詩編33編は、エホバ神をその神とする国民は幸いであること(詩編33:12)、またエホバ神は「義と公正を愛される方、地はエホバの愛ある親切に満ちている」ことが記されていました(詩編33:5)。エホバ神の比類のない特質の愛、公正、知恵、力を理解すると、神エホバに近づきたいと思うようになります(ヤコブ4:8)。今日紹介する詩編34編前半には、「あなた方はわたしと共にエホバを大いなるものとせよ」と記されています。なぜそのように呼びかけられているのか、皆様方ご自身でその答えを見いだしてくだされば幸いです。
詩編34編1節~11節までには次のように記されています。
ダビデによる。アビメレクの前で狂気を装い、
そのために追い出されて、去って行ったとき。
「わたしは常にエホバをほめたたえよう。
その賛美は絶えずわたしの口にある。
わたしの魂はエホバを誇りとする。
柔和な者たちは聞いて、歓ぶ。
あなた方はわたしと共に
エホバを大いなるものとせよ。
わたしたちは相共に
そのみ名を高めよう。
わたしが尋ねると、エホバはわたしに答えてくださり、
わたしのすべての怖れから
わたしを救い出してくださった。
彼らは神を仰ぎ見て、光り輝いた。
彼らの顔が恥をかくことはあろうはずがなかった。
この苦しむ者が呼ぶと、エホバが聞いてくださった。
そして、そのすべての苦難から
彼を救ってくださった。
エホバのみ使いは神を恐れる者たちの周囲に
陣営を張っており、
彼らを助け出す。
あなた方はエホバが善良であることを味わい知れ。
そのもとに避難する強健な人は幸いだ。
その聖なる者たちよ、エホバを恐れよ。
神を恐れる者たちは
何にも不足しないからだ。
たてがみのある若いライオンも乏しくなり、
飢えを覚えた。
しかし、エホバを求める者たちは、
良いものに少しも不足しない。
子らよ、来て、わたしに聞け。
わたしはあなた方にエホバへの
恐れを教えよう」(詩編34:1~11)。
ダビデ王はいかなる時もエホバ神を「常にほめたたえ」、「賛美」のことばをエホバに帰しています(詩編34:1)。そして、「あなた方はわたしと共にエホバを大いなる者とせよ」と呼びかけ、勧めています(詩編34:3)。なぜそのように勧めているのでしょうか。それは、エホバ神は、①義なる者の請願に答えてくださり、「すべての怖れから救い出してくださった」からです(詩編34:4)。②救われた義なる者は、顔が輝き、もはや恥をかくことはないからです(詩編34:5)。③苦しむ者の請願を聞き、苦難から救ってくださったからです(詩編34:6)。④エホバのみ使いがエホバに健全な恐れを抱く者たちを助け出すからです(詩編34:7)。⑤エホバ神は善良であり、健全な恐れを抱く者は何にも不足しないからです(詩編34:8~10)。愛と公正と知恵と力と命の源の偉大な創造者エホバ神に近づき「エホバを大いなる者とし」、栄光と賛美を帰される方々は幸いです(詩編34:3.啓示4:11)。
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