図書館でこの二冊を借りてきました。
受付で同じ本ですが? と言われました。良いのです、と答えましたが、違うのです。
最初、岩波文庫(左)で開いたとき「この詩は知っている」と思い、講談社文芸文庫版が隣にあったので開いたら、……違うでしょう。
こちらは岩波文庫版でのつぎの頁で、下が講談社版です。
このゆがんだ写真版では気分がでない、かもしれませんが……口にしてみると
違いが分かる、言葉のリズムは目でも見えると思います。
目は耳ほどにものを聴く……、
耳の聴こえなくなったkaeruの目の進化でしょうか。
本の味わいが違うんです、文字が大きいので
早く読めます、なので頭の能力が追いつきません
したがってゆっくり呼んだり読み直したり
すると今まで読み飛ばしていた部分が
頭に入ります。なんとなく新鮮な感じを
受けて、昔読んだ時代小説が楽しくなります
出版社によって、活字の違い編集位置や
段落の置き方が違うのはよく聞きますが
今まで気にかけたこともなく・・
最近漸く、判りかけてきました
でます。たぶん大人なっても頭のなかで
声にしているのでしょう。
結局文字も音符のようなもので、文字の
繋がりである文章も楽譜なのでしょう。
文章の行がどのように並べられているか、
指揮者のタクトのように見えるのではな
いでしょうか、飛んだり跳ねたりして。
そんな風に思うと音符を怖がらなくても
いいように思います。