、限られた時間内に歌とダンスを仕上げることをが求められる場合は、桜井玲香や衛藤美彩といった、歌の上手いメンバーに歌の主軸を任せ、伊藤万理華のようにダンスの上手いメンバーにダンスの主軸を担当させないと、今後も、大なり小なり同じようなトラブルが発生して、乃木坂は共演相手のファンから痛烈に批判され、共演アーティストに「彼女たちは頑張ってましたよ」とフォローして貰うなんてトホホな状況に陥ってしまうでしょう。

ステージに呼んで貰っているアーティストの歌詞を間違えるのは、明らかに一線を越えたミスで、その背景に、乃木坂運営が歌唱力を無視して、選抜序列で歌の担当を決めている人選があるのだから、もう発想を変えていくしかない。

それはタレントとしての齋藤飛鳥や西野七瀬を守ることにもつながるわけで、嵐とのコラボで起こったことを、大きな教訓にして、今後に生かして欲しいですね。


最後に、コラボの後、乃木坂単独で歌った「いつかできるから今日できる」のステージについて少々。

多くの主軸メンバーが持っているマイクの端が、縦に切り落とした、断面図のような形である中、西野七瀬だけは、そこにドーム型の突起物が付いた構造で、おそらく電波を飛ばすアンテナだと思います。

つまり、ななせまるだけが生きたマイクを持っていた可能性が高い。


実際、曲前トークでしゃべったのは西野七瀬だけで、さらに、歌の冒頭ソロと途中のコーラスにおいて、ななせまるの声だけボリュームが大きく、全体と合っていなかった。

マイクの形状で言えば、井上小百合や樋口日奈は、端に突起の付いた、また違ったタイプのマイクでしたが、二人の声は聞こえなかったので、スイッチか電池が入っていないのだと思います。

まあ、誰一人マイクが生きていなければ、MCとトークも出来ないので(笑)、センターの1人である西野七瀬だけに、そういったマイクを渡したのでしょう。


『MUSIC STATION』と『CDTV』での生歌ステージを観ると、スタジオライブですら、音程とリズムが甘かったので、幕張メッセのような大箱での歌唱は、到底無理という判断を下して、「口パク」に舵を切ったのだと思います。

確かに、西野七瀬のボリュームがおかしい以外は、とくに問題のない歌唱でしたが、基本、CD音源を聴いているだけなので、あまり面白味はなかった。

そして、今後の大型音楽祭でも、「いつかできるから今日できる」を披露するのであれば、生歌は封印される可能性が高い。


では、ダンスで魅せる「インフルエンサー」で行こう!となると、今度は、事実上のダンスセンターだった伊藤万理華が参加しないようで、こちらもパワーダウンが避けられない。

まさに「前門の虎、後門の狼」状態で、こうなると、与田&大園の若いエネルギーに期待しての「逃げ水」、あるいは思い切って、近年カップリング曲中最大のヒットである「ひと夏の長さより…」を選んで、集団のワチャワチャ感で押し切ってしまうなんて考えが頭を過ります。

何度も言うようですが、選抜を決めるときに、ダンスナンバーならダンスの一番上手いメンバー、生歌ソロで始めるなら歌唱力の一番高いメンバーを、センターとフロントに配置しないと、結局、肝心なときに身動きが取れなくなってしまう。


ん〜、往生際が悪いけど、まりっか、何とかなりませんかね(笑)。

個人的には、今、NHKの紅白担当者が安室奈美恵の出演を願うくらいの切実さで、伊藤万理華の出演を渇望しています。

まあ、まりっかにはまりっかの事情があるだろうから、どうしようもないんですが。


「いつかできるから今日できる」を歌い終わったとき、齋藤飛鳥は小さなため息を一つついた後、最後のポーズを取って、顔を客席に向けますが、アップで映し出されたのは、美しい唇が少し歪み、怒りと不安がない交ぜになったような強い感情の宿った眼差しだった

今まで、あしゅがこれほどシリアスな表情を見せたのは記憶になく、普段以上にニコニコしている西野七瀬との対照もあって、心に突き刺さりました。

何回も生で歌ってきた自分のソロパートを、大きな音楽祭のステージで口パクに変更されたのは、ショックだったかもしれない。

運営が自分の歌唱力をどう評価しているのか、露骨に分かる出来事ですから。


嵐ファンへの謝罪コメントがアップされたのは番組終了後で、「今の今まで気づかなかった」とあるだけで、歌詞の間違いに気づいた、あるいは知らされたのが、「いつかできるから今日できる」を披露する前なのか、後なのかは、よく分かりません。

ただ、嵐とのコラボも、桜井玲香の歌を聴けば、歌詞のミスを除いても、自分のパートを上手くこなしたとは感じていなかった可能性がある。

乃木坂メンバーは、握手人気で順位を付けられることには馴れていても、歌唱やダンスで正面から挫折した経験を持つ人はごく少数だと思います。


しかし、芸能界でやっていくいは、それこそが本当に必要な挫折で、自分の真の実力を知り、どのジャンルで勝負できるか見極めるチャンスとも言える。

自分がやりたいと望み、出来ると思っていることと、本当に出来て、人から評価されることには、本人には分からない乖離がある。

芸能の世界は、とくに人から評価されることが大事なので、人から批判されたり、自分の期待とは全然違う評価を受けるのは、実は、成長する好機になる。


握手会人気さえ高ければ、歌もダンスも演技も、主役に抜擢されるシステムは、トップメンバーをいつまでも夢の中に閉じ込めて、真に成長する機会を奪っている。

歌の下手な人は、ステージで歌をうたうべきではなく、ダンスが下手な人は、ダンスの上手い人より後列で踊るのがプロ世界の鉄則で、いつまでもそれを覆い隠すことは不可能です。

自分の歌唱力、ダンス力、演技力は、どのレベルなのか、己を知って、それを認めることは、ときに辛い作業になるけど、芸能の世界でやっていくには、必要不可欠なことじゃないでしょうか。


齋藤飛鳥の『Best Artist 2017』は、ほろ苦い思い出になったかもしれないけど、これを期に一回り大きく成長することを、心から願っています。

乃木坂を「卒業」して初めて、色んな現実と向き合うより、グループにいる今、出来るだけ失敗や批判を経験しておいた方が良いと思う。



// 最近のツイート抜粋

アレチボルト@sabakunonezumi のツイッターアカウント

嵐とのコラボで印象的だったのは、白石麻衣のラップ。歌に勢いがあって、ワクワク感が伝わってきた。あるいは、まいやんは嵐が好きで、学生時代から歌い込んでいたのかも。自身の気持ちが歌に入れば、音程やリズムも安定して、歌が聴き手に届くんだと感心した。乃木坂の曲もそんな感じでお願いします笑
18:58 - 2017年11月29日

乃木坂はFNSで山下久美子とコラボした頃から何回もコラボでコケていて、今回は相手が嵐だったので反響が大きくなってしまった。歌ダンスの日常的な練習量が足りず、短期マスターを要求されるコラボは、とくにアラが目立ってくる。今年はレコ大出場など、例年以上に注目が集まるので年末音楽祭が怖い笑
18:45 - 2017年11月29日

アイドルに歌やダンスのスキルは不要。運営がそう考え、レッスン投資を回避し握手会に注力する。一見結構なビジネスモデルだが、音楽番組で未熟なステージを披露すると、直接非難されるのは出演したメンバー。運営とファンは誰一人批判されない。彼女たちからスキルと未来を奪っているのは誰なのか
3:02 - 2017年11月29日

乃木坂「ベストアーティスト」の出来は「いつかできるから今日できる」ステージ最後にアップになった飛鳥の表情が物語っている。美しい唇を歪め、不安と怒りを湛えた眼差し。練習時間が取れなかったとすれば、責任はアイドルは歌が下手でも良いとする発想にある。飛鳥だけが批判されるのは理不尽
2:00 - 2017年11月29日

「ベストアーティスト」の乃木坂と嵐のコラボ感想。ラップ部分、飛鳥色々とアウト、西野論外、堀と生田はノリがあと一歩、白石良し、桜井ナイス!バックダンスは、フリが十分入っていないのかバラバラ感強過ぎ。嵐ファンが注視してる中、パフォーマンスの練習量、曲へのリスペクトと理解が乏しすぎる
23:56 - 2017年11月28日

iTunes Store掲載の1stアルバム『透明な色』のiTunes Reviewが秀逸。「女優として活躍した衛藤美彩、桜井玲香、若月佑美」「生田絵梨花が自身の半生を歌ったような」など、著者は乃木坂46の事情に精通している印象。この紹介文は配信1071日目で今尚トップアルバム145位に入る人気の一因かもしれない
9:05 - 2017年11月28日

乃木坂46「きっかけ」が iTunesトップソングの176位にランクイン。昨年7月30日以来となる485日ぶりの再登場。この曲をバックに伊藤万理華と中元日芽香の涙で幕を閉じた東京ドーム公演の模様が『乃木坂工事中』で流れたためかと。圏外に去りかけていた「いつかできるから今日できる」も120位台に上昇
8:51 - 2017年11月28日

新幹線キセル事件でアイドルグループの名前が一部記事に載ったのは、CDの不法投棄と同じく、AKB商法が誘因との疑念を持たれているからだと思う。総選挙や握手会でメンバーを競わせ、それをファンに「応援」させるビジネスモデルを続ける限り、こういった社会的マイナスイメージを払拭するのは難しい
11:02 - 2017年11月26日


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