シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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日本人歌手は世界に通用する?

2023年09月04日 | 音楽界よもやま話
左から キューピッド、車田和寿氏の投稿ビデオ。
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ラジオのニュースを聞いていて、違和感を感じました __「ビッグモーターが …」のはずが、何度聞いても「ビックモーターが …」に聞こえるのです。 日本人には単語の最後が濁音になると、発音が曖昧になり、濁音が飲み込まれて “濁音なし“ に聞こえる傾向があるようです。 発声の訓練を受けたアナウンサーでも、です。

「ベッド」もそうです。「ベット」に聞こえることが多いです。「ベットカバー」とか。

「キューピッド」では綴りそのものを間違えて、「キュービット」と書く人もいます。
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クピードー (Cupido) は、ローマ神話の愛の神。 日本語では長母音を省略してクピドとも表記される。 アモール (Amor) とも呼ばれる。 日本では、英語読みのキューピッド (Cupid) やキューピットで知られる。
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以上は外国語単語を日本人が話すのですから、日本語のくせが出てしまうのは避けられません。 いちいち指摘するほどでもありません。 日本人同士なら解っていますから、問題にはならないのです。

しかし 外国人には解りづらいと思います。 昔 私が現役だった頃、先輩と米国出張に行った際、先輩が機上でスチュワーデスに「コーヒー、コーヒー」と注文したら、「コーク? (Coke?)」と返され、私が「カフィー (Coffee)」と英語っぽく伝えて、やっと通じました。
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と、ここまでは笑い話しですが、次の話しは深刻です。
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『これが現実! 世界で活躍する日本人声楽家が少ない理由! 上達の近道は日本人を取り巻く厳しい現実を知る事から!』(1年前 https://www.youtube.com/watch?v=rAMkEKhsa0s) __ 車田和寿 歌の翼に
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ドイツ語圏のオペラ劇場で歌っていた 声楽家の車田和寿氏が述べている投稿内容を聞いて、納得しました。

欧州で活躍するアジア人歌手の中では 韓国人が圧倒的に多く、次いで中国人となり、日本人は少ないというのです。 なぜかというと、日本人歌手は日本語のクセが抜けず、それが原因で変な筋肉が強化され、異質な声として受け入れられない人が多いそうです。

欧州で歌う言語はイタリア・ドイツ語を始めとして、フランス語そのほかとなるでしょう。 オペラそのものがイタリア・ドイツで歌われる事が圧倒的に多いからです (英語は共通語や交渉事で必須でしょう)。 日本語の歌は日本国内でこそ聞かれますが、日本国外で聞く事はマレでしょう。 

逆に 外国生まれ・外国育ちの外国人が歌舞伎の演技をし、舞台上で演目の口上を話すとしたら、かなりの違和感が生じると想像できます。

モンゴル力士が多い大相撲ですが、あの競技は言葉を発せず、顔立ちも日本人に似ているから違和感がないのです。
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残念ながら、日本人作曲による日本語の “名曲オペラ“ は存在せず、イタリア・ドイツ語ものの名曲オペラが殆どですから、日本人歌手がイタリア人・ドイツ人歌手の中で、存在感を発揮するのは並大抵の事ではないと思います。

楽器で勝負するのなら、言語の壁は少ないでしょうから、まだ活躍の場は多いと想像できますが、確かに歌手はハンディが多すぎますね。 でも 日本人歌手だって、やっぱり歌いたいんですね __『乾杯の歌』を原語のイタリア語で。

今日はここまでです。


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