goo blog サービス終了のお知らせ 

ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

「インフルエンサー」MVは振付、映像秀逸も、ほぼ唯一踊れている伊藤万理華の出番が少な過ぎる [04Mar17]

2017-03-04 00:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月04日(土) [CD特典] 16枚目第5回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

03月04日(土) [TV_地デ] 17:00〜17:54 BSフジ『青い芝生 あなたが羨ましいと思う人を教えてください』に、松村沙友理がナレーションで出演

03月05日(日) [イベント] 『先崎学九段×乃木坂46・伊藤かりんの将棋スペシャルトークショー in 天童』に、伊藤かりん参加。開場 14:45、開演 15:15、終演予定 16:15

03月05日(日) [TV_地デ] 18:30〜18:55 TBSテレビ『バナナマンのせっかくグルメ!』に、生駒里奈が出演

03月05日(日) [演劇] ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の大阪公演千秋楽 (梅田芸術劇場メインホール)

(写真集)
02月28日(火) [Book] 秋元真夏の1stソロ写真集『真夏の気圧配置』が、徳間書店より発売。ニューカレドニアでロケを行い、「天国に一番近い島」ウベア島での水着ショットもあるそうです
03月08日(水) [Book] 桜井玲香の1stソロ写真集『自由ということ』が、光文社から発売。マレーシアで撮影

(舞台)
01月15日(日)〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』 
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が大阪梅田で上演中。
[上演期間と劇場]
東京公演 01月15日(日)〜02月14日(火) 赤坂ACTシアター
大阪公演 02月22日(水)〜03月05日(日) 梅田芸術劇場メインホール
[公演日程]
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
大阪公演日程 : 梅田芸術劇場メインホール
02月28日(火) 07日目 休演日
03月01日(水) 08日目 第09公演(13:30)&第10公演(18:30)
03月02日(木) 09日目 第11公演(13:30)
03月03日(金) 10日目 第12公演(13:30)^
03月04日(土) 11日目 第13公演(12:30)&第14公演(17:30)
03月05日(日) 12日目 第15最終公演(13:30)
=============(千秋楽までの日程)================

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



17枚目表題曲「インフルエンサー」のフルバージョンMVが、3月2日(木)のお昼から、YouTubeで公開されています。

噂通りのダンス系MVですが、何回見直しても、う〜ん、感想をまとめるのが難しい。

今感じていることを、そのまま素直に書くと、伊藤万理華のダンスをもっと眺めていたかった、というところでしょうか(笑)。


音楽、振り付け、ファッション、部屋を含めた空間の見せ方や使い方、カメラワーク、光の感じなど、個人的には、かなり好きな方向性の作品です。

そのため、観ていて、期待感が高まるシーンは多いのだけど、なかなか「うま〜い!、マスターこれこれ」と、ドンピシャで返ってくることがなく、「はしもとおおおお〜!」の作ったパスタのように(笑)、「んっ、何か違う気がするけど、そ、そういう風になるのね」と、気分が少し冷めてしまう。(13枚目収録、橋本奈々未個人PV「October 28」参照)

唯一の例外は、ショートヘアのまりっかが、壁を背に1列に並んだメンバーの中央でダンスを披露するところで、期待以上のものを受け取って、鳥肌が立つような興奮を覚えました。


問題点は、二つあると思います。

一つは、ほとんどのメンバーのダンスが、振付師の求めているレベルに届いておらず、演出家が意図している世界を表現し切れていないことです。

「インフルエンサー」のフリは、手足の動きにしても、ステップにしても、小刻みなものが多く、難度が極めて高い。

例えば、「命は美しい」であれば、上半身を頭ごと、ぐるんぐるんと回すような、ダイナミックな動きがあるので、少しキレが悪くても、あまり気にならない。


しかし、今回は、腕を上げるにしても、ごく短い距離を、高速で動かすことが多く、フリが全体的「小ぶり」です。

そのため、動かし始めから、いきなりトップスピードに持っていく必要があり、止めも、ぴたっと高精度で止めないと、様にならない。

「小ぶり」であるがゆえに、誤摩化しがきかず、少しのズレが、ダンス全体の印象を大きく損ねてしまう。


さらに、こういった「小ぶり」なフリが、右手、左手、首、左足など、次々と連続し、それらを流れるようにこなさなければならない。

小さな動きの中で、スピードとキレを実現するためには、相当な「筋力」が必要で、加えて、全体を音楽に乗せるには、ハイレベルな「リズム感」が求められる。

これだけの素質とスキルを備えているメンバーは、乃木坂では、私が思い付く限り、伊藤万理華しかいません。

そして、確かに、MVの中で、彼女のダンスは「別格」だった。


堀未央奈が、『BIRTHDAY LIVE』の後、MVが公開される前に更新したブログに、

今までにないくらいのダンスナンバー。
身体が筋肉痛になりました(^▽^)

(堀未央奈の2017/02/24_18:30ブログ)

と綴っています。


公式のMV紹介記事にも、同じことが書かれているので、堀ちゃんだけでなく、少なからぬメンバーが「筋肉痛」になった可能性があるけど、原因は、こういったパワーダンスを踊り切るだけの筋力を、身につけていないことだと思います。

例えば、プロ野球の選手は、どんなにハードな試合をこなしても、野球に必要な筋肉は、十分作ってあるので、翌日、疲労感はあったとしても、全身が筋肉痛でバキバキ、なんてことにはならない(笑)。

筋肉痛は、普段使わない部分を、急に酷使したときに起こるもので、乃木坂は、この手のダンスを、グループとして、練習してこなかったのでしょう。

しばらくの間、バラード系表題曲が続き、ゆったりした踊りが主流だったので、個人的に鍛えていなければ、無理からぬことじゃないでしょうか。

ただ、筋肉を付けるには、月単位の時間が掛かるので、もし1週間にも満たないスケジュールで、「インフルエンサー」のフリ入れからMV撮影までを行ったとすれば、振り付けの意図が十分に伝わる、シャープなダンスを実現するのは、多くのメンバーにとって、「無茶振り」に近い話だったかもしれません。


MVを鑑賞して感じた、もう一つの問題点は、作品イメージを中心となって担う、「アイコン」メンバーがはっきりしないことです。

フラメンコを彷彿させるような、情熱的なダンスとメロディーなので、シリアスで、アグレッシブなイメージを体現する、楽曲的なイメージセンターが欲しい。

ところが、西野七瀬と白石麻衣は、二人とも、癒し系の柔らかいイメージが身上で、だからこそ高い人気を集めている面がある。


どこか、ぶっきらぼうで、冷たい雰囲気を漂わせながら、心の奥底に、滾る(たぎる)ような熱い情念を抱えている。

こういったイメージを持つメンバーを、前面に押し出して、作品世界を包み込む、「基調」となる空気感を醸成すれば、より締まったMVに仕上がったと思います。

そして、ダンスの上手さ、持っている雰囲気、表現力のレベルを考えると、伊藤万理華をセンターに据えて、両脇を、桜井玲香と衛藤美彩で固めるといった配置が、効果的じゃないでしょうか。


3人とも、高い演技力を持ったメンバーですが、「インフルエンサー」MVは、ダンスがメインでありつつも、演劇性を強く感じさせる要素を含んでいる。

おそらく、音楽と歌詞が、かなり「濃いめ」に仕上がっていて(笑)、踊りも負けじと、迫力のあるパワーダンスが採用されているので、舞台で輝きを放つような、強烈なオーラを発揮できるメンバーが中軸を担わないと、釣り合いが取れない。

濃いめのツユには、しっかりした麺を、ということです(笑)。


多くのメンバーが、要求されているレベルのパワーダンスをこなす、筋力とスキルを持っていないこと、さらに、音楽とダンスが醸し出す、濃ゆい空気感を、正面から受け止められる演劇性の高いメンバーを軸にしていないこと。

この二点が、「インフルエンサー」MVの出来を、今ひとつ、物足りないものにしている気がします。

冒頭書いたように、作品の方向性としては、かなり好きな部類に入るので、あと一歩感が、個人的には、ひどく残念に感じます。


17枚目の期間は、多くの主要メンバーが、大きな外仕事を抱えることが分かっていたので、表題曲MVは、ダンス系ではなく、ドラマ系になるのだろうと予想していました。

乃木坂の場合、日常的なダンスレッスンは行っていないようなので、個々人のスキルに依存するパワーダンスで、一定以上のレベルに仕上げるのは、かなり難しい。

従って、メンバーの位置を頻繁に移動させ、全体フォーメーションの変化によって魅了するタイプの踊りしか、現実問題としては、考えられない。


欅坂の「サイレントマジョリティー」は、こういったフォーメーションダンスの見事なお手本です。

半年前まで、何のトレーニングも受けていないメンバーであっても、正確な位置移動を習得して、フォーメーション変化を上手くこなせれば、グループのパフォーマンスとしては、それなりのレベルに達する。

観客は、次々と出現する、新しいフォーメーションに心を奪われるので、個々のメンバーのスキルは、さほど気にならず、鑑賞することが出来ます。


ところが、フォーメーションダンスを完成させるには、選抜メンバー全員が集まっての練習時間が、かなり長く必要です。

例えば、「今、話したい誰かがいる」の「シーソー」ダンスは、一人一人は、ただ、しゃがむだけで、とくに難しいスキルは要りません。

しかし、相互に息を合わせてしゃがまないと、なかなか「シーソー」にならない(笑)。

参加するメンバーが全員集まり、鏡を見ながら、録画しながら、繰り返しチェックして、練習を重ねなければ、本番で綺麗なフォーメーションを披露することが出来ない。


個々のダンス力が十分ではないアイドルグループにとって、フォーメーション変化を多用するダンスは、非常に有り難いパフォーマンスなんだけど、人数が多いほど、十分に練習を積まなければならない。

ただ、今の乃木坂は、外仕事の忙しいメンバーほど、選抜の前に入る形になっていて、全員で集まる時間は、極めて限られている。

従って、トップメンバーがとくに忙しい17枚目は、フォーメーションダンスは無理だろうと思っていました。


もちろん、パワーダンスならば、全体練習の時間を圧縮できる余地はあるかもしれないけど、それならば、今度は、伊藤万理華のように、ダンスの上手いメンバーを前に出して、「ダンス選抜」を作る必要がある。

ただ、17th選抜は、どう見ても、ダンス選抜ではないので、まあ、さすがにパワーダンス系ではないだろうと信じていました(笑)。

それ用の布陣になっていないのに、無理無理、パワーダンスに手を出すと、お客様にプロとして見せられるレベルを下回る危険があって、いくらアイドルとはいえ、さすがに避けるだろうと。

しかし、蓋を開けてみると、17枚目表題曲は、ど真ん中のパワーダンスで、MVを観ると、事前に怖れていた、あらゆる不安が的中していました(笑)。


「インフルエンサー」MVは、多くのメンバーのダンスレベルに物足りなさ感じますが、それでも、流れるようなカメラワーク、頻繁なショットの切り替えなど、撮影と編集のテクニックで、あらが目立たないよう、最大限の工夫が施されています。

つまり、より問題なのは、これから始まる、音楽番組でのステージパフォーマンスです。

テレビ局も、上手く踊れている風に見えるよう、撮影や画面の切り替えで、配慮はしてくれると思いますが、やはり限度がある。


練習に練習を重ねれば、短期間であっても、急速に上手くなる可能性があるけど、17th選抜のトップメンバーは、ことごとく超多忙なので、スキルアップは期待薄です。

それどころか、4月以降は、センターの白石麻衣、2列目の生田絵梨花と松村沙友理が、おそらく、まったく選抜活動に参加出来なくなる。

さらに、5月からは、舞台『あさひなぐ』の稽古と本番によって、井上小百合、齋藤飛鳥、新内眞衣、若月佑美、生駒里奈、堀未央奈、衛藤美彩、北野日奈子と、8人ものメンバーが、「インフルエンサー」のステージパフォーマンスに加われない可能性が出てきます。

厳しいですね、異様に(笑)。


乗り切る方法としては、まず、伊藤万理華が前に出て、軸になるような形のパフォーマンスにする。

さらには、個人ダンスのレベルを一部下げて、フォーメーションダンスを少し取り入れる、といったあたりでしょうか。

十分な練習時間が取れないのに、MVのダンスを、音楽番組で、そのまま正面から披露すると、場合によっては、パフォーマンス後、乃木坂の第二検索ワードが「ダンス下手」になってしまうかもしれない(笑)。


「インフルエンサー」MVは、ダンスの振り付けを、非常にカッコ良く作っていて、まりっかのように、上手く踊れば、衝撃的にインパクトがあります。

また、映像作品としても、センスがあって、オシャレ感に溢れている。

振付師も、監督も、現場のスタッフは極めて優秀だと思います。

もし乃木坂側が、十分な練習時間と、適切なメンバー構成を提供していれば、このMVは、もっと完成度の高い作品になったでしょう。

もちろん、再生回数など、MVとしての数字的な評価は、これからですが、個人的な今の感想としては、「勿体ない」というのが、一番大きいかもしれません。


関連記事

なぜ白石松村は何も説明しないのか?大阪、吉本、インフルエンサーと乃木坂17枚目全国握手会 [02Mar17]

13枚目個人PV感想(後編) 〜 相楽の本音トーク、橋本のカミュな日常、ガチャ松村は表情の魔術師 [15Nov15]

13枚目個人PV感想(前編) 〜 北野日奈子「ガォー!」の魅力が炸裂、中元日芽香が圧巻の演技を披露 [12Nov15]


// 過去の記事を読みたい方へ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

「ブックマーク」内に、時期別に分けた目次記事へのリンクを掲載しています。 「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

記事目次(Dec16~)
記事目次(Sep15~Nov16)
記事目次(Jul14~Aug15)
記事目次(Nov13~Jun14)
記事目次(Apr13~Oct13)


// 特集ページ

「ブックマーク」内に、以下の特集記事へのリンクを掲載しています。

プリンシパルtrois
プリンシパルdeux
星野みなみ!
楽曲情報(11th~)
楽曲情報(1st~10th)
6thガールズルール
7thバレッタ
和田まあや!
えくせれんとブログ


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なぜ白石松村は何も説明しな... | トップ | 北野日奈子がEテレで大暴れ!... »
最新の画像もっと見る

芸能」カテゴリの最新記事