かつて国土安穏寺のモミジはきれいだった。
年移り星流れて幾星霜、
過ぎし日の栄光は今いずこ。
すっかり寂しくなったけどそれを撮りに今も通っています。
境内の木々もすっかり秋の様相、
右にソメイヨシノ、左に十月桜が。
お邪魔したときはお掃除中、履き寄せられた落葉と
ツワブキがきれいです。
モミジの紅葉、
こじんまりとしたその姿を切り取っていきます。
赤くなった葉を狙って。
これくらいしか撮れません、
かつては空を覆っていた紅葉だけど。
鐘楼の向こうにも秋の景色が。
本堂の前にタムケヤマ(手向山)。
百人一首、「菅原道真」の歌から名前を取ったもみじ、手向山。
琴柱(ことじ)灯籠に赤い葉が一枚。琴柱灯籠は足が二股になっていて、
琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いた。
枝垂れ梅の黄葉、
この枝垂れ梅も毎年撮りに行きます。
天下長久山国土安穏寺。
徳川秀忠、家光父子が巡遊し御膳所となる。
寛永元年(1624年)徳川家祈願所位牌安置所となり
現寺号を賜り葵紋の使用も許された。
将軍家の御膳所寺院であり朱印地寺院であったこの寺には
将軍家に関係する由緒や伝承が多く存在している。
data:PowerShot G7X MarkⅡ 。 撮影 11月 24日 国土安穏寺