シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

ベー全集評価は第5出だしで決まり? (1)

2023年03月10日 | 楽聖様は偉大です
左から ロリン・マゼール指揮 BPO (1958) の『運命』(2018/04/15 投稿 https://www.youtube.com/watch?v=CYc3Cr4Ajw4)、カラヤン BPO (1939) の『悲愴』CD、1960年代録音の『運命・未完成』LP。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あらゆる交響曲全集の中で 最も有名なものは、間違いなくベートーヴェンでしょう。 さらに そのベートーヴェンの交響曲の中でも最も有名なものは、第5番『運命』といっても 異論はないと思います。

さらにさらに その第5番においても、誰でも知っているのが有名な出だしの “ジャジャジャ・ジャ~ン“ です。 これを聴くために聴衆は音楽会に足を運び、リスナーはオーディオ装置に耳を傾けるといっても過言ではありません (!?)。

しかも その緊張感は全曲を通して持続し、最後まで聴衆やリスナーを飽きさせません (同じく冒頭が有名な R. シュトラウスの交響詩『ツァラ』では、冒頭以外は結構とダレて聴いてしまうリスナーが多いのとは違います __ 私の偏見です)。
………………………………………………
従って ベートーヴェン交響曲全集の評価は、極端にいうと この “ジャジャジャ・ジャ~ン“ に掛かっているともいえますね。

過去において 色々な指揮者と管弦楽団の第5番レコード・CD・演奏を聴きましたが、何度聴いても、この曲に飽きが来る事はなく、何度も聴きたくなる魅力がありますね。 だから 作曲後二百年も経つのに、今だに愛好されているのでしょう。

私がレコード初期に耳を傾けて聴いたのが、カラヤン BPO の全集から (1961年) や、マゼール指揮 BPO の演奏 (1958) です。 マゼール (1930~2014) は当時28歳の若手指揮者で、よくもこんな若手に超有名曲を、しかも有名楽団を振らせて録音したよなと驚きました。

カラヤンが初めて BPO を振ってレコード録音したのが1939年 31歳 (曲はチャイコ6番『悲愴』) ですから、BPO 録音指揮者年齢記録 (?) を破っているんですね。

昔聴いた LP 盤のマゼールの第5はもう手元になく、YouTube で見つけたので聴いてみましたが、立派な演奏だと思います。 ただし 投稿のは CD ではなく LP からの再生音らしく、“時々ゴミをはじく“ 針の音っぽいのが聴こえるのが愛嬌です。

緊張感と音質はカラヤン盤より劣ると思います。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ウィキペディアから __ ロリン・マゼール (1930~2014) は、フランス・パリ近郊に生まれ、アメリカ出身の指揮者・ヴァイオリニスト・作曲家。 ピッツバーグ大学卒業。

1952年 イタリアに渡りバロック音楽を研究、翌年カターニアでヨーロッパ・デビューを飾り、1960年にはバイロイト音楽祭に史上最年少で登場、『ローエングリン』を指揮した。 1963年にはザルツブルク音楽祭にデビュー、チェコ・フィルとのコンサートでは、ヴァイオリンを弾きながら指揮をする「弾き振り」で話題となった。 1965年にはベルリン・ドイツ・オペラとベルリン放送響の音楽監督に、1972年にはクリーヴランド管の音楽監督に、1982~1984年にはウィーン国立歌劇場の総監督に昇りつめたが …
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
今日はここまでです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。