ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

ティリッヒにおける宗教的象徴の意義──組織神学の根拠について──(3)

1968-03-03 13:08:39 | 論文
第2章 宗教的象徴の現象 前章において宗教的象徴が経験世界に内在するものでありながら、無制約的超越者を指示するものであることを考察した。この章の課題はそれが具体的には何であるかということである。まずそれが何でないかということから考察を始める。 第1節 生の曖昧性 一般に、人間に普遍的な宗教心が宗教であるとか、主観の宗教心の客観化ないしは投射が宗教的象徴である、というような見解が受け入れられて . . . 本文を読む