相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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荻ノ海は幕尻格に非ず、…筆頭格

2011-09-27 20:35:19 | 日記
 寛政十一(1799)年二月場所の問題箇所は、
荒浪という謎の力士だけではない。当場所
番附に記載されずに幕内格として出場した
力士が3人もいる━東方に荻ノ海(前小結)、
西方に秀ノ山・達ヶ関である。
 3力士とも幕尻格というのが通説のようで
あるが、果してどうか…検証してみたい。

 先ず、荻ノ海。初日は不出場で…
二日目中入り前、小結鳴滝・荻ノ海・関脇
不知火…の順で土俵へ上っている。
三日目中入り前、三枚目の桟シの次に二枚目
柏戸戦に荻ノ海登場、続いて関脇千田川…
〔なぜか中入り直前は小結花頂山。〕
 四日目中入り後、小結鳴滝の次に荻ノ海が
土俵へ、続く“結び”は大関雷電。
 五日目中入り前、最後の相撲で荻ノ海は
雷電に挑戦した。
 六日目中入り後、二枚目鴻ヶ峰・荻ノ海・
小結鳴滝…の順。
 七日目中入り後、二枚目柏戸・筆頭稲妻対
荻ノ海・関脇不知火の順。

 結論。前場所の地位は東小結で全休だった。
小結乃至前頭筆頭格━当場所、東筆頭の平石が
全休なので、代りの筆頭格が穏当と愚考する。

 <この項、続きを後日記述します>
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