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伝家の宝刀「内掛け」の伝授

2024-05-22 13:47:00 | 日記
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 隣県熊本市出身で、大正九年生れ、
平成十一年…79歳で逝った元幕内
玉 櫻 八郎について『大相撲人物大
事典』(平成十三年刊)の記述━。
〔前略〕部屋〔註=二所ノ関〕の後
輩である琴ヶ濱に、相手の廻しの切
り方と内掛けを伝授した。
 玉櫻の体格は、174㎝・86kg、
一方、元大関の琴ヶ濵のそれは、
177㎝・117kg━とある。
 扨て、古雑誌『大相撲』における
元小結若瀬川と小坂秀二氏対談記事
で、若瀬川氏の言葉に「体の大きな
人に“技”を教えると怪我するので…
結局は殆んど教えない」趣旨の文が
載っていた。
 「講釈師みてきたような嘘を云う」
なんてフレーズがありそうだが、
昭和後期以降、各相撲部屋の稽古場
での師弟風景━親方衆は弟子たちに
かける言葉が「前に出ろ…! 」それ
一点張りだとの噂話が『大相撲』誌
に載っていたのを想い出す。
 玉櫻→琴ヶ濵の事例は今後発生
しない━大相撲の「伝統」が崩潰の
危機だ。
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