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朔太郎の現代表記は改竄だ

2022-06-12 21:26:17 | 日記
 近日中に筑摩書房刊『萩原朔太郎全集』
(全15巻)のうちの第11巻「エッセイ4」を
落手する見込みとなった。
 短篇「角力と電擊戰」が掲載されている
はずだが、残念ながら吾輩の満足度100%
とはならないであろう─なぜか。

 亡父の書斎に在る新潮社刊『萩原朔太郞
全集』(全5巻)は云うまでもなく、講談社刊
『現代日本文學全集』など、すべて舊字體・
歷史的假名遣ひで表記している。〔但し、
厳密に云えば100%に非ず、双葉山を「雙葉
山」とは記載してない。〕

 彦山光三のライフワーク『橫綱傳』の「自跋」
より抜萃。
〔前略〕旧弊人の私は今日世間なみの「新がな」
─私にいはせれば「俗がな」ではものの五行と
文章が書けない。したがつてなんでもかでも全
部「本がな」─世間でいふ「旧がな」で書く〔後
略〕
 当該書の本文も旧かなづかひで発表したいが、
若い人たちに読んでもらえないだろう、云々。

 私見・愚考では、萩原朔太郎の原文を現代風に
書き換えるのは、一種の「改竄」なのだと思う。
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