「好きな物を最初に使っちゃうから、人の物が欲しくなるんだ。好きな物は後に取っておかなきゃ。」
金紙と銀紙をくれた後日、えーちゃんが教えてくれました。
そうか、なるほどねと納得、それからは金銀を大事に取って置き、袋の後ろへと仕舞いこむのでした。
そんな私を見て、あまり長く取って置くと色褪せるからと更に注意してくれたのですが、私は綺麗な物をしまい込んで使いたくなかったので、暫く金銀は袋に残っていました。
また、金紙と銀紙は一度折りをつけると一気に折らなくてはならず、迷う折り方をするとくったりと折辛くなってしまうので、先ず何を折るか決めなければいけないと思っていました。折り上げる作品がなかなか決まらないというせいで長く残ってしまったという理由もありました。
後日、再びえーちゃんから金銀を使ってしまうよう催促されて、私は家で折るからと持ち帰りしたのでした。
その後どうしたかよく覚えていませんが、えーちゃんのアドバイスをきいて、金紙は早々に手本の折り方を見て、大事に一度でツルを折りあげたように思います。
銀紙はなかなか折る物が決まらずそのまま、長く放置するうちに忘れてしまい、気がつくと酷い色褪せ方で醜くなってしまいガッカリしたものです。
この事からえーちゃんはよく物を知っていると感心し、好きな物でも大事にし過ぎ、仕舞い込み過ぎては行けないと反省しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます