シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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クライバーの “田園“ 録音の品質は?

2023年02月06日 | 楽聖様は偉大です
左上から 4番 (バイエルン国立管 84)・5番 (VPO 75)・6番 (バイエルン国立管 83)。 下左は7番 (VPO 76)。 その右は『カルロス・クライバーのベートーヴェン第7番 決定打はどれ?』(2022/09/17 徳岡直樹氏投稿 32分 https://www.youtube.com/watch?v=tbhoHFlOXDc) からの映像。
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カルロス・クライバー指揮のベートーヴェン交響曲は4~7番の4曲しか残っていません。 他の番号を指揮したのかどうかも不明です。 実に稀有な指揮者ですね。

「田園」はライヴ録音のせいか (?) 優秀な録音とは思えませんでしたが、下記の記述で納得できました __「一時期話題になったこの “田園“ は、彼自身指揮するつもりはなかったが、息子にせがまれたため渋々指揮したという逸話がある。 死の前年発売された CD の音源は部分的にカルロスの息子が所有していたカセットテープからも取られており、娘のリリアンが解説を寄せている」(ウィキペディアから)

聴き物は第2楽章です。 メロディーが歌うような感覚で聴けます。

想像すると 客席での息子さんの “膝上 (ひざうえ) 録音“ なのでしょうか? 83年の演奏とありますが、63年かと思いました。 これほどのクオリティは、カラスの55年スカラ座における『椿姫』以来だと思います。 普通だったら市場には出ない類のものでしょう。
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指揮者 徳岡直樹氏が YouTube 投稿内で この「田園」について少し言及しています __「田園も1983年の貴重な貴重な録音が、何とこれ 私的なコピー。 90分のカセットテープにコピーされた音源から、2003年になってようやく CD になった。 実は 田園と7番の (オルフェオ盤) CD 化はクライバー自身のアイディア・希望によるものだった。

そして もう1つ不思議なのは、当初 オルフェオには極めて状態の良くないテープしか残っておらず、そこから CD に起こしたテスト盤を聴いて、クライバーも発売を諦めたといわれている …」__ といううわさ話しの紹介があります。

オルフェオ盤 CD は、「田園」以外は聴いていませんが、このような品質の CD を発売する会社なのかと思ってしまいました。 他ではいい録音 CD を発売しているので、オルフェオは玉石を並行発売する „要注意“ 会社かも知れません。

ですから これからこの「田園」を購入しようという人は、熱狂的なマニア以外 あまり期待しない方がいいでしょう。
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DG 盤のクライバー VPO の5・7番はセッション録音でまともです。 カラヤン BPO の最後の来日放送音源 (88年 NHK 録音が複数) も DG は発売しましたが、それらもまともだと感じました。 ただ フルヴェン BPO の『悲愴』カイロのライヴ録音盤 (51年 プライヴェート録音) はよくありませんでした。 このように プライヴェート録音は気をつけなくてはいけません。 プロ並みの技術・機材を持ったシロウトはいないのですから。

今日はここまでです。

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