神エホバはカナン人を一掃し、神エホバに仕えなければならないことを命じ、そのようにするならイスラエルの民を必ず祝福することを約束されました(出エジプト記23:20~26)。次いで神エホバは、イスラエルの民に敵するすべての者のうなじを必ずイスラエルの民に与える、と次のように言明されました。
「またわたし(エホバ)は、わたしに対する恐怖をあなた方の前方に送り、あなたが入って行く民のすべてを必ず混乱に陥れる。そして、あなた(イスラエルの民)に敵するすべての者のうなじを必ずあなたに与えるであろう。またわたしは、失意の気持ちをあなたの前方に送り、それがまさに、ヒビ人、カナン人、ヒッタイト人をあなたの前から追い立てるであろう。わたし(エホバ)は彼らをあなた(イスラエルの民)の前から一年のうちに追い立てることはしない。その地(カナンの地:現在のイスラエル)が荒れ果てた所となり、野の野獣がまさに殖えてあなたを害することがないためである。わたしは彼らをあなたの前から少しずつ追い立ててゆき、ついにあなたは子を多く生んでその地(約束のカナンの地)を所有することになるであろう」(出エジプト記23:27~30)。
神エホバは、イスラエルの民の前方に敵する者は神エホバへの恐怖と混乱に必ず陥れ、敵するすべての者のうなじを与える、と保証されました。「うなじを与える」とは、イスラエルの民に敵対することができないようにする、という意味です。さらに、ご自分の民に対して敵することは失意の気持ち、つまり無駄なことであるこを送り出し、敵する者を追い立てると約束されました。しかし、神エホバはご自分の民に敵する者を一年で追い立てるのではなく、少しずつ行うことを伝え、カナンの地が荒廃することがないように配慮することを明らかにされています。このようにご自分の民を必ずどのような場合も保護し、漸進的に約束通りに導くことを明らかにされています。神エホバは決して物事を性急に進めることはされない神です。そして最終的に約束のカナンの地を与え、子孫がそこで繁栄することになることを約束されました。しかし、そのように神エホバから祝福を受けることができるのは、唯一まことの神エホバに仕えることが条件でした(出エジプト記23:25,26)。後にイスラエルの民が滅びを被ったのは、イエスが遣わされても国民としてイエスを退け、唯一まことの神エホバに仕えることができなかったためです。
大雪に 孤立の地区の 事故悲し 今日の一句
和霊公園の「鳩」