上左は「イタリアのヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ」(Warner 1997年) とアッカルド、下左は「フルート曲集:ヴェニスの謝肉祭」(PHILIPS 1992年) とイレーナ・グラフェナウアー (Fl)、マリア・グラーフ (H)。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イタリア人のヴァイオリニストというと ウト・ウーギとサルヴァトーレ・アッカルドの名前が浮かんできます。 後者の小品集の CD を聴いてみました。 曲目は __
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・シャコンヌ (ヴィターリ)
・悪魔のトリル (タルティーニ)
・協奏曲3番 (ロカテルリ)
・ヴェネツィアのカーニヴァル (パガニーニ)
・セレナード (レンディーネ)
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と 10分以上の曲ばかりです。 このうちパガニーニ曲を聴いていたら、以前別の CD でも聴いたメロディだったと記憶が蘇ってきました。 それがフルート曲集の中の同名の曲です。
・幻想曲 (フォーレ)
・4つの中世の舞曲 (ローベル)
・3の小品 (イベール) ・ロッシーニの主題による変奏曲 (ショパン)
・夜の歌 (サルセド)
・牝山羊の舞曲 (オネゲル)
・死せる王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)
・5つの小二重奏曲 (フランセー)
・ヴェニスの謝肉祭 (ジェナン)
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ジャケにはジェナン作曲とだけあり、原曲が誰か記述がありませんが、メインのメロディは間違いなくパガニーニです。 フルート曲だけあって 導入部はジェナンのオリジナルらしいです。 この CD では、この曲が目玉で タイトルもこの曲ですね。 この曲の中で フルート二重音などの高度なテクニックも聴けたりして、名人芸を楽しめます。 グラフェナウアーは何枚も CD を出してますから、見つけたら また買ってみたくなりました。
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イレーナ・グラフェナウアー (Irena Grafenauer 1957〜) は、スロベニアのリュブリャナ出身のフルート奏者。 カールハインツ・ツェラーとオーレル・ニコレに師事した。 1974年ミュンヘン国際音楽コンクール3位、1978年ジュネーブ国際音楽コンクール1位、1979年にはミュンヘン国際コンクールで1位なしの2位となっている。 オーケストラの楽団員やソリストとして活躍中である (ウィキ)。 1957年 旧ユーゴスラビア連邦(現スロベニア共和国)の首都リュブリアーナ生まれのフルート奏者。 生地のアカデミーでボリス・チャンパに、ハンブルクでカールハインツ・ツェラーに学び、その後フライヴルク大学でオーレル・ニコレに師事した。 ジュネーヴ、ミュンヘン両国際コンクールを初め、受賞歴多数。 1977年からバイエルン放送響首席奏者を務める。 1987年よりザルツブルク・モーツァルテウムの教授として後進の指導にあたる傍ら、ソリストとしても活躍。 その艶やかな音色と磨きぬかれた技巧で、ニコレの後継者との呼び声も高い。 2012/07/30 (2019/07/30更新) (CD ジャーナル)
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師事した教師は2人とも 元ベルリン・フィルの主席フルーティストです。
今日はここまでです。