元高齢力士の松田哲博氏著『相撲の力学』
を落手した。但し、“後払い”のため未決済。
氏は大学の理学部物理学科卒だから頭脳明晰。
34年前の『相撲史発掘』第5号へ拙稿「著名
作家の相撲観」⑧で「寺田寅彦(明11~昭10)の
巻」は、明治四一年発表の「相撲と力學」や、
昭和十年発表の「相撲」を採りあげた。文・理
両道に実績を残した寺田寅彦の言葉「災害は
忘れた頃にやってくる」━平成以降の日本は
「災害列島」の感があると思わざるを得ない。
彦山光三が皇紀二千六百年に上梓した『相撲
道綜鑑』にも「實技演練篇」のなかに「相撲技
の力學的考察」と云う項目がある。
一、「力」と重心の移行
二、「力」の作用と運營
三、利手・利足と上下體の平均
矢張り、頭のなかで考えるよりも、身体その
ものが「覚える」方が理解しやすいと云う気が
する。
を落手した。但し、“後払い”のため未決済。
氏は大学の理学部物理学科卒だから頭脳明晰。
34年前の『相撲史発掘』第5号へ拙稿「著名
作家の相撲観」⑧で「寺田寅彦(明11~昭10)の
巻」は、明治四一年発表の「相撲と力學」や、
昭和十年発表の「相撲」を採りあげた。文・理
両道に実績を残した寺田寅彦の言葉「災害は
忘れた頃にやってくる」━平成以降の日本は
「災害列島」の感があると思わざるを得ない。
彦山光三が皇紀二千六百年に上梓した『相撲
道綜鑑』にも「實技演練篇」のなかに「相撲技
の力學的考察」と云う項目がある。
一、「力」と重心の移行
二、「力」の作用と運營
三、利手・利足と上下體の平均
矢張り、頭のなかで考えるよりも、身体その
ものが「覚える」方が理解しやすいと云う気が
する。