シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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大作曲家は多作でも同工異曲は少ない?

2022年02月06日 | 楽聖様は偉大です
『好きだけど恋人には NG? ベートーヴェンのモテ度を聞いてみた!』(https://www.shimamura.co.jp/happyjam/post/205) からの画像。
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モーツァルトは 600曲以上、ベートーヴェンは 120曲以上 (作品番号なしは 200曲以上)、シューベルトは 1,000曲以上もの曲を作曲しています。 よくも似た曲にならなかったものだと、シロウトの私は感心してしまいます。
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『クラシック音楽、堂々と“盗作” する唯一の方法 …』(1月22日 Business Journal ※1) __ それは変奏曲です。 最初に短く、覚えやすいメロディーをテーマとして その曲を少し変化させた第一変奏曲、もう少し変化させた第二変奏曲と続けて …
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作曲が本業である作曲家が、過去に作曲した曲と似た傾向の曲を作曲してしまう事はありがちだろうと想像しますが、やはり そうした批判が出ないよう 作曲家は自作品に厳しく向き合い、同工異曲を作ったとしても、自己批判してそういった作品を破棄するのでしょう。

ハイドンは104曲もの交響曲を残しましたが、これとこれは似ているとはいわれませんね (ただし 104曲すべてが名曲だとは聞こえてきませんが)。 私の好みの曲調ではないので、残念ながら 皆 同じように聴こえてしまいます。
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ベートーヴェンの第3交響曲『英雄』終楽章に使われた主題は、”エロイカ変奏曲” として知られ、ベートーヴェンは4回も使い回して作曲しています。
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ウィキペディアから __ この曲の主題はとくに作曲者が気に入っていたもので、4度にわたって使用されており、12のコントルダンス WoO 14 の第7曲、バレエ音楽『プロメテウスの創造物』作品43のフィナーレ、創作主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 作品35、最後に流用されたのが交響曲第3番《英雄》作品55 の終楽章である。
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やはり 気に入ったメロディーは手を変え 品を変えて、変奏曲として多くの作品に使いたくなる心情は理解できます。 例えば 作りすぎた “好きな料理” を、冷凍庫にストックしておいて 何回かに分けて食べる場合に、それぞれに少しずつ違う材料を加えて違う味を楽しむのにも似ていませんか?

ベートーヴェンは楽想が湧くと、夜中でも自室内を歩き回って構想を練ったともいいますから、作曲に対する執念も相当に強かったと想像します。 60回以上引越しを繰り返したという逸話は、階下の住人から<夜中に足音がして眠れない …>などの抗議が出たため 引っ越さざるを得なかったのが原因ではないでしょうか。

何だか 殆どベートーヴェンの話しになってしまいました。
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有名なピアノ小品曲『エリーゼのために』は作品番号なしです (が、WoO 59 の認識番号が与えられています)。 原稿はテレーゼ・マルファッティの書類から発見されたものであり、テレーゼはかつてベートーヴェンが愛した女性であったから、悪筆などの原因で「テレーゼ (Therese) のために」という曲名が「エリーゼ (Elise) のために」となったという説があります。

ベートーヴェンはバガテル Bagatelle としてテレーゼに “手軽に書き贈った” のでしょうが、それが世に出て こんなにも有名になるとは考えてなかったでしょうね。
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ウィキペディアから __ バガテルは、クラシック音楽で器楽 (ピアノ) のための性格的小品 (キャラクターピース) の一つ。 バガテルとは、「ちょっとしたもの」「つまらないもの」という意味で、転じて軽やかな内容の小品を示す。 日本語訳として断章とも。
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今日はここまでです。

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