年のはじまりが元日・1月1日、月のはじまりは毎月の1日です。ならば日のはじまりは?
夜中の12時を過ぎた時ということに何の疑問も持って来ませんでしたが、この本『正月はなぜめでたいか—暮らしの中の民俗学』の「大みそか が 一年のはじまり」というのです。
江戸時代から、一日のはじまりを「夜中の12時を過ぎた時」と、「朝の目覚めをもって一日のはじまり」とする見方があったと書かれています。前者を天の昼夜、後者を人の昼夜と呼んでいたそうです。
そして、もう一つ一日の区分を立てる方法について本の記述をそのまま写します。
「このような日の区分については『古事記』をはじめ、平安朝の日記文学・物語作品から〜」と、例をあげればきりがないとのことです。いずれにしても現時刻—22:09—ですでに新年という感覚が日本人のなかで共有されていた時代があった、というのは楽しい話です。
本年も相変わらずの御交誼、宜しくお願いします
私はあえて一日の始まりは、日の出時間一日の
終わりは日の沈む時間・・夜は今でこそ時間が
あるがその昔は 夜の時間は・・なかった。
歴史の伝承も・・昼間の出来事だけが伝承され
てきた、タイや中国で労働時間は日の出から日没迄
が当たり前、時計がないから夜は測れない
そんな昔の仕事を思い出しました。
いろんな一日の始まりがあってもいいと思います
りしていたので、一日のはじまりは一斉に起きること
でした。寝るのは一斉というわけにはいきませんが、
出発時間が同じならほぼ同時刻に床につきます。
一日とは生活の器でしょうから、生活の形から自ずか
ら決まってくるのでしょう。まさに日の昇ると動き出
し、日が沈めば止まる自動仕掛けの生活が、一日の単
位でしょう。
今年の第一日目も夕から夜に……、本年もよろしくお
願いします。