Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

少しずつの変化

2013-02-07 11:51:49 | 日記・エッセイ・コラム
 立春が過ぎて、少しずつ変化している我が家と世間。
また雪が降るようですが、今は雨、晴れ間もあってやや穏やかな日常です。
このブログも少々変化しました。
ファイル名も変えたいのですが、すでにアップロードされたファイルがうまく反映されなくなるとか、断念しました。
さて、父が認知症と診断されてから、時折ふいっと幼少の頃、父と散歩中、遊びに出ている風景が頭に浮かびます。連続した時間のものではなく、断片的な光景です。
公園の丘の上や、動物園の山での事。今は昔の球場、鹿の放し飼い、かじられた事、痛みや自然とのふれあい。
そのような事です。
思えば父は文化的なことが好きでした。私の映画好きや音楽(クラッシクや映画音楽など)好きも父の影響です。
それで、余命幾ばくも無い父に、何かするとしたらで思いついたのが光テレビを見せたり、音楽を聞かせたりする事でした。
昔の古いテレビ番組や映画を見ることが出来るし、父が好んでみていたテレビ番組や映画が放映されているのを私は知っているからです。
こうなる以前から、父の好みの番組を見るに付け、それを見せたい気分が確かにありました。
でも、そうせずに来たのは両親の部屋のテレビへの接続の煩雑さ、困難さはもとより、それ以前に不仲という関係がありました。特に父とは私の離婚以前からの長い不仲がありました。
今週になって、父の介護認定見直しの方が来られ、話をしていて、父の記憶力について問われた時
「どのくらい前のことを覚えておられないですか?」
の、質問に、
「何分くらい間隔が開くと覚えていられないか?」
というようなことです。
私は答えることが出来ませんでした。
親子でよくある世間話はもとより、長年、日常の会話をほとんどしたことがありませんでした。
認定の係りの方にその話をして、考えあぐね、それでも父の記憶力について話せる事で思いついたのが、昨年3月の伯父の法要でした。
伯父の一周忌の法要の席で、私と父は並んで座り、父は私に
「今日はどうした」
「これ何い(の集まりか)(の催しか)?」
と聞くので、
「伯父さんの法事よ」
と答えていたのですが、せいぜい5分経つと同じ質問を繰り返すという感じでした。
それで、その時で5分程度の記憶力だったと答えていました。
私は父の状態を把握していないこと。父も私には面倒を見てもらいたくないようだったので、私も見ないで来たこと。ただ、同居して家には常に居たこと。現在も日中は空けないで家にいること
そんなことを答え、そういった関係だった父が、今年なって私に介護を頼んだり、風邪から1月経っても食欲が戻らないので相当悪いのかと、総合病院へ行った経緯を説明したのでした。
診断結果も伝えました。担当のお医者様から係りの方に病状を伝えるようアドバイスされていました。
さて、父は、診察後熱も下がり、大きな病院へ行ったという安堵感からか落ち着いた雰囲気があります。
その後1日飲食しなかった日や、下痢をした日などもありましたが、概ねそれなりに元気なようです。
昨日、誤嚥を気にして冷たいジュースを与えたところ、結構飲みました。1回にストローで2、3口しか飲まなかったのが、グーッと飲んで、一気に250㏄程飲みました。パンなども5口ほど食べて、私が与えた場合では今までに無い食欲の多さでした。
一瞬、『○○水かな?』と、内心ひんやり
思いました。
読み逃してください。
お医者様も仰っていましたが、ある日ぐーっと悪くなって…なのかもしれません。先は読めません。
この話も読めない以前に、私が先を書くかどうか、書き物が好きなだけに書いていくだろうと思いますが、先は読めません。
少しずつの変化、ポツリポツリと。