左から 庄司紗矢香 (2009~14年録音)、千住真理子 (2019年)、メニューイン (70年)。 下はオイストラフ (62年) のヴァイオリン・ソナタ全集 CD 各種。
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アマゾンの閲覧歴から届いたメールに何種類ものベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ全集 CD が載っていましたが、あまりにも価格が違うのでいささか驚きました。
庄司紗矢香 (V)・カシオリ (P) ¥6,400 千住真理子 (V)・横川 (P) ¥3,338 ユーディ・メニューイン (V)・ケンプ ℗ ¥9,695 ダヴィッド・オイストラフ (V)・オボーリン (P) ¥4,180+¥4,180 (下段左 ※1) ¥2,289 (中央・中古品 ※2) ¥24,000 (右)
という具合です。 各奏者の市場価値の違いが販売価格の違いとなっているものと思いますが、よく解らないのはオイストラフの CD が10倍も違うのはなぜなのでしょうか?
右下のは PHILIPS のオリジナル・ロゴがありますから LP 盤かも知れません。 今 LP は CD よりもずっと高いですからね。 いい音質の LP なら CD に引けを取りません。 でも 宿命的な内周ヒズミがありますから、それを回避できるようなプレーヤーの持ち主でないと、内周でも高音質を維持するのは難しいと思います。
YouTube にこの中の5番『春』が投稿されていましたので、聴いてみました (2015/02/18 https://www.youtube.com/watch?v=nxNc2F_wsRQ)。 どうやら LP を再生した音源のようで、ちょっと古臭い音がしましたが 62年当時の音としては良好です。 パチパチ・ノイズも少ないです。
オイストラフ/オボーリンで検索して『クロイツェル』もヒットしました (2020/08/03 https://www.youtube.com/watch?v=55SZ5Fxhk6M)。 これも同様のようです。 どちらも同じ名前の人の投稿ですが、5年間隔なのが面白いですね。
『春』『クロイツェル』2曲をネット投稿音声を聴いて、やはり CD 版で聴きたくなりました。 投稿音声 (MP3) は良好だと思いますが、LP・CD 発売元は当然 プロの機材を使って 最良の缶詰 CD 音質に変換しているはずだからです。
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先日 新宿の中古店で、 ※2) が4箱もあるのを見つけましたが、上記価格の半分ほどでした。 けれど ジャケ・デザインが “お粗末っぽく” て、オリジナル・デザインの ※1) が適価で出るのを待つ事にしました。
他に ルノー・カピュソン、ウト・ウーギ、イザベル・ファウスト、オーギュスタン・デュメイなどのも置いてありましたが、なんでこんなにも 多くの奏者によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集に惹かれるのか、自分でも解りません。
最近 聴いた樫本大進 (V) の CD (Warner) は良かったですよ。 庄司のはもっと新しい録音ですから期待できそうですね。
今日はここまでです。